沖縄北部で一番“アツい”リゾートヴィレッジ「オキナワ ハナサキマルシェ」
本部町に滞在していたら一度は必ずお世話になるべきなのがオキナワ ハナサキマルシェ。和牛焼肉専門店やスターバックス、おみやげショップなど、12店舗が入る商業施設で、ここが2019年にオープンしたことで本部町滞在を推せるようになったというほど便利でおすすめなスポットです。
個人的なお気に入りは「海人料理 海邦丸」。滞在中、なんと3回も足を運びました(笑)。地元で獲れた新鮮な地魚や海ぶどうを使った海鮮丼や刺身定食は、毎回どれを食べてもおいしくてハズレなし!海鮮丼が1,080円(税込)〜と値段も手頃で、週末や観光シーズンは入店待ちのお客さんで混み合う大人気店です。
他にも、北部初となる人気店「ポーたま」や、本部町の本格ラーメン屋「大浜商店」の2号店「ラーメン・ハイサイ・マハロ」、コンテント受賞歴のあるジェラート職人が作る「やんばるジェラート」などがフードコートに集結。どれも実力派人気店ながら、子連れでも気軽に入れて使い勝手抜群です。
▲アラマハイナ・コンドホテル(うしろの建物)に併設するオキナワ ハナサキマルシェ。インフォメーションでは、やんばるのアクティビティ申し込みや、美ら海水族館の割引入場券の購入も可能。
▲もともと本部町で愛されていた居酒屋が、2019年施設オープンに合わせて移転オープン。テーブルだけでなく小上がり席もあり、子連れでも気軽に入りやすい雰囲気です。
▲沖縄の高級魚、シチューマチ(アオダイ)やマーマチ(オオヒメ)や県産マグロなど11種の刺身を盛った「今日のお魚 全部のせ丼」は1,930円(税込)。本部産のアセロラドリンクもさっぱりおいしい!
▲オキナワ ハナサキマルシェ内でおみやげ店&コンビニを兼ねた「海風マーケット」。飲み物やアルコール類も手に入り、周辺ホテルに滞在する際に心強い存在。
▲海の底で寝かせて熟成させた泡盛、海底貯蔵酒「琉宮の邦」。陸で熟成させたものより香りや舌触りが滑らか。「海風マーケット」で販売しているが、空港では買えないレアなおみやげ。
知らないとまず辿りつけない!フクギ並木の先に見つけた、雰囲気抜群な2軒!
沖縄北部エリアではフクギの木が集落を守る防風林の役目を果たしており、備瀬や今泊のフクギ並木が有名です。そんなロケーションにある沖縄らしいグルメスポットを2軒ご紹介します。
国の重要文化的景観に選定されている今泊のフクギ並木を抜けた先にあるのは「琉球古民家肉処 うむい」。のぼり旗は立っているものの、本当にここでいいのだろうかと歩いていくと… ありました(笑) おじいとおばあの家に遊びに来たかのような、懐かしさを感じる店内。沖縄北部で10軒近く焼肉を食べ歩いてきましたがこちらが私的ナンバーワン。値段も東京や沖縄リゾートエリアと比べてだいぶ良心的で、さらに嬉しいのが飲んでも運転代行無料サービスがある点!事前に予約する必要がありますが、本部町にあるホテルなら、どこも送り届けてくれます。
▲うむいへ向かう並木道。本当にここで合っているのかちょっと不安になるけど、ぐんぐん進んでいくとすぐに左手に見えてきます。
▲外にはテラス席もあり。ランチ営業もしており、骨付きカルビ定食のほか、ソーキそばや沖縄焼きそばを提供しています。
▲仙台黒牛や和牛を使った焼肉。豚肉は地元の今帰仁アグーを使用。ピリっと辛くてコクのある自家製キムチがオリオンビールに合う!
もうひとつは「お食事処 ちゃんや〜」。こちらは300年以上の歴史を誇る備瀬のフクギ並木を抜けた先にあるレストランで、おすすめはやんばる島豚あぐーのしゃぶしゃぶコース。店長の方曰く、ほとんどのお客様がこちらをオーダーしていくそうで、口に入れた瞬間から甘みを感じる素晴らしい豚肉でした。またこの店の驚くべきはワインリストの充実ぶりで、温度管理やグラスも本格的でワイン好きにはたまりません。完全予約制なので必ず早めに事前予約を!
