【How to】プッシングは“頰の内側→頰の外側→額の順”に
化粧水を顔全体になじませたら、手のひらを頰の内側にあて、少し圧をかけるようにして5秒間キープ。
続いて、頰の外側へ手のひらを移動。ここも同様に手のひらで圧をかけます。頰の内側→外側の順でつけると巡りがよくって浸透しやすくなったり、むくみ対策にもなります。
頰の次は額へ、何回かに分けて額全体をプッシングします。そのあと、鼻やあごも。小鼻の脇は指先を使って凹凸にもまんべんなくプッシング。
手に残ったもので首もケアします。顔をしっかり保湿しても、首が乾いてると潤いが吸いとられていきます。首まで潤いを与えましょう。最後に、顔全体をもう一度プッシングして“浸透のサインの音”を確認してから美容液、乳液やクリームも同様につけていきます。
【目次】
美肌を保つために気をつけたいこと
抗酸化作用がある【食べ物】を取り入れる
アドバイスしてくれたのは、野本真由美クリニック銀座 院長の野本真由美先生。自身の肌悩み経験を元にした親身な診察に定評があり、漢方薬にも精通。年間30回以上医師向けの講演をされていたり、ミスユニバース新潟代表選考の審査員長を務められていたりと多岐にわたってご活躍されている皮膚科専門の先生です。
肌の状態を大きく左右する日々の食生活。できることなら体の内側からも錆びにくい肌づくりを心がけたいものですよね。トマト・パプリカなど色の鮮やかな野菜、そして “アスタキサンチン” が豊富に含まれるエビ・鮭・いくらなど赤い海の食材には強力な抗酸化作用が。
その中でも特に抗酸化力が密集しているのが、常に空気 (酸素) に触れている野菜の皮の部分。また、黒豆・黒キクラゲ・ひじきなど色が黒い食材にも肌を錆びさせない働きがあり、アンチエイジングにも◎。肌力の底上げには、ターンオーバーを正常化して、血液のめぐりを整えてくれるハトムギ茶もよいのだそう!
重要なのは量より質! 最初の90分を良質な【睡眠】に
成長ホルモンが分泌される入眠後すぐは「肌のお掃除タイム」。肌に溜まったゴミを効率よく捨てるには、寝つきよく深〜く寝ることが大切。そのためにも、照明は寝る1時間位前から落とし、スマホやパソコンなどブルーライトを発するものにはできるだけ触らないなど、リラックスできる環境づくりも忘れずに。眠りの質を上げるには、夜にビタミンCを摂るのが効果的なんだそう! また、睡眠時間には諸説あるものの、長生きするには6〜7時間寝るのが理想とのことです。
家にいても【紫外線対策】を抜かりなく
20代のころは夏に日焼けをしても秋になれば元の肌に戻っていたのに、40代になると紫外線対策をしていても、気づくと顔にシミが!皮膚科医の山崎まいこ先生にうかがうと…
「リモートワークで1日中、家にいるという方もいるかもしれませんが、室内にいても日焼け止めは必ず塗りましょう。窓からも紫外線は入ってくるので、気がつかないうちに紫外線を浴びていることがあります。外出するときは、マスクの下にも日焼け止めを塗ってくださいね。マスクやメガネをしていると、こすれて日焼け止めが取れている場合があるので、外出時はこまめに塗り直しましょう」(山崎先生)
なるべくシャワーで済ませず【お風呂】に入って
なんとなく疲れが取れない人やリラックスしたいと思ったときには、しっかり湯船に浸かる習慣をつけてみるといいかもしれません。
湯船入浴の作用【3つ】
1:温熱作用
お湯の熱が体に伝わり体温が上がると、皮膚の毛細血管が広がって血行がよくなります。
2:水圧作用
適度な水圧で手足にたまった血液が押し戻されて心臓の動きが活発になり、血液やリンパの流れを促進。
3:浮力作用
プールや海に入ると身体が浮くように湯船でも浮力が働き、体重は約10分の1に。日頃体重を支えている筋肉や関節を休ませることができます。