【目次】
・面倒見がいい人の特徴って?
・面倒見がいい人の心理とは
・面倒見がいい人の長所・短所
・面倒見がいい人になろう
面倒見がいい人の特徴って?
人はどのようなときに「この人は面倒見がいい」と感じるものなのでしょうか?面倒見がいい人には、いくつかの特徴があります。具体的に見ていきましょう。
人によって態度が変わらない
相手が誰であろうと同じ態度で接するのが、面倒見がいい人の大きな特徴です。仲がよい人や古くからの知り合いなど、特定の相手に対して親切な人はたくさんいます。しかし面倒見がいい人は、人によって態度を変えるようなことはありません。
例えば新しく上司になった人や転校生のママ、通りがかりのお年寄りなど、よく知らない人に対しても同じように世話を焼きます。損得勘定や自分の好き嫌いは関係なく、人とのかかわりを深めることを楽しんでいるのです。
柔軟性がある
面倒見がいい人は、どのような状況にも柔軟に対応できる力を持っています。チームで同じ仕事を進めていても、作業のスピードやつまずくポイントは人それぞれです。みんなと歩調が合わなくて足を引っ張ってしまう人がいると、チーム全体がダメージを受けます。そんなとき、面倒見がいい人は遅れそうな人や、やり方が分からなくて困っている人をすぐに見つけて、手を差し伸べます。
その人に合った改善策を提案したり、自らみんなのフォローにまわったりと、状況に応じて柔軟に対応できるのです。その結果仕事がスムーズに進み、周りからも「あの人は面倒見がいい」と一目置かれるようになります。
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周りをよく見ている
面倒見がいい人は視野が広く、周りをよく観察しています。そのため困っている人がいたら、すぐに手助けできるのです。また、人の様子に敏感で、他の人が気付かないような、ちょっとした変化も見逃しません。職場で毎日顔を合わせている人はもちろん、たまにしか会わない友達にも、前回と様子が違う場合はすぐに気付いて「どうかしたの?」と声をかけます。気付いてもらえた本人はもちろん、周りからも「よく見ているな」と感心されます。
面倒見がいい人の心理とは
面倒見がいい人を見ていると、なぜそんなに他人のために行動できるのかと、不思議に思うことはありませんか?人の役に立ちたいという気持ちがどこから来るのか、面倒見がいい人の心理を探ります。
困った人をつい助けたくなる
面倒見がいい人は基本的に優しいので、困っている人を見ると放っておけません。普段から周りをよく見ているため人の異変に気付きやすいうえに、気付いた以上は放っておけず、つい助けたくなります。
例えば急いで駅に向かっているときに、道が分からず困っている人がいたら、遅刻することを覚悟で声をかけることも。それも相手が目的地にたどり着けるように、丁寧に道案内をするのです。自分が急いでいるからといって、困っている人を見捨てるようなまねはできません。面倒見がいい人からは、自分のことは後回しにしても子どもの世話を優先させる、母親のような包容力を感じます。
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人の喜ぶ顔が好き
面倒見がいい人は、他人が幸せになることが自分にとっても幸せだと考えています。お世話をした相手がうれしそうな顔をしたり、喜んでくれたりすることが大好きなのです。その根底には、過去に人助けをして感謝された経験や、自分が苦労してきたため人にはつらい顔をしてほしくないという強い思いがあるのかもしれません。
面倒見がいい人の長所・短所
人には必ず長所と短所があるものです。面倒見がいい人にも、見習うべき長所と、気を付けたい短所があります。それぞれについて、具体的に見ていきましょう。
思いやりがある
面倒見がいい人は他人の気持ちに共感し、思いやる力を持っています。相手を思いやることで、その人が何に困っているのかが分かり、的確なアドバイスができるのです。他人を気遣うだけでなく、自分自身が他人に迷惑をかけないように注意しているのも見習うべきポイントです。もちろん、世話をした相手に見返りを要求したり、自分の評判を高めたいと考えたりすることもありません。
自分に何のメリットがなくても、進んで人の役に立ちたいという思いやりが、面倒見がいい人の最大の長所といえます。
お節介になってしまうことも
面倒見がいい人はよく気が付くため、相手の先回りをしがちです。このため、よかれと思ってしたことが、相手にとってはただのお節介になってしまう場合もあります。例えば仕事をゆっくりやる人が、必ずしも困っていたり自分の仕事が遅くて悩んだりしている訳ではありません。じっくりと考えながら、自分のペースで進めていることもあるでしょう。
そのような人を手助けしても、相手はペースを乱されたと感じ「余計なことをしないでほしい」と思う可能性があります。相手が求めているかどうかにかかわらず、つい世話を焼いてしまう点が、面倒見がいい人の短所といえます。
面倒見がいい人になろう
お節介な一面はありますが、面倒見がいい人は思いやりにあふれており、とても魅力的です。グループ内に面倒見がいい人が1人いるだけで、何事もスムーズに進み、周りの雰囲気もよくなります。みんなの役に立つような面倒見がいい人になるためには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。押さえておきたいポイントを解説します。
さりげないフォローをして
他人の仕事を手助けしたり、ミスをカバーしたりしたときに、自分の手柄にしないのが面倒見がいい人のよいところです。自分がしたことをアピールしないばかりか、相手のミスが周りに知られないようにと気を遣ってくれます。
仕事が遅れたりミスしたりすることは誰にでもあるという広い心を持っており、いちいち揚げ足を取るようなことはしません。それよりも、一緒になってピンチを乗り切る方が相手も傷つかず、みんなのためになると知っているのです。真に面倒見がいい人になりたければ、された本人も気付かないくらいのさりげなさを目指しましょう。
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相手の気持ちを考えて行動を
面倒見がいい人を目指そうとするあまり、ただのお節介になってしまうと本末転倒です。困っている相手にむやみに手を貸すのではなく「どんなことをしたら喜んでくれるのだろう」と、冷静に考えてみましょう。
もしかしたら何もせずに見守る方が、相手のためになるかもしれません。また、いつでも面倒は見るけれど、深入りはしないという姿勢も大切です。何にでも首を突っ込んで世話を焼こうとすると、親切の押し売りをしているだけと受け取られてしまいます。お節介にならないためには、相手の気持ちになって動くことが重要です。
見返りは求めないで
人は他人のために何かをしたときは、心のどこかで見返りを期待するものです。お礼の言葉が聞きたいだけの場合もあれば、恩を売っておきたいという下心を持っている場合もあります。しかし面倒見がいい人は、見返りを求めて世話を焼くことはありません。自分にとってメリットがないばかりか、損をすることが分かっているときでも、進んで手を差し伸べます。
相手が喜んでくれればそれでよいと思っているため、お礼なども受け取ろうとはせず「当たり前のことをしただけ」とさらりと受け流します。面倒見がいい人を目指すなら、見返りは求めないのが鉄則です。
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