【目次】
・髪をバッサリ切りたくなるときって?
・ショート・ボブのおすすめヘアスタイル
・セミロングのおすすめヘアスタイル
・前髪をつくるのも手段のひとつ
髪をバッサリ切りたくなるときって?
髪を切りたくなる心理
人が「髪を切りたい」と感じるとき、その心の奥にはいくつかの共通する心理が潜んでいることがあります。
中でも多く見られるのが、「ストレス発散」「気分転換」といった、現状を変えたいと願う心理です。これは、見た目を変えることで内面にも変化を起こそうという深層心理の働きの一つです。一方、「今のヘアスタイルに飽きた」「気に入ったヘアスタイルを見つけた」と言う理由から髪を切りたいと考える人も多くいます。この場合、心を動かしているのは心理的な理由よりも、「より美しくありたい」という美意識からくるものです。
なぜ髪なのか?
先述のとおり、「ストレス発散」や「気分転換」を目的に髪を切りたいと感じる人は多いものですが、では、どうして人はその手段として髪を切ることを選ぶのでしょうか?
その理由としてまずあげられるのが、「ヘアスタイルには、見た目の印象を大きく変える力があるから」です。実際に、「ロングヘア=女性らしい・上品で落ち着いた人」「ショートヘア=中性的・活発でサッパリした人」と言うイメージは、社会に広く浸透しています。それを逆手にとって、自分のイメージやキャラクターを変えるための手段として髪を切ろうと考えるのは自然なことです。また、髪はたとえ切ったとしてもいずれは再び伸びるものです。「失敗してもなんとかなる」と考える人にとっても、髪を切るのはちょうどよい選択なのかもしれません。
ショート・ボブのおすすめヘアスタイル
セミロングからバッサリカットでおしゃれマッシュ
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「ショートにするのに抵抗はあまりありませんでした。よかったのは、パーマをかけたこと。ストレートショートは子供っぽく見えますが、これなら雰囲気が出ます」浅川文乃さん(35歳・看護師)
こんな人にオススメ how to order
前髪は奥からつくり、耳下に向けてマッシュラインに。襟足はショートグラデーションにして、後頭部をふっくらと。トップは根元を内に巻き込み、サイドと襟足は外ハネのパーマをかける。
after side 浅川文乃さん(35歳・看護師)、髪をバッサリ切って変身します!
セミロングからショートボブにチェンジ
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「会社員なので、定番のきれいめ服に合うようなロングヘアをキープ。乾燥してパサつくのが悩みです。髪の量も多いので、短くすると広がらないかと心配…」佐藤亜紀さん(35歳・I T関連会社勤務)
こんな人にオススメ how to order
顔周りの髪があご下の位置にくるようにラインを決め、ブロッキングして後ろからカットしていく。全体のベースが決まったら、すきばさみを使って髪の中間部分を毛量調節。トップにレイヤーを入れ、シルエットに丸みを出す。前髪は眉下で、流しやすいように整える。
After 佐藤亜紀さん(35歳・I T関連会社勤務)がショートボブになるまでの一部始終をドキュメントでお届け!
小顔見えも叶う上品なショートスタイル
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「短くしたい気持ちはあったのですが、〝おばさんぽくならないかな〟と心配で。でも杞憂でした! 女性らしさを感じられるショートで、思った以上の仕上がりです」石井まきさん(33歳・不動産会社勤務)
こんな人にオススメ how to order
リップラインのショートボブベース。後頭部は丸みが出るようにグラデーションに。前髪は鼻くらいの長さに設定し、立体感が出るように独立させてカットする。
After side 石井まきさん・33歳。これからショートにしますが、おばさんぽくなりそうで心配です。
ワックスだけでスタイリングが決まるパーマスタイル
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「クセ毛に悩まされてきましたが、これならスタイリングも楽々。シャンプーやドライなども時短でき、面倒になりません。髪の広がりも気にならなくなりました」二木絢子さん(38歳・歯科医師)
こんな人にオススメ how to order
前髪を目の下でやや丸みをつけつつ斜めにカットし、後頭部からサイドは水平ラインに。襟足は短く段をつけておさめる。直毛の場合は、ボディパーマをかけて。
after side 二木絢子さん(38歳・歯科医師)が田丸麻紀さん風ショートに変身!
ロングヘアからの美人ショート
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ショートにすると全身に占める黒の面積が小さくなるため、スタイルよく見えることもありそう。「日本人は、耳周り、特に耳の後ろに毛量がたまりやすいんです。ここが重くなるとショートでも形が崩れやすくなるので、きちんと毛量調節をしましょう」と『S. HAIR SALON』の代表を務める植田高史さん。
after side
「表面の髪を長めに設定しているので、ショートカットでもスタイリング次第でいろんな雰囲気がつくれますよ」と植田さん。大人のショートは、<内側を短く、表面は長く>というのが鉄則のよう。表面のほうが長いため、毛先が自然と内巻きになり、丸みのあるシルエットになるんです。今回は、毛先にカーブがつく程度に軽く巻いてから薄くバームをつけただけの抜け感スタイリングで仕上げました。
クセあり、多毛の美人エディター、髪を切る。扱いやすくておしゃれなショートヘアまでの道
セミロングのおすすめヘアスタイル
20cmカットとレイヤーで軽やかな黒髪セミロング
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モデル・杏奈のカット前のスタイル。多毛の黒髪だから、ロングだと重く見えがち…。髪質は、広がりやすくてまとまりにくいのだとか。
こんな人にオススメ after side 美人度増し増し!髪を切るだけでこんなにあか抜ける!モデル・杏奈の大人ボブ【美人系ボブにしてみよう】
前髪をつくるのも手段のひとつ
隙間バングでやわらかなムードに
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桐生繭子さん(会社員・40歳) 長らくトレンドだった長め前髪のかき上げヘアは、ともすると大人をきつく見せてしまう可能性も。広く出したおでこは顔が大きく見える原因にもなるので、前髪はつくったほうがベター。
after
「女性は年齢を重ねると、だんだんと顔立ちにキツさがあらわれてしまうもの。そんな人は、前髪をつくり、透け感をキープしながら顔を丸いシルエットに整えることで、やわらかい雰囲気にシフト可能です。目の上スレスレの長さに整えれば、目力もグンと高まります」(Belle Ginza 飯田尚士さん)