人のためにお金を使わない
自分が得をするために行動しているケチな人は、人にわざわざお金を使うということが理解できません。周囲の大切な人を喜ばせたいという気持ちよりも、自分の出費が抑えられる喜びの方が勝るのです。
自分が損をせずに済むかどうかばかりを気にしており、目先の少額のお金を渋ったせいで人間関係が希薄になっていくことに気がつきません。ママ友との飲み会などの交際費や結婚式のご祝儀、お世話になっている人へのプレゼントももったいないと思っています。
周囲の人はどう思っている?
ケチな人に対して、周囲の人はどのように感じているのでしょうか。目先のお金にばかり意識が向いてしまっている様子を見て、うんざりする人もいればかわいそうに感じている人もいます。周囲の人がケチな人をどうとらえているのかを紹介します。
人生を満喫できていない
多くの人はケチな人に対して、人生を満喫できておらず、つまらなそうな毎日を過ごしていると感じています。ケチな人は欲しいものや食べたいもの、行きたい場所のためにお金を貯めるわけではなく、お金を貯めることそのものが目的です。常に自分の欲求を我慢しながら生活している様子は、はたから見ても満たされているようには見えません。
欲しいものを手に入れたり、誰かを喜ばせたりするために有意義にお金を使っている人からすると、ケチな人の人生はむなしいものに思えてしまいます。適切にお金を使うことは、暮らしを豊かにするだけでなく人の気持ちを満たしてくれるのです。
目先の利益にとらわれている
周りにいる人は、ケチな人が目先の利益にばかりとらわれていることに気づいています。飲み会の場で財布を忘れたふりをしたり、借りたものを返さずこっそり自分のものにしたりという姑息な行動はケチな人によく見られますが、このとき自分の株を下げていることはあまり自覚していません。
短期的には少額の得をしているように見えても、長期的に見れば人の信頼というお金に変えられないものを失っていることに気づいていないのです。ケチな人は徐々に孤立し、本当に困ったときに金銭面はおろか、さまざまな面で助けてくれる人がいなくなります。
一緒にいても楽しめない
ケチな人と一緒にいると、ときに自分まで行動を制限されて心から楽しめなくなります。遊びに行こうとしてもお金のかからない近場になったり、食事も質素なものになったりしてしまうからです。お金を使ってでももっと楽しみたいと感じている人は付き合いきれません。一緒にケチな行動をとることが窮屈だと感じ、だんだんと距離をとるようになります。
ケチな人への対処法とは
ケチな人との付き合いは何かと気を遣います。ケチな行動が本人だけに及んでいればまだいいですが、エスカレートするとたかられたり、貸したお金を踏み倒されたりするかもしれません。ケチな人とうまく付き合うには、いくつかのコツがあります。今周囲にケチな人がいて悩んでいるという人は、参考にしてみましょう。
割り勘などルールを決めておく
大切なのは、ケチな人が無理を押し通せないようなルール作りを最初にすることです。1人当たりどのくらいの費用になるかを事前に告知し、最初から割り勘だと決めておくのがおすすめです。
ケチな人は、少しでも自分が出費しないで済むチャンスをうかがっています。とくに飲み会や複数人でのランチなど、大勢でお金を出し合うシーンでは、どさくさに紛れて支払いを逃れたり誰かに多めに出してもらえるよう画策したりします。最初から金額を決めておくことで、ケチな人も出費する心の準備ができます。支払いを免れられないと感じたら、最初から集まりを辞退する可能性も高いです。
付き合い方を見直す
ケチな人は仲良くなると何かと甘えて頼ってきますが、これはあくまでも自分の利益のために利用しようとしての行動です。金銭面でたかられたり、ケチな行動に付き合わされたりしてストレスが溜まるなら、付き合い方を見直しましょう。自分と相手では価値観が合わなかったのだと割り切って、振り回されないように一定の距離を保つのがおすすめです。
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