感謝の気持ちを大切にする
周りの人に対する「感謝の気持ちを忘れないこと」も、精神的に強くなるために必要なステップです。気配りができて「ありがとう」と素直に感謝ができる人は、周囲から信頼されます。
周りと信頼関係を築くことで、人間関係でイライラすることが減り、安定した気持ちで接することができるようになります。
感謝の気持ちを直接伝えるのは照れてしまう人もいると思いますが、円滑なコミュニケーションができるようになると、精神的に余裕ができて強くなれるのです。
日頃から友達や家族、同僚などに感謝する気持ちを忘れずに接するようにしましょう。
強くなるための具体的なステップ
精神を強くするためには、具体的にどのようなステップが必要なのでしょうか?気持ちを強くしていくために必要なステップを紹介します。
後ろ向きの考え方をやめて、メンタルが弱い自分から卒業するためにもぜひ実践してみましょう。
まずは自分を受け入れる
強くなりたいと感じているときは、自分の弱さを実感しているからこそ、そう感じるのではないでしょうか。強い自分になりたいのであれば、まずは「自分自身の弱さを知る」ことがスタートです。
自分の弱さや本当の気持ちをしっかりと理解し、全てを受け入れてみてください。自分を受け入れることで、その後にすべきことが見えてきて、だんだんと強い自分に成長できます。
強がって「強くなったふり」をするのではなく、まずは本来の心の弱さを受け入れることで、自分を認めてメンタルを鍛えることにつながるのです。
完璧主義をやめる
人間は誰しもが失敗や挫折を経験します。精神的に強い人は落ち込まないわけではなく、自分の中で折り合いを付けて生きていく、しなやかさがあるものです。
「強くなりたい」という人の中には、強くなるためには「完璧でなくてはいけない」と考えている人もいるのでは。しかし、全てが完璧な人間はいません。
完璧を目指さなくても、自分の中での合格ラインを決め、限界を超えないようにしましょう。完璧主義をやめることで心に余裕ができ、前向きな思考になれるのです。
簡単なことから変えてみる
心を強くすることは、目に見えない部分を鍛えることなので、なかなかはっきりとした結果が見えません。そこでおすすめしたいのが、「身の周りの簡単なことから自分を変えていく」ことです。
まずは、自分の身体を鍛えて、肉体から強くなりましょう。筋トレや有酸素運動などを取り入れ、鍛えていくうちに、精神的な軽やかさにつながります。
また、部屋をきれいに整頓することも有効な方法です。目に見える部分を変えていくことで、自分に自信が付き、気分をポジティブに変えられるのです。
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強くなりたい人におすすめの本3選
精神的な弱さを感じている人は、タフな精神になるためのヒントを知ることが大切です。以下で紹介する本には、弱い自分を変えるためのさまざまなヒントが書かれています。
メンタルを鍛えるために役立つおすすめの本を読んで、精神的に強い自分を目指しましょう。
メンタルが強い人がやめた13の習慣
不幸な目にあってメンタルがもろくなってしまった著者が、心を強くするために実践した体験を書いた本です。
自分を哀れむ習慣をやめる、過去を引きずる習慣をやめるなど、精神的に強くなるためにやめるべき習慣について記されています。自分自身を見つめなおし、最高の自分を目指すことに役立つ内容です。
自分自身の弱さに気付いたとき、しみ付いてしまった習慣を断ち切りたいときに参考にしたい本です。
商品名:メンタルが強い人がやめた13の習慣
スタンフォードの自分を変える教室
その名の通り、自分を変えたいと思ったらぜひ読んでみてほしい1冊です。スタンフォード大学で心理学の博士号を取得した心理学者の本で、心理学や医学に基づいて分かりやすく自分を変えていく方法を学べます。
自分を変えていくための実践的な方法が書かれていて、精神的に強くなりたいと思う人にとって役に立つ内容です。
商品名:スタンフォードの自分を変える教室
神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り
仕事やお金、人間関係で悩んだときに読んでもらいたい1冊です。仕事がうまくいかず、自分らしく生きられていないと感じている人におすすめできます。
「人生の9割はメンタルで決まる」という序章から始まるこの本は、成功できる自分になるために、メンタルを鍛える方法を教えてくれます。
自分に自信がなくなってしまった人や、仕事を成功させて幸せな生き方をしたいという人に参考にしてほしい本です。
商品名:神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り
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臨床心理士
吉田美智子
東京・青山のカウンセリングルーム「はこにわサロン東京」主宰。自分らく生きる、働く、子育てするを応援中。オンラインや電話でのご相談も受け付けております。
HP
Twitter: @hakoniwasalon
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