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2025.06.06

結婚式にふさわしいピアスとは? マナーと好印象を両立する選び方【専門家監修】

結婚式で身につけるピアスは、見た目だけでなく、場の雰囲気や立場との調和も重視されます。この記事では、結婚式にふさわしいピアスの選び方の基本や立場・服装別の選び方、素材・色・数から見るピアスのTPO判断を紹介します。

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Summary

  • 結婚式のピアス選びは、見た目以上にTPOが重要。
  • 派手すぎるデザインや大ぶりなピアスは、マナー違反と見なされることも…。
  • 親族・友人・同僚など、立場に応じた選び方が求められる。

結婚式に出席する際、ピアスは印象を左右する重要なアイテムです。しかし、デザインや素材、揺れ具合によっては「マナー違反」と思われることもあり、迷う方は少なくありません。

本記事では、結婚式にふさわしいピアスの選び方について、TPOをわきまえた視点から具体的に解説します。

結婚式にふさわしいピアスとは? 印象を左右する“選び方”の基本

結婚式で身につけるピアスは、見た目の印象だけでなく、その場の雰囲気や立場との調和も大切にされる傾向があります。素材やデザインに迷ったとき、どのような選び方が場にふさわしいと受け取られやすいのか、複数の視点から確認しておくと安心です。

参列 ピアス

(c) Adobe Stock

結婚式でピアスをつけるのはマナー違反?

フォーマルな場にふさわしいかどうかはピアスそのものではなく、特徴や組み合わせによって判断されることが多いようです。結婚式では主役である新郎新婦への敬意が重要とされており、派手さが目立つ装飾や、場の雰囲気から逸脱する個性的なデザインが、控えた方がいいとされる背景には、そうした配慮の文化が影響しています。

また、ピアスの素材や大きさによっては、フォーマル度が変わるという印象を持たれることもあるため、自分の立場や会場の雰囲気に応じた選び方が求められます。形式張らず、自然体で場に溶け込む装いが、結果として好感をもたらすこともあります。

「揺れる」「大ぶり」「ゴールド」… デザインで注意したいこと

ピアスのデザインには多様なスタイルがありますが、なかでも「揺れるタイプ」や「大ぶりなサイズ」、そして「光沢の強い素材」を使用したものは、フォーマルな場での着用に際して注意が必要とされています。視線を引き寄せやすい要素が重なることで、華やかさよりも装飾過多と見なされる可能性があるためです。

特に、会場の規模や形式、着用者の関係性によっては、落ち着きや調和を重視する場面も考えられます。過度な主張を避けつつ、素材感や形状にさりげない工夫を凝らすことで、華やかさと上品さの両立を目指すことが可能です。

ピアスをしないという選択肢もある?

厳かな式場や親族中心の落ち着いた雰囲気の場合、目立たないことが礼儀とされる場面もあるでしょう。ピアスをあえて控えることで、知的で控えめな印象を与えることができ、落ち着いた衣装や髪型と合わせることで、静かな存在感を演出する工夫もできます。

ピアスではなく、ネックレスやヘアアクセサリーなどで、装飾をするのもいいですね。

働く女性

ピアス選びはデザイン・素材・会場に調和した控えめな品が鍵。

立場や服装に合わせたピアスの選び方

どのような立場として出席するのかによって、ふさわしいピアスの選び方は少しずつ変わってきます。立場と服装の調和を意識すると、迷いのないスタイリングができますよ。

ピアスをつける

(c) Adobe Stock

花嫁・ゲスト・親族で異なる“ふさわしさ”

結婚式では、参列する立場ごとに求められる印象が異なります。花嫁が身につけるピアスには、衣装との統一感を保ちながら特別感を添える意図が込められることが多く、装飾性の高いアイテムが選ばれる傾向にあります。一方で、親族や会社関係者など立場が近いほど、控えめな印象を重視されることが多いでしょう。

親族として出席する場合には、真珠や小粒のストーンなど、光沢やサイズを抑えたデザインだと安心です。友人ゲストの場合は、服装とのバランスをとりながら、程よい華やかさを加えるのもいいですね。

着物・ドレス・パンツスーツ… 装いに調和するピアスの選び方

身につける衣装によって、ピアスの選び方にも微妙な違いが生まれます。着物の場合は、伝統的な雰囲気との調和を重視し、耳元に目立つ装飾をしないことが多いでしょう。洋装であれば、首元のデザインやカラーに合わせてピアスの素材や大きさを調整することで、調和と華やかさの両立をかなえることができます。

また、パンツスーツを選ぶのであれば、シャープで端正な印象を持つ、装飾を抑えた直線的なピアスが適しているのではないでしょうか。

男性ゲストのピアスはどこまで許容される?

