【屈む】「か」から始まるあの動作!
【屈折】や【屈強】などに使われる【屈】には訓読みもあります。簡単な漢字なだけに分かりそうな気もしますが、皆さんは正しく読めますか?
ヒントは、腰や足の動き・しゃがむ。
例えば「子どもの視線に合わせて屈んで会話をする」など。
分かりましたでしょうか??
正解は…
【かがむ】
でした!
【屈む:かが・む】
[1]
1.腰などが前に曲がる。
2.腰やひざを折り曲げて姿勢を低くする。しゃがむ。
[2]
「かがめる」の文語形。
〔用法〕かがむ・しゃがむ――「前の人はかがんで(しゃがんで)ください」などでは相通じて用いられる。
◇「かがむ」は「前かがみの人」などのように前傾の姿勢をもいうが、「しゃがむ」はひざを曲げ腰を落とすからだ全体の動作を表す。「道ばたにしゃがんで話し込む」
◇類似の語に「うずくまる」がある。「うずくまる」は頭も前に曲げ、からだ全体を丸く小さくする動作で、「物陰にうずくまる」「子犬がうずくまって寝ている」などと用いる。
【屈む】の類語~慣用句~
【屈む】には言葉からイメージできる「膝」という漢字を使った慣用句があります。その中から2つ紹介!
その1:膝を抱く
【膝を抱・く:ひざをだく(いだく)】
1.自分の膝をかかえる。ひとりでさびしくいるようすにいう。
2.嘆願する。頭を下げて願う。
その2:膝を折る
【膝を折・る:ひざをおる】
1.膝を折り曲げて、かがんだり正座したりする。
「―・って座る」
2.相手の前に身を屈する。また、相手に頭を下げる。
「―・って頼む」
(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
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