「芯の強さ」とは精神力の強さを意味する
芯の強さとは、精神力の強さを意味します。つまり「芯」とは人間としての中心部分に当たる「心」や「精神」のこと。芯の強い人間は、ちょっとしたことで心は折れません。強い気持ちを持っているので、一見、か弱く意志が弱そうに見えても、自分の信念を貫き、困難な状況であっても諦めず前に進んでいきます。
芯の強さの類語・言い換え
芯の強さを示す言葉はたくさんあります。類語や言い換えられる表現を確認してみましょう。まずは、「軸がある」という言葉。このフレーズも芯が強いという意味で使われます。
【例文】
・あの人には軸があるので、いつもブレない
・軸がある人なので、言葉に一貫性があり、信用できる
また、「筋を曲げない」という言葉も、芯が強いという意味で使われます。
【例文】
・彼女は筋を曲げない人間だ。いつも正攻法で行動するので、見ていて気持ちが良い
・筋を曲げない性格なので、昔に受けた恩もずっと覚えている
芯が強いという意味を「信念がある」という言葉で言い換えることもあります。
【例文】
・彼には信念があり、いつも目標に向かって努力を続けている
・私には信念がある。だから君の案に賛成することはできない
花言葉で〝芯の強さ〟を表す花とは?
葛(くず)には〝芯の強さ〟という花言葉があり、秋の七草のひとつで、8月から9月に欠けて赤紫の美しい花を咲かせます。葛といえば、和菓子の材料としても有名です。葛まんじゅうや葛切りなど、のど越しの良い食感を演出するために葛が用いられます。ただ、和菓子に使われるのは花ではなく根の部分。つるは着物などの布地の材料に使われたり、葉は家畜の飼料に用いられたりと、余すところなく使えるのも葛の魅力のひとつです。
芯の強さは声に出ることがある
ときに性格は声に表れることがあります。必ずしもとはいえませんが、芯の強さが声に表れることも。人によっては、「声を聞けばどのような性格か分かる」と考える人もいます。たとえば面接官や上司などです。どのような人柄なのか、声で性格を判断する可能性もあるため、芯の強さをアピールしたいときは落ち着いた太めの声を出すようにしましょう。
芯の強さを持つ人に見られる場面ごとの特徴
芯の強さを持つ人は、強い精神力で困難に打ち勝っていきます。また、筋を曲げないので信頼できるパートナーや仲間になることもできるでしょう。信念があり、目標に向かって努力する堅実な人であることも。具体的にはどのような特徴があるのか、次の3つの場面に分けて見ていきましょう。
・恋愛面
・仕事面
・一人時間の過ごし方
恋愛面
芯の強い人は、恋愛においても気持ちの強さを発揮します。たとえ会えない時間が続いたとしてもパートナーを信じているので、「浮気をしているのかも」「私のことをもう嫌いになったのかな?」と理由もなく不安になることはありません。急に自宅まで押し掛けたり拗ねてしまったりすることがないので、パートナーとしては安心して付き合える相手といえるでしょう。
一途な点も芯の強い人の特徴です。一度特定の人を愛したら、余程のこと、例えば相手側の裏切りや心離れなどがない限り、いつまでも愛し続けることができるでしょう。また、相手の立場に立って物事を考えることができるので、愛情を押し付けるのではなく、相手にとって何が必要か、何ができるのかを考えて行動します。
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仕事面
芯の強い人は、仕事においても一途でまっすぐです。任された仕事はどんな困難があってもやり遂げるので、仕事上のパートナーとしても、また同じチームで働く場合にも、優れた力を発揮します。
また、他人のせいにしないで自己責任として考える点も、芯が強い人の特徴です。トラブルが発生したときには、「手順に間違いはなかっただろうか」「どの点に注意をしたらトラブルを回避できたのだろうか」と自分の行動から改善点を分析していくので、頼れる仲間、頼れる上司になります。努力を怠らないので、仕事ができる点も芯の強い人によく見られる特徴です。
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