そもそも「ダメ人間」って?
そもそもダメ人間とは、何をもってそう呼ばれるのでしょうか。みなさんは、物事がうまくいかないときに自分のことをダメ人間だと責めていませんか?女性約100人にリサーチしてみました。
【質問】自分を「ダメ人間」だと感じ責めてしまうことは?
・よくある…21%
・たまにある…33.6%
・あまりない…29.4%
・ほとんどない…16%
※アンケートは30~49歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数119名。
「よくある」21%、「たまにある」33.6%で、54.6%の人が自分のことをダメ人間だと感じて責めてしまうことがあると回答しました。どんな理由から自分はダメ人間だと感じてしまうのでしょうか。体験談もご紹介しましょう。
【体験談】自分を責めてしまうのはなぜ?
・同じ失敗をしたり、良くない、やらなければいけないと分かっていてもやらなかったりするから(40代・神奈川県)
・自己肯定感が低いため。何をしても自信がない(40代・東京都)
・掃除や片付けが出来ていない時にダメだと思う(40代・埼玉県)
・だらけてしまうことが多いとき(30代・千葉県)
「ダメ人間」の特徴とは?
「ダメ人間」といわれる人には、いくつか共通した特徴があります。「ネガティブな発言が多い」「時間にルーズ」「何事も長く続かない」などが代表的な特徴です。
ネガティブな発言が多い
ダメ人間といわれる人は、ネガティブな発言ばかりしてしまいます。「自分にはできない」「頑張っても変えられない」など、後ろ向きで暗い発言を繰り返しがちです。
ネガティブ発言の多さは、自己肯定感の低さから生まれます。基本的にマイナス思考であるため、多くのシーンで自分が成功するビジョンを描けない傾向にあります。
何かに挑戦するときにも「ダメに決まっている」と思い込んでしまい、結果的に失敗してしまうことになりかねません。「やっぱりうまくいかなかった」と、悪循環に陥ることもあります。悪い方にばかり考えたり心配しすぎたりする言動は、自分にも周囲にもマイナスの影響を与えてしまいがちです。
時間を守れない
時間にルーズな点も、ダメ人間といわれる人の特徴の一つです。約束した期日に間に合わなかったり、待ち合わせ時間に遅れたりといったミスを繰り返します。
時間を守れない人の多くは、嫌だと感じる仕事や家事などを後回しにしがちです。期限が迫ってきてから着手し始めるため、ギリギリのタイミングで終わったり間に合わなかったりします。
ダメ人間といわれる人は、時間を守れなくても「次はしっかりしよう」と反省できません。「また時間を守れなかった」と自責の念に駆られ、自分を追い込んでしまいます。
継続することが苦手
自分はダメ人間だと感じていると、一つのことを長く続けられない傾向があります。最初は意欲があって始めたことも、忍耐力がないためすぐに飽きてしまいます。
多くのことに対してネガティブに考えてしまうことが、忍耐力や継続力につながらない大きな原因です。「つまらない」「つらい」と感じやすいため、人任せにしたり投げ出したりしてしまいます。
職場や家庭でも、自分が任されている仕事や家事・育児にやりがいや楽しさを感じられなければ、愚痴が多くなりがちです。習得したいことがあっても、集中してやり遂げられないためなかなか身に付きません。
▼あわせて読みたい
ダメ人間と自分を追い詰めないで
自分をダメ人間だと思ってしまう人には、失敗するたびに自らを追い込む傾向があります。自分を責めるのではなく、反省する意識を持つことが大切です。
自分を追い詰めてしまう人の特徴
自分を責めてしまう人の特徴として、他人と自身をすぐに比較してしまうことが挙げられます。周りにうまくいっている人がいると、自分に足りない部分ばかり目がいくようになります。
なかなか自信が持てないことも、自らを追い詰める人の特徴の一つです。悪い点ばかり意識してしまい、自分を許せない気持ちに陥ってしまいます。
真面目すぎる人や責任感が強い人、几帳面な人も自分を追い詰めてしまう傾向があります。精神的な余裕を持ちにくく、自らのこだわりや価値観と違うことに対してストレスをためやすいのが特徴です。