▲琉球建築様式で新しく建てられたちゃんや〜の外観。周辺に系列の宿があり、そこのゲストの方が来られたりするようです。
▲座敷スタイルの表座は小さな子連れにぴったり。椅子席の裏座、グループにぴったりの離れなど、店内は想像以上に広々して快適です。
▲ロース、バラ、モモ肉のしゃぶしゃぶコース。豚肉の脂がほどよく落ちた鍋の残り汁にお米を入れいただく締めの雑炊は毎度の楽しみ!
おしゃれなベーカリーやカフェも続々とオープン!
最後に紹介するのは、本部町らしくない(と言っては失礼ですが…)2店。どちらもとっておきにしておきたい店でしたが、本部町滞在がより素敵なものになればと思い、ここに紹介させていただきます。
2022年1月に本部町の中心部にオープンした「THE KEY BAKERY」は、リーズナブルでいて本格的なデニッシュやスコーンがおすすめのベーカリー。ベイカーの方はこちらを開業する前はホテルで働いていたそうで、初めて食べたときはまさか沖縄北部でこんな繊細なパンが食べられるなんてと驚きました。うちはだいたい私が7:30〜8:00頃に車で焼き立てを買いに来て、ホテルの部屋に戻って食べていましたが、お店の前にもテーブルがあるのでその場でいただくことも可能です。
▲ かわいらしい店構え。入り口の前には4卓テーブルが並び、焼き立てを買ってその場で食べていくことも可能。コーヒーも販売しています。
▲ デニッシュやスコーン、パン・オ・ショコラなど、オープンしてすぐは常時20種類近くが並んでいます。こんな本格的なパン屋があれば本部町にも住みたくなる!
もうひとつ、同じ本部町でも県道84号沿いの山中に、2021年7月に開業した「COFFEE SENTI」です。窓の外からは緑が楽しめる一方、店内は都会的な雰囲気が漂うカフェ。内装からオリジナルグッズ、BGMまで随所にセンスの良さが光り、肝心のコーヒーも自家焙煎でおいしく、ドライブのついでにちょっと遠回りしてでも何度も寄りたくなってしまいます。
▲ コンクリートのクールな外壁と、さりげない看板。外観からしてこのエリアで圧倒的な異彩を放っているのがCOFFEE SENTIです。
▲天井が高く開放的な店内。奥にはカレー屋「Warung Rempah」を併設し、インドネシア人店主が作る本格的なスパイスカレーが食べられます。
以上、沖縄北部での旅育ステイと、おすすめホテル&レストラン情報をご紹介しました。ロングステイすればするほど惹かれるエリアで、我が家はまた来年春にも再訪を計画しています。子どもが伸び伸びと遊べる環境が揃っているので、子連れでの夏休みにも最適、ぜひ計画にお役立てください!
トラベルエディター
伊澤慶一
旅行ガイドブック『地球の歩き方』編集部にて国内外のガイドブックを多数手がけ、2017年に独立。現在は、雑誌のホテル特集ページ制作を手がけたり、「ワーケーション」や「ステイケーション」をテーマに連載記事の執筆、また自らのInstagramアカウントで日々おすすめホテル情報を発信している。
アカウント:@izawakeiichi
【これまでの記事はこちら】
▶︎連載・終わりなきパパJOURNEY Vol.1
▶︎連載・終わりなきパパJOURNEY Vol.2
▶︎連載・終わりなきパパJOURNEY Vol.3 前編
▶︎連載・終わりなきパパJOURNEY Vol.3 後編
▶︎連載・終わりなきパパJOURNEY Vol.4 前編
▶︎連載・終わりなきパパJOURNEY Vol.4 後編
▶︎連載・終わりなきパパJOURNEY Vol.5 前編
▶︎連載・終わりなきパパJOURNEY Vol.5 後編
▶︎連載・終わりなきパパJOURNEY Vol.6 前編
▶︎連載・終わりなきパパJOURNEY Vol.6 中編
▶︎連載・終わりなきパパJOURNEY Vol.6 後編
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