【目次】
履くと履かないでは、全然違う!
元CAのわたし、以前は着圧ストッキングに大変お世話になりました。
特に、朝から晩まで1日十何時間も機内で過ごす日には、足のむくむことむくむこと。そのむくみ方と言ったら、離陸前に履いていた自分のハイヒールが着陸後には履けないくらい! わたしの血はすべて末端に溜まってしまったんだわって、何度も本気でそう思いましたね (笑)。
そんなこんなで、わたしをはじめとするCAの多くが、足先から太ももにかけギュッと引き締めてくれる着圧ストッキングが手放せなかったんです。
心臓から一番遠い「足」。血液は体内を自動でぐるぐるまわっているワケではなかった!
むくみはそもそも血流の停滞により起こります。心臓から動脈を通じて足先まで運ばれる血液は、末端まで行くと帰りは静脈を通り、重力に逆らいながら心臓に戻ってきます。でもずっと同じ体制でいたり、長時間立っていたりすると、その血流を心臓に戻す役割を担う筋肉のポンプの働きが鈍くなり血液が静脈に停滞、それがむくみとなり現れます。
そうならないための一番簡単な方法は、ヨガのポーズでもよくある「足先を天井に向ける体制」、とは言え、さすがにオフィスでこの体制になるわけにはいかないので、着圧ソックスに頼るというわけ。
わたしが最近重宝しているのがこちら、医療先進国ドイツで1928年に生まれたギロファ(R) の着圧ソックス。医療用ソックスのメーカーとして、下肢静脈などの足の研究を重ね、普段の着用をコンセプトに弾性ストッキングを開発しているブランドなんです。
▲ ギロファ・スタンダードソックス 全5色 3,800円 ※ 画像はブラック
発売以来、人気No.1のロングセラー商品で、むくみや冷え予防にオールシーズン活躍、男女兼用 S〜Lサイズ (22.0〜27.0cm) まであり、ブラック・ホワイト・ベージュ・グレー・ネイビーブリーと色の種類も豊富。
場所によって異なる圧で血液の循環を促進する編み方の「強弱5段階編み」はオファー社が開発したもので、下肢と静脈の筋肉を適正に引き締めて、静脈の血行を促進。ちなみに、弾性ストッキングを履き、足の静脈の血行を促すのはドイツ流の健康法なんですって。
履き口は締め付け感の少ない弱編み、ふくらはぎはやわらかい中編み、足の甲とふくらはぎ下部は強編み、足首は最強編み、というように場所ごとに異なる締め付け力で、滞りがちな静脈やリンパ液の滞りを軽減します。
▲ かかととつま先は無圧。
「着圧ソックス」と聞くと、きっと美脚目的の女性用アイテムと思いがち。確かに女性の方が男性よりも筋肉量が少ないため、むくみやすいのは事実ですが、男性だって足はむくみます。最近「足がむくむ〜」だなんて嘆いている男性が近くにいたら、こっそりオススメしてあげるのもステキかも。
座りながらでもコッソリ履けるハイソックスタイプ、わたしはパソコン作業や出張なんかにも手荷物に入れて移動中に着用しています。現地に着いてお気に入りのマノロのサンダルを履くためにも、いきなり入った撮影に挑むためにも、むくみ対策は気を抜けないなって思う今日この頃なのです。
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ビジュアルエディター
有田 千幸
1983年生まれ。外資系航空会社CA、建築設計事務所秘書・プレスを経て、34歳にして脱OL。元会社員ならではの実用目線で、読んでくださる皆さまのお役に立てる情報をお届けしたいと思います! → ビジュアルエディター 有田千幸とは IG: chiyuki_arita