【迚も】誰もが知ってるこの漢字の読み方とは?
これまでの漢字クイズで出てきました【頗る】の類語でもある【迚も】。
この言葉にはさまざまな使い方があります。
【頗る】の類語として使う場合は「努力の成果が出て迚も嬉しい」など。
別のパターンで使う場合は、「迚もじゃないがこれは食べ切れない」という表現の仕方もあります。
みなさんも何度も口にしたり聞いたことのある言葉です。
【迚も】の読み方分かりましたでしょうか?
正解は…
【とても】
でした!
【迚も:とて‐も】
《「とてもかくても」の略》
1.(あとに打消しの表現を伴って用いる)
どのようにしても実現しない気持ちを表す。どうしても。とうてい。
「―食べられない量」「―無理な相談」
2.程度のはなはだしいさま。非常に。たいへん。とっても。
「空が―きれいだ」
3.結局は否定的な結果になるという投げやりな気持ちを表す。どうせ。しょせん。
4.よりよい内容を望む気持ちを表す。どうせ…なら。
〔補説〕「迚」は国字。
「とてもかくても」とは…?
普段よく聞く言葉の【迚も】には、上記では《「とてもかくても」の略》という説明がありました。聞き慣れない言葉ですが、一体どのような意味なのでしょうか?確認してみましょう!
【迚も斯くても:とても‐かくても】
1 いずれにせよ。どっちみち。
2 どのようにしてでも。どうあろうと。
(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
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