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2023.12.12

キーワードはメリハリ!円安でも楽しめる子連れハワイ旅 Vol.1【トラベルエディター伊澤慶一】

我が家のパパに「これ読んでみて♡」と勧めてみれば、きっと今度の休みはパパ主導のお出かけに!絶賛育児真っ只中な旅のプロが、自身の体験をもとにパパ目線の「旅育」子連れ旅をご紹介。今回は念願だった家族でのハワイ旅。円安・物価高のご時世だから、今回意識したのは「メリハリ」を付けた滞在。出費をできるだけ抑えつつも、ハワイでしかできないことは惜しまず体験。結果的には、実に充実した子連れハワイ旅が実現しました。

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タイミングはよくないとわかっていても、
子供と一緒に旅できる時間は限られているから

筆者の息子さん娘さんと鳥▲「パパはお前たちとハワイに来たかったんじゃ〜」と、夢が叶った4年ぶりの家族ハワイ旅!

アロハ!久々に家族でハワイへ行ってきました。なんと4年ぶりです。いや〜長かった。2歳の娘は初ハワイ、5歳の息子も前回の記憶はまったくないので、実質初めてのような感覚だったと思います。

円安、インフレ、さらに燃油高……。正直、タイミングとしてはもう少し待とうかなぁとも思っていました。でも、あと何年か待ったところで改善する保証もないし、そうこうしているうちに子供たちもどんどん大きくなってしまい、一緒に行ける時期を逃してしまうかもしれない。よく先輩パパママから「子供と一緒に旅できる時間は限られているよ」と言われていたこともあり、今回ようやく家族でのハワイ旅を決意しました。

とはいえ、やりたいことを全て叶えていたら、とんでもない金額になるのが今のハワイ。今回はいつもよりも節約を意識しながら、ハワイらしい体験にはきちんとお金を使う、「メリハリハワイ旅」をテーマに設定することにしました。

数々のハワイガイドブックや雑誌のハワイ特集を制作してきたトラベルエディターの伊澤慶一が、家族のために練りに練ったハワイ旅行の様子を全5回にわけてご紹介させていただきます!




ミッキーと息子さんと娘さん▲子供たちにとっては間違いなくハイライトのひとつだった、アウラニでのキャラクターブレックファスト。

抑えるところは抑えつつ、お楽しみには惜しまず体験。
そもそもハワイの魅力って?

ジュラシックワールドのトラクター▲クアロアランチでは息子の好きなジュラシックワールドのロケ地を巡りつつ、コオラウ山脈の大自然を堪能!

さて、改めて子連れプランを組む上で、「そもそもハワイの魅力とは?」を自分の中で整理してみることにしました。

僕が考える魅力は、

・街からすぐアクセスできる美しい大自然

・ハワイならではのゆっくりした時間の流れ

・日本人の舌に優しい食文化

・絶海の孤島で育まれた独自のカルチャー

・老若男女が楽しめる最高のリゾートアイランド

 

などなど。もちろん他にもたくさんあるのですが、今回はこれらの魅力をしっかり家族で満喫したいと考え、そのために実践したメリハリ術や実際に訪れたスポットなどご紹介したいと思います。

ビーチのサンセット▲サンセットで真っ赤に染まるワイキキビーチ。夕陽を見る時間を大切にするのも今回意識したことのひとつです。

手を繋いで道を歩く息子さんと娘さんの後ろ姿▲子供でもゴールを目指せるマノアの滝へのトレッキングは入園無料。お金をかけずともハワイの自然は楽しめます。

ハワイガイドを手がけるトラベルエディターも
実際に行なっているメリハリ術10選!

誤解していただきたくないのは、メリハリハワイ旅はただ節約を推奨するものではありません。この円安・物価高においてもハワイへ行き、前述したようなハワイの魅力をきちんと家族で体験するためのトラベルハックです!

すべてうまく実践することで、場合にとってはひとり10万円以上、お得にハワイに行くことができるかも?(私だったら浮いたお金でまた次のハワイを計画しちゃいますが笑)

それではいよいよ、メリハリハワイ旅に成功させるための10の概念を紹介します。

1.各航空会社のSNSをフォロー。セール情報は絶対に逃さない!

飛行機

旅費面で一番差が出るのがこの部分。搭乗率が低くなる閑散期(特に9月末から12月頭までと、1月上旬から3月中旬まで)は驚くほど安い値段で航空券が発売されることがあるので要チェックです!キャンペーンは期間限定かつ早い者勝ちなので、日頃からSNSをフォローしてお得な航空券を手に入れましょう。

2.アクティビティやホテルの予約は早割(Early Bird)を活用!

ジャンプしているイルカ

現地での予定は、できれば2、3ヶ月前に決めて「早期予約割引」を活用しましょう。例えば、「シー・ライフ・パーク・ハワイ」では、14日前までの予約でアクティビティが15%オフ(土日は除く)に。またホテルも早ければ早いほど安い傾向にあります。その際、念のためキャンセル・変更料が不要かしっかり確認しましょう。

3.早寝早起きで過ごすと、自然と夕食時間がハッピーアワーに!