男性がピアスをつけて参列する場合、式の形式や開催場所、関係性によって受け取られ方に違いがあるでしょう。カジュアルな雰囲気のウェディングであれば、違和感はないでしょう。格式の高い会場や親族中心の式では、控えめな装いが期待されるところがあるかもしれません。

特に耳たぶ以外の箇所や装飾の大きなものは注目されやすいため、自らの個性と場の空気感を調整しながら、ピアスの有無を選ぶ姿勢が求められます。

働く女性

立場や服装に応じた控えめで調和の取れたピアス選びが重要。

素材・色・数から見るピアスのTPO判断

結婚式のピアスといえばパールを選びがちですが、場の格式や衣装との調和を踏まえた素材・色・形の選び方を確認しておくと安心です。

定番のパール、本当に“正解”?

結婚式のアクセサリーとして長年親しまれてきたパールは、上品で落ち着いた印象を与える素材として多くの人に選ばれています。ただし、どのような場面でも無条件に適しているとは限らず、装いとのバランスや、式の雰囲気によって評価が分かれることもあるようです。

例えば、やわらかな色味のドレスに光沢の強い大粒のパールを合わせた場合、悪目立ちしてしまうこともあるでしょう。素材の大きさやツヤ感を調整することで、服装全体との調和を保ちやすくなります。

パール

(c) Adobe Stock

フープ・軟骨・片耳… 形状と数のマナーを整理

ピアスの形状やつける数に関しては、フォーマルシーンならではの配慮が求められることがあります。耳たぶ以外の部位への装着や、左右非対称のスタイルは、カジュアルな印象が強いため、場の空気を損ねないように注意したいところです。

また、複数のピアスホールを活用した重ねづけについても、控えめな印象を保ちたい場面では避ける判断を選ぶ人が多い傾向にあります。装いの印象を引き立てるためには、ピアスの形状や数を含めた全体のバランスを見直す視点が重要です。

色で差がつく? ゴールド・シルバー・カラーピアスの印象

ピアスの色味は、身につける人の雰囲気やコーディネート全体に大きな影響を与えます。シルバーは清潔感や涼やかな印象を持たれやすく、ゴールドには温かみや華やかさを添える働きがあるとされています。ただし、どちらも光沢が強すぎると、着用する場によっては浮いてしまうため、控えめな輝きを持つアイテムが無難かもしれません。

カラーピアスを取り入れる場合には、服装のトーンに近い色や、差し色として成立するような控えめな配色を意識すると、全体にまとまりが出ます。

最後に

  1. 結婚式では、場の格式と自分の立場に合ったピアスを選ぶのがマナー。
  2. 大ぶりなもの・複数着用・派手な色味は、控えるのが無難。
  3. ピアスは“見せる”のではなく“調和する”視点で選ぶと好印象。

結婚式でのピアス選びは、装飾品という枠を超え、自身の人柄や立ち位置を映し出す一要素です。本記事で紹介した視点や具体例をもとに、立場や服装にふさわしいピアスを選ぶことで、場に調和しながらも個性を大切にした印象づくりが可能になります。選ぶプロセスそのものが、フォーマルへの理解を深めるきっかけとなるでしょう。

TOP画像/(c) Adobe Stock

監修

吉川沙織(よしかわ・さおり)

結婚式場内の衣装室や路面店にて衣装スタイリストとして勤務。挙式当日の着付けや、前撮り撮影などに携わる。趣味はピクニック。海外・国内ウエディングの流行チェックも好きです。
ライター所属:京都メディアライン

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