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2025.11.10

真摯に取り組むとはどのような意味?例文や使い方のポイントを解説

相手に誠実さや信頼感を伝える表現として「真摯に取り組む」は広く使われています。ただし、使う場面や相手によっては、印象を損なうこともあるため注意が必要。本記事では、言葉の正しい意味から、類語やビジネスでの活用ポイントまでを整理して紹介します。

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真摯に取り組むとは?

真摯に取り組むという言葉は、日常会話からビジネスシーンまで幅広く使われます。単に真面目さを示すだけでなく、誠実な姿勢や責任感を持って物事に向き合う態度も表す表現です。まずは、真摯に取り組むの意味や類語、具体的な活用例について解説していきます。

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真摯に取り組むの意味

真摯に取り組むとは、誠実かつ真面目な態度で物事に向き合い、全力を尽くすことを指します。単なる努力や勤勉さではなく、誠意や責任感を伴いながら行動する姿勢を強調するニュアンスのある表現です。

たとえば、課題解決や顧客対応においては、結果だけでなく過程においても誠実さを示すことが求められます。特にビジネスシーンや改まった場面で使われることが多く、信頼や真剣さを相手に伝える言葉として有効といえます。

公式文書やあいさつ文などでも自然に使えるため、社会人にとって身に付けておきたい表現ともいえるかもしれません。

しん‐し【真摯】
[名・形動]まじめで熱心なこと。また、そのさま。「真摯な態度」「真摯に取り組む」
引用:小学館 デジタル大辞泉

真摯に取り組むの類語

真摯に取り組むは、いくつかの表現で置き換えることも可能です。

たとえば「誠実に向き合う」は、誠意を持って対応するニュアンスを強調した表現です。「一生懸命に取り組む」は、努力や熱意を前面に出し、真面目さや勤勉さを伝えられるでしょう。

また「全力を尽くす」は結果に至るまでの過程に力を注ぐ姿勢を、「誠心誠意努める」は相手への誠意や思いやりを含んだ柔らかい響きを感じる表現です。

状況に応じて言い換えることで、相手により具体的な印象や自分の気持ちの度合いを伝えられるため、表現の幅を広げることにつながるでしょう。

真摯に取り組むの活用例

真摯に取り組むは、ビジネスや公的な場面で幅広く活用できる表現です。

採用面接で「課題に真摯に取り組む姿勢を持っています」と自己PRすれば、誠実さや責任感を印象づけられるでしょう。また、顧客対応では「ご指摘を真摯に受け止め、改善いたします」と伝えることで信頼獲得につながりやすくなります。

ビジネスメールでは「本件につきましては真摯に向き合い、最善を尽くしてまいります」といった文面が適切です。さらに、社内報告や謝罪文でも活用でき、真剣に課題解決へ取り組む姿勢を強調することができるでしょう。

このように、真摯に取り組むを状況に応じて使うことで、言葉の重みと誠意を相手にしっかり伝えることが可能といえます。

真摯を用いたその他の表現

「真摯」という言葉は、真摯に取り組む以外にも多様な形で使われます。

「真摯に受け止める」は、相手の意見や批判を素直に受け入れる姿勢を示す表現です。また「真摯に謝罪する」とすると、形式的ではなく誠意をもって謝る意味合いを強調します。

「真摯に対応する」は、問題や依頼に対して誠実かつ丁寧に取り組むニュアンスが伝わります。さらに「真摯な姿勢」「真摯な思い」といった形容でも用いられ、人物や考え方の誠実さを表現することが可能です。

こうした使い方を知っておくことで、場面に応じて適切に言葉を選び、相手により具体的で真剣な印象を与えることができます。

ビジネスで真摯に取り組むを使う際のポイント

真摯に取り組むは多くのシーンで使える言葉ですが、使い方の工夫や頻度への配慮をしたいもの。ここでは押さえておきたいポイントを整理していきます。

打ち合わせをする人たち
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目上の人にもそのまま使える

「真摯」という言葉には敬語表現が存在しないため、真摯に取り組むも敬語に言い換える必要がなく、そのまま目上の人に対して使えるといえます。

たとえば、上司や取引先に対して「ご指導を真摯に受け止めて取り組みます」と述べれば、誠実な姿勢を伝えることが可能です。また、堅さや格式を持つ言葉なので、ビジネスシーンや改まった場面でも自然になじむでしょう。

具体的な行動とセットで伝える

真摯に取り組むは便利な表現ですが、抽象的なままでは相手に十分な誠意が伝わらないことも。そのため、なぜその姿勢を示すのか、具体的にどのような行動を取るのかまで添えて伝えることが大切です。

たとえば「お客さまからのご意見を真摯に受け止め、改善策を速やかに実行します」と述べれば、単なる言葉以上の実効性が感じられます。「何に」「何のために」を明確にすることで、相手は言葉の真剣さをより具体的に受け止め、信頼関係の構築にもつながり得ます。

何度も使うと言葉の重みがなくなる可能性も

真摯に取り組むを多用すると、かえって言葉の重みが薄れ、信ぴょう性を失う恐れもあります。特にビジネス文書やあいさつ文で繰り返し使うと、形式的に聞こえてしまい、誠意が十分に伝わらなくなる場合が考えられます。

そのため、必要以上に使わず、文脈に応じて「誠実に向き合う」「全力を尽くす」「誠心誠意努める」などの類義語へ言い換えるとよいでしょう。適度に表現を変えることで文章に変化が生まれ、相手にも新鮮さと真剣さを伝えられるはずです。

まとめ

  1. 真摯に取り組むとは、誠実さと責任感をもって全力で物事に向き合う姿勢を示す表現

  2. ビジネスでは目上にも使える一方、具体的な行動と結び付けて使うことが大切

  3. 多用すると重みが薄れるため、類義語を織り交ぜるなど工夫して使う必要がある

真摯に取り組むは誠実な姿勢を示す表現であり、謝罪や顧客対応など幅広い場面で活用できます。具体例や言い換えを知っておくことで、状況に応じて柔軟に使い分けられ、言葉に込める誠意をより的確に伝えられるでしょう。

メイン・アイキャッチ画像:(c)AdobeStock

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Domani編集部

Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。
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