ポケ丼などの料理とレッドフィッシュと書かれた看板

今、ハワイで一番値上がりを感じるのは外食とチップ。そこでハッピーアワーをうまく使おうというのはもちろんなんですが、お腹も減らないのに17時頃に無理して食べ、また夜中腹が減っては本末転倒。例えば早寝早起きして朝食を6時、昼食を11時とかにすると、ちょうど17時頃にお腹が空くし、夜も早めに寝れて健康的です。

4.ホテルを分けて泊まる「分泊」で節約しつつ、リゾートらしさも満喫

ビーチの海岸線

ツアーでなく個人手配のテクニックですが、すべて同じホテルに泊まるのではなく、例えば前半はクヒオ、後半はオンザビーチのホテルと、分けて泊まることでトータルの宿泊費を抑えつつ、ハワイらしさもしっかり満喫する泊まり方です。ちなみに高級ホテルほど土日や祝日の値上がり幅が大きいので、事前に調べて避けましょう。

5.残した食事はto go boxで持ち帰り、部屋飲みのおつまみに!

マカロニの入った皿と、お持ち帰りのボックス

これは全然恥ずかしいことではなく、よくアメリカ人もフードロス防止でやっています。ハワイはレストランでの酒代も高いので、スーパーで買って部屋で飲む方が断然お得だし、夜遅くまで飲んで酔っ払ってホテルへ戻るより、部屋で飲んでいたほうが安全面でもおすすめ。ただし、持ち帰った食事はなるべく早く消費しましょう。

6.無料のトレッキングやフラショーもハワイを感じる絶好のエンタメ!

左:トレッキングしているひとたち、右:フラショー

これは僕が円安・物価高になる前から推奨してたことですが、ワイキキを離れトレッキングに挑戦することで、お金をかけずに大自然を満喫することが可能です。初心者には、まずは「マノアの滝」がおすすめ。また主要なショッピングモールでは無料のフラショーを開催しており、ハワイアンカルチャーを触れる絶好のチャンスです。

7.ホールフーズだけがスーパーにあらず。格安スーパーも活用して

スーパーマーケットの内観

日本人に人気の「ホールフーズ」は、アメリカでも高級スーパーマーケットの位置付け。確かに高品質の商品は魅力的ですが、そこで毎回買い物していたら支出がかさむのも当然。ロコに安くて人気なのは(会員制を除いて)ウォルマートやドン・キホーテ。リーズナブルだけどメイドインハワイのみやげも結構あるのでぜひ覗いてみて!

8.公園でのピクニックにもトライ!BBQ設備があるホテルも

家族でBBQしている様子

カピオラニ公園でのピクニックもおすすめ。テイクアウトなのでチップ代もかかりませんし、木陰でのピクニックはそれ自体が最高の思い出。またグリルのあるホテルやコンドミニアムに泊まったら、ぜひバーベキューも。スーパーで買うアメリカのステーキは、実は安い!醤油やワサビなどは小包を日本から持参するとよいでしょう。

9.やってはいけない節約もある。チップや保険は必要経費

レシートのバインダーにチップを挟んでいる様子

いくらサービスが良くないと感じても、アメリカのチップは基本「15% or それ以上か」。そこに払わないという概念はありません。ちなみにホテルでは室内清掃を断ってチップも節約するのは、エコにも繋がるいい選択です。またアメリカの医療費は高額で、持ち物の盗難や破損の危険もあるので保険をケチるのも絶対にやめましょう。

10.せっかくハワイに来たのだから、贅沢する時はとことんしよう!

サンセットとビーチ沿いのレストランで食事する家族

滞在中、節約にばかり気を取られすぎると「結局、何しにハワイ来たのだろう?」となりかねません。色々節約テクニックを伝えてきましたが、すべてはもっとハワイを楽しむため!どうしても行きたいレストランや泊まりたいホテルはメリハリを付けてでも実現させる。それがハワイの思い出をより色鮮やかにすることにもなるのです。

いかがでしたでしょうか?

ここからは、実際に私が食べに行ったおすすめのハッピーアワー・レストラン編(vol.2)、積極的に参加をして子供たちも大喜びだったアクティビティ編(vol.3)、これぞ子連れにおすすめのホテル編(vol.4)、そしてカウチシートが超快適だったフライト編(vol.5)と続きます。引き続きお付き合いいだければ幸いです。マハロ!

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トラベルエディター

伊澤慶一 

旅行ガイドブック『地球の歩き方』編集部にて国内外のガイドブックを多数手がけ、2017年に独立。現在は、雑誌のホテル特集ページ制作を手がけたり、「ワーケーション」や「ステイケーション」をテーマに連載記事の執筆、また自らのInstagramアカウントで日々おすすめホテル情報を発信している。
アカウント:@izawakeiichi

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