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2023.08.30

「気まずい」の意味とは?気まづいとはどう違う?気まずいの例文や類義語を解説

気まずいとは、お互いの気持ちがかみ合わず不快な様子を表します。「気まづい」と書くのは正しくないため、注意してください。本記事では気まずいの意味や例文をご紹介するとともに、気まずいと感じる具体的なシーンや言い換え表現についても解説します。

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「気まずい」の意味とは?

気まずいとは、お互いの気持ちがしっくりこない様子を表します。打ち解けず気づまりで、居心地の悪い状態です。気まずいは「気まづい」という表記と、どちらが正しいか迷うことがあるかもしれませんが、「気まづい」は誤りで、気まずいが正解です。

仲違いした女性2人 イラスト

ここでは、気まずいの意味や「気まづい」との違い、気まずいと感じる場面について解説します。

■お互いの気持ちがしっくりこない様子

気まずいとは、相手との気持ちが通じ合わず、しっくりこない様子を表す言葉です。お互いの気持ちがかみ合わず、違和感を覚えます。

まだ打ち解けていない相手と同じ場所で過ごす場合、どのように対応してよいかわからず、気まずい雰囲気になることもあるでしょう。

また、相手に対して申し訳ない気持ちがある場合や自分に恥ずかしさを感じているときも、気まずい気持ちになります。

■「気まづい」とどちらが正しい?

気まずいは「気まづい」と、どちらが正しいのか迷うこともあるかと思います。正しいのは「気まずい」で、気まづいと書くのは誤りです。

「ず」と「づ」の使い分けについては、文部科学省の「現代仮名遣い」でルールが定められており、原則は「ず」を使用します。

気まずいのほか「づ」ではなく「ず」を使う例として、次のような例があげられます。

・いづれ→いずれ

・つまづく→つまずく

・ひとりづつ→ひとりずつ

 

ただし例外があり、同じ音が続く場合は「ず」ではなく「づ」を使う場合があります。

一例は、以下のとおりです。

・綴る→「つずる」ではなく「つづる」

・続く→「つずく」ではなく「つづく」

 

■「気まずい」と感じる場面と対処法

気まずいと感じる場面は、多くの人が経験しているのではないでしょうか。よくある気まずい場面として、「会話が続かない」「冗談を言ったら受けなかった」といった状況があげられます。

初対面の人と同じ空間にいなければならない場合、何か話さなくてはと焦ってしまうこともあるでしょう。そのような場合は最近のニュースや周りで目についたものなど、何か共通の話題を見つけて気軽に話しかけるとよいかもしれません。

相手は話しかけられることで歩み寄りを感じ、心を開いてくれる可能性があります。冗談を言ったのに思うような反応が得られなかった場合にも、気まずさを感じます。

そのような場合はすぐに次の話題に移るか、受けなかったことを自分で笑い話にすることで切り抜けられるでしょう。

「気まずい」の例文

どのような場合が気まずいといえるのか、「気まずい」を使った例文をみて理解を深めましょう。

気まずい雰囲気の男性と女性 イラスト

・意見が衝突してお互いに譲らず、その後はずっと気まずい雰囲気になった

・友人だと思って声をかけたら知らない人で、気まずい空気になった

・気が合わず険悪な関係になっている同僚と同じチームになり、気まずい状況になっている

・取引先の担当が昔ケンカ別れをした友人で、気まずい空気が流れてしまった

・うわさをしていた人物が突然現れたため、その場に気まずい沈黙が流れた

 

「気まずい」の類義語

気まずいにはよく似た表現があるため、一緒に覚えておくとよいでしょう。その場の状況が不快である場合、以下のような言い換えができます。

・居心地が悪い

・身の置き場のない

・息がつまる

 

ケンカ中の男性と女性 イラスト

状況に違和感を覚えることを表す場合、以下のような言い換えが可能です。

・場違いな感じがする

・バツが悪い

 

このうち、いくつかの類義語を詳しくみていきましょう。

「居心地が悪い」

「居心地が悪い(いごこちがわるい)」は、その場にいることが不快だと感じる心理状態です。「気まずい」のように相手との心理的な距離感はなく、ただその場にいることに違和感を覚えます。

その場に留まっているのはよい感じがなく、窮屈さや決まりの悪さを感じている状況です。場所の居心地だけでなく、地位や役職について使う場合もあります。

(例文)

・周囲の好奇な視線にさらされ、彼は居心地が悪い思いをしていた

・目標にしていた役職についたものの、部下を持つ立場に慣れないためどうにも居心地が悪い

 

「身の置き場のない」

「身の置き場がない(みのおきばがない)」とは、その場にいられない・いたたまれないという意味です。「身の置き場」とは、体や心が安心して落ち着ける場所を表し、それが「ない」ため落ち着きません。

苦しい立場に追い詰められているか、恥ずかしさから、その場から逃げ出したい気持ちを表します。

(例文)

・飲み会で役員の面々に囲まれてしまい、身の置き場がなくなった

・自分のミスでチームが試合に負けてしまい、どこにも身の置き場がない

 

「バツが悪い」

「バツが悪い」とは、その場を取り繕えず、きまりが悪いという意味です。「ばつ」は「場都合(ばつごう)」の略で、「罰」ではありません。そのため、「罰が悪い」と書くのは誤りです。

「バツが悪い」の「バツ」は「跋(ばつ)」が由来という説もあります。跋とは「書物の末尾の文章(あとがき)」という意味で、「跋が悪い=末尾がうまくまとまらない」ことから、「バツが悪い」の意味になったというものです。

「バツが悪い」は自分が行ったことが原因で感じる気持ちで、相手と心が通じないことが原因の「気まずい」とはニュアンスが異なります。

(例文)

・誰もいないと思って大声で歌っていたら、隣室に人がいるのに気づいてバツが悪かった

・病気を理由に欠勤して外出していたら、営業回りの同僚に遭遇してしまい、バツが悪い思いをした

 

「気まずい」の意味を把握して正しく使おう

イライラした男性と女性 イラスト

気まずいとお互いの気持ちが通じ合わず、不快に感じる様子を表します。気まずいと書くのが正解で、「気まづい」という表記は間違いのため注意しましょう。

気まずいには「居心地が悪い」「バツが悪い」など、よく似た表現があります。状況によって使い分けるとよいでしょう。気まずいの意味を把握し、正しい場面で使ってください。

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