<お悩み>孫に甘いじいじ。食事前にお菓子をあげないで
ときどき義理の実家に子どもを預かってもらうのですが、義父が勝手にお菓子を与えてしまいます。食事前にお菓子を与えたり、まだ食べさせていなかった飴やチョコを勝手に解禁したり…。注意したら「わかった」と言うけれど、「じいじ、ちょうだい」と言われたら結局断れないようで…。
(38歳・既婚・2歳女児&6歳女児/医療)
<お答え>たまにのことなら諦めるのも手。でも、癖にならないようメリハリを
うちは実母がコレだったんです、ご飯の前に絶対食べさせるんです。
「もうすぐご飯だよ」って言っているのに、孫に「何か食べたい」って言われたら「何食べる?」って。「今からご飯食べるのに」って言っても、「ちょっとぐらい、大丈夫大丈夫」と言って、おせんべいやみかんをあげるんです。結局お腹いっぱいになって、ご飯をあまり食べない。
かわいすぎて、断られへんのでしょうね。だから、うちは諦めました。大阪と東京でそんなに頻繁じゃなかったので、毎日だったらご飯食べないのは困るけど、たまにならいいかと思うことにしたんです。
頻度にもよりますけど、それもお父さんの楽しみでもあるから、あんまりギャンギャンって言うのはやめたほうがいいかもしれないですね。そこはちょっと泣くというか譲る気持ちもありかなあ。
孫に「お菓子ちょうだい」って言われたとき用のお菓子を渡しておくといいと思います。お腹にたまらない小さいお菓子とか、体に優しそうなお菓子とか。
私の場合は、子どもには「おばあちゃん・おじいちゃんの家だけだよ」と言い、母にもお菓子を与えるときに「うちだけだよ」って言ってもらうようにしていました。そう言い聞かせていたら、うちの子は私にはちょうだいって言わなかったですね。
ガチャガチャとかも「パパはするかもしれないけど、ママはしないよ」って言っていたらわかっていました。毎日スーパー行ってそのたびに300円とか500円とか使っていたらきりがないし、集めてもすぐ飽きるし(笑)。だんだん、〝ママはお菓子もお金もなくて貧乏〟みたいな扱いになってくるんですけど、それでいいわと思って。何かねだられても、「ママお金ないねん」と言って、そういうキャラになっています。
飴やチョコを勝手に解禁はやめてもらいたいですね。勝手にいろんなものをあげると今までの努力が台無しになるんですよね。せっかく我慢させてきたのに。
虫歯とかアレルギーのこととかもあるし…。「虫歯になったで」とか、「アレルギーで友達が大変なことになった」と言ったりして、勝手な解禁はやめてもらいましょう。
取材・文/赤木さと子(スタッフ・オン) 写真/田中麻以
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放送作家
野々村友紀子
1974年生まれ。吉本総合芸能学院(NSC)卒業後、芸人として活動しその後現職。バラエティ番組の企画構成などを手掛ける。夫はお笑いコンビ、2丁拳銃の川谷修士さん。中学生と小学生の女の子を育てるワーママでもある。テレビ出演も増加中で、夫の相方への的確なダメ出しが話題に。現在はコメンテーターとしても活躍中。著書に『あの頃の自分にガツンと言いたい』『強く生きていくために あなたに伝えたいこと』(産業編集センター)、『パパになった旦那よ、ママの本音を聞け!』(赤ちゃんとママ社)、『夫が知らない家事リスト』(双葉社)。近著に『夫婦喧嘩は買ったらダメ。勝ったらダメ。』(産業編集センター)オフィシャルブログ「野々村友紀子の目から血出るくらい読んでブログ」
衣装協力:Loungedress