ピーマンの栄養とはたらき
忙しい毎日でも簡単に取り入れられる「ピーマン」。実はビタミンCが豊富で、肌を守り健康をサポートしてくれる身近な美容食材です。特に忙しいワーママにとっては、手軽に摂れる嬉しい食材でもあります。
そこで本記事では、ピーマンに含まれる栄養素が体にどう働くのか、そして日々の食事で効率よく摂取するコツについて、オンラインスクール【Lieru式リンパセラピスト養成講座】講師であり、プロフェッショナルファスティングマイスター・健康美容食育指導士の木村吏江（きむらりえ）さんに教えてもらいました。
健康的な生活をサポートするピーマンの力を、ぜひこの機会に知ってください。
(c)Adobe Stock
ピーマンの特徴
ピーマンは、ビタミンC、βカロテン、そして食物繊維が豊富に含まれた緑黄色野菜です。これらの栄養素は、肌のハリや体の免疫力をサポートし、さらに腸内環境を整える効果もあります。
ピーマンの種類
一口にピーマンといっても、種類によって味や栄養が微妙に異なります。緑色のピーマンはさっぱりとした独特の苦味が特徴で、ビタミンCやβカロテンが豊富。対して、赤や黄色のピーマンは熟成が進むため甘みが増し、さらに抗酸化作用を持つ成分も多く含まれています。それぞれの色や風味に応じて、サラダ、炒め物、スープなど、料理の種類に合わせて選ぶことで、食卓に彩りを加え、栄養もたっぷり摂取できますよ。
ピーマンの選び方
新鮮で美味しいピーマンを選ぶためには、外観が重要です。まず、表面にツヤがあり、肉厚で弾力のあるものを選びましょう。皮がピンと張っているものは鮮度が高く、切った時にシャキッとした食感が楽しめます。また、色が鮮やかでシワのないものは特に長持ちしやすく、購入後も冷蔵庫で新鮮な状態を保ちやすいです。選び方に少し気をつけるだけで、より美味しく栄養豊かなピーマンが楽しめますよ。
ピーマンの保存方法
ピーマンは、保存方法を工夫することでその美味しさと栄養を長く保てます。冷蔵庫に入れる際は、乾燥を防ぐためにラップに包んだり、ビニール袋に入れたりすると、鮮度が保たれやすくなります。さらに、長期保存を希望する場合は、カットして冷凍保存も可能です。冷凍しておけば、炒め物やスープの具材としてすぐに使え、料理の手間も軽減できます。手軽に保存し、いつでも栄養たっぷりのピーマンを楽しんでみてください。
ピーマンにはどんな栄養が含まれている？
ピーマンには、美容と健康に嬉しい栄養が詰まっています。以下に、ピーマン100gあたりの栄養成分を示します。
参考：「食品成分データベース」（文部科学省）
※図表は編集部にて作成
ビタミンC
ビタミンCは美肌効果が期待できる栄養素で、紫外線から肌を守り、ハリのある肌を保つ手助けをします。ピーマンのビタミンCは加熱にも強く、調理しても効率よく摂取できるのが嬉しいポイントです。
βカロテン
免疫力を高め、皮膚や目の健康をサポートするβカロテンは、特に年齢とともに減少しがちな体の防御力を補うのに役立ちます。
食物繊維
お腹の調子を整えたい方には欠かせない食物繊維。ピーマンには便通を促進する不溶性と、腸内環境を整える水溶性の両方が含まれています。
ピーマンの栄養を効果的に摂る方法
ビタミンやミネラルをしっかり吸収できる工夫をすれば、日々の食事が健康と美容の味方になります。
