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2023.09.08

使いこなせたらかっこいい!「ご高覧」ってどういう意味?由来、使い方、「ご査収」とは別?

 

ビジネスシーンでよく耳にする「ご高覧」というフレーズですが、使いこなせたらかっこいいですよね。今回は意味を始め、由来、使い方、「ご査収」との違いまでをご紹介していきます。

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「ご高覧」とはどういう意味?

ビジネスの場面でよく見かける「ご高覧」という言葉、読み方は「ごこうらん」です。スムーズに使えたらかっこいいですよね。ここでは、正しい意味について解説していきます。

ご高覧

「ご高覧」は「ご覧ください」をより丁寧にした言葉

「高覧」とは、「相手を敬い、その人を見ること」という意味。この言葉に、さらに尊敬の意味を表す「ご」をつけているため、より丁寧にかつ最大級に相手を敬っていることがわかります。

「ご覧ください」の「ご覧」は見ることの尊敬語を意味します。また、「ご覧ください」の「ください」は、補助動詞として付属的な意味を添えているだけです。

このことから考えると、敬う意味が二重に込められた「高覧」は「ご覧ください」よりも丁寧だということがわかります。

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三国志と関係がある? 

三国志の武将に「高覧」という人物がいましたが、今回は関係がありません。この言葉の由来になっているというわけではないので、誤解しないようにしましょう。

ちなみに、高覧という人物は中国後漢時代末期の武将で、一騎打ちをするなど、強くて勇気のある武将だったようです。

「ご高覧」をビジネスで使うときの注意点

目を通していただきたいものがある場合にとても便利な「ご高覧」。しかし、ビジネスの場面で誰に対しても使えるというわけではありません。以下に注意点を挙げていきます。

「ご高覧」は同僚や部下には使わない

「ご高覧」は、とても丁寧に相手を敬う言葉です。そのため、同じ会社の同僚や部下には使用しません。大切なお客様や上司など、目上の方に使用する言葉なので注意しましょう。

「ご高覧」は目上の人であっても、身近な人には使わない。

直属の上司など、自分より目上であっても身近な存在の人に「ご高覧」を使用すると、不自然で硬い表現になってしまいます。身近な目上の人には「ご覧ください」を使用する方が自然です。自分と相手の関係をよく考えて使用しましょう。

「ご高覧」の後は、「賜る」「いただく」「供する」

「ご高覧」は名詞です。そのため、単独では使用せず他の言葉と組み合わせて使用します。頻繁に使用されるのは「賜る」「いただく」「供する」です。二重敬語には当たらないのでご安心ください。

「ご高覧」を使った例文

「ご高覧」は、主に書き言葉で使用します。口頭で使用する機会はほぼありませんので、ご注意ください。以下に例文をご紹介します。

ご高覧

「資料を同封いたしますので、ご高覧ください」

目を通していただきたいものをメールや文書で送る場面などにおいて、上記の文章を使用します。資料や招待状などはもちろん、履歴書を送る際にも使える表現です。就職活動や転職活動にも活用していきましょう。

「こちらの文書をご高覧に供すると共に、活用いただければ幸いです」

「ご高覧に供する」は定型句的な表現で、頻繁に使用されるので覚えておいて損はないでしょう。「供する」とは、身分の高い人などに、差し上げるという意味の動詞です。

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