多くの周囲にとって有益な情報や知識をもち、知識人と思われる
外に向けてアンテナを張り巡らしていたり、お誘いが多く外部からの刺激を受ける機会が多かったりするなどして、自然と知識や情報量が増えていく傾向があります。
特に女性は脳幹が男性より太いといわれていることから、より多くの脳神経の伝達量と速度が上がり、マルチタスクが得意だといわれています。いくつものことを同時に考えながら行動できるので、社交的であればあるほど、会話の頻度も質もアップ。幅広い知識を活用して、周囲からより知識人として信頼度も上がりやすくなります。
人見知りの心理とは
社交的な人とは逆に、人見知りな人はどのような心理状態なのでしょうか。長所や短所などを紹介しながら心理や傾向を説明します。
人見知りの長所と短所
人見知りというと、ネガティブ要素ばかりがクローズアップされがちですが、長所もあります。たとえば、周囲に同じ人見知りである人を見つければ、その存在に素早く気づき、「大丈夫?」と声をかけられるでしょう。自分の経験から人の痛みを理解し、周囲をサポートできる力を備えているといえます。
短所では、人見知りであるために消極的でおとなしい印象を与えてしまいます。初対面の人など、人とコミュニケーションを取ることが苦手なために、「暗い人」「おもしろくない」などと思われがちです。
気軽に人と話せないことからコミュニティーもなかなか広がらいのは、共通している悩みかもしれません。また、言いたいこともぐっとこらえて胸にしまうことも多いため、ストレスを抱えやすい傾向も。
人見知りの人の心理
人見知りな人は、意識が外側より内側に向いてしまいがち。そのため、人と少し話すだけでも緊張したり、話を聞いている人に気を遣ったりしてしまいます。自信がなくオドオドとした気持ちや不安に感じている状態は相手にも伝わってしまうことから、お互いよそよそしくなってしまう傾向があります。
人と話すよりもまず自分を守ることに意識が向くため、会話も広がりを欠き、つい無言の状態をつくり出してしまいます。他人を恐れ、人と話すことでエネルギーを消耗してしまう特徴があり、コミュニケーション自体に苦手意識をもってしまう人が少なくありません。
人見知りの人は、何を話しても沈黙になるのではと会話を恐れ、どのように話せばよいか迷ってしまいます。相手が話かけてくれても、自意識ばかりに集中してしまうため、最小限の返事しかできなくなってしまうのです。
また、「自分が人からどう見られているか」を必要以上に気にして、心配や不安になる傾向も。その結果、さらに相手の顔色を見てしまったり、嫌われないようにしようとか、気疲れしてしまいます。精神的な負荷を自分で軽くするために、人との距離を置いたりすることもあります。
社交的になるには
では、人見知りの人が社交的になるためにはどうすればよいのでしょうか。その対策を紹介します。
考え方を見直す
いきなり社交的な人になるのはハードルが高いですが、自分を見つめ直すことで一歩ずつ近付くことは可能です。たとえば「自分が思うほど、人は他人に関心はない」と考えてみてください。
「嫌われたくない」という自己防衛本能が働くのは自然なこと。しかし、そもそも全員に好かれることは難しいですよね。「一定数の人には嫌われても仕方がない」と気持ちをもつことで、自分の思いを相手に伝えることが、それほど恐れることではないとわかります。
考え方としては、自分だけが緊張しているとは思わないことです。初対面では誰でも緊張します。話す前から余計なプレッシャーを自分に与えすぎないようにしてみてください。人の顔色を読み嫌われることを恐れないことで社交的な人への距離は縮まります。
行動を変えてみる
行動を変えることで考えを変える方法もあります。たとえば、人と会うときは必ず初めの挨拶を心掛けます。人見知りの人は、この最初の言葉を出すことが難しい場合があるのです。
対処法としては、人に話し掛ける前にコミュニケーションを取るイメージをします。相手がどのように返してくるのか、予測を立てるだけでも心の準備ができます。
なかでも表情は相手に気づかれやすいポイント。常に笑顔で話すことを心掛けるようにしましょう。第一印象をよくすることで、相手との距離も近づきます。
自分にとって居心地のいい場所に身を置く
いきなり大勢の社交場に出ると、ものすごく疲れてしまいます。認知行動療法を応用した以下のプロセスで、苦手を克服してみるのも、ひとつの手です。
「自分がどんな場所が居心地いいか考える→そのどこがいいのか→それはなぜなのか→人と接しながら、<居心地いい>が得られる方法を考える→少しずつ身を置いてみる」
たとえば、本が好きな場合は自宅で本を読むことが多いですが、そこから一歩進んで、図書館へ行ってみる。さらに次のステップで読書会に参加する。同じ本やお互いおすすめの本を紹介し合う…。そうすることで、いつの間にか友人が増え、知識も増え…と、いい循環が生まれていくのです。
社交的な人の行動をお手本にしてみる
ウェイク・フォレスト大学での研究では「身の回りにいる社交的な人の行動をお手本にして大胆に振る舞う」ことも、よい刺激になると出でいます。
思い切って、別の世界の憧れの人を演じて、別人になりきる疑似体験をしてみたり、その瞬間の心の動きを感じてみる。自分の中で新しい刺激となり、いい引き金となる事もあります。
ただ、その時にやってはいけないことは、「必死に真似をして頑張りすぎない」「あとで後悔をしたり、自分に対して責めることをいない」ということです。
何とか同じようになろうと頑張りすぎると疲れますし、いきなり真似をしてできるものではありません。あくまでも、その立ち位置での感覚を味わってみて、刺激のひとつにする、というスタンスで気楽に試してみましょう。
いかがでしたか? 一度に全部できるようにならなくても大丈夫。少しずつ目標を達成することで、自信がもてるのではないでしょうか。
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心理カウンセラー
吉野麻衣子
「SMART BRIDAL」代表/MBA婚活心理カウンセラー/モデル「MBA(経営学)・心理学・AI・オンライン」を融合させた、科学的根拠(エビデンス)に基づいた、戦略的婚活が可能な結婚相談所を経営。43歳で14歳年下3高男子と再婚。MBAと心理カウンセラーの資格をもち、さまざまな企業で経営側に立って部下を指導した経験と、多くの婚活&キャリア指導の経験を活かし、多くの独身男女の婚活を支援中。
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