落ち込むと立ち直るのに時間がかかる
人の気持ちやほかの人では気づかないようなところにも気がつくというのは、長所でありながらときに繊細な人を悩ませてしまうことも。
「感受性が強いため、誰も気づかない細かいことでも、強く感じ取って深く傷ついてしまいます。そのため何かあるとすぐ落ち込み、立ち直るまで時間がかかることが。それを近くで見ている周囲の人たちを疲れさせてしまう傾向があります」(吉野さん)
周りの人の気持ちを敏感に感じ取ったり、些細なことにも配慮できるというのは繊細な人ならではの良いところ。しかし、ときに気にしすぎて落ち込む原因になってしまう場合もあるのです。
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繊細な人と上手に付き合うには?
繊細な人は他人を思いやれる心を持つがゆえに、傷つきやすいという一面があることがわかりました。そんな繊細な人と上手に付き合うために、心がけたいポイントを3つご紹介します。
じっくり話を聞く
人の気持ちに敏感で細かなことに気が回る繊細な人は、1人で悩みや問題を抱えてしまいがち。吉野さんによると、まずは話をきちんと聞いてあげることが大切とのこと。
「『自分の考えをしっかりと聞いてもらえた』と感じさせることにより、その後の会話はとてもスムーズになり、安心して心を開いて話してもらえるようになります。どんなことが気になる人なのか、じっくり話を聞いて、理解をしてあげましょう」(吉野さん)
気になっていることや不安を人に話すことで、気持ちが少しスッキリすることはありませんか?特に心配ごとが増えがちな繊細な人に対しては、どんなことに悩んでいるのかしっかり話を聞いてあげてみてください。
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否定的な言葉は避ける
繊細な人と接するときは、周りから見たら些細なことであっても不安を感じてしまう可能性があることを意識するのが重要です。
「感受性が人よりも豊かなため、ちょっとしたことで深く考えてしまい、傷ついてしまうことがあります。気軽な気持ちで発した言葉で傷ついてしまうので、まずは肯定から入って。言葉の使い方に気をつけましょう」(吉野さん)
自分は深く考えずに発した言葉であっても、ときに人を傷つけてしまうことってありますよね。特に繊細な人はちょっとしたひと言でも重く受け止めてしまうことがあるので、言葉選びには注意するのが大切です。
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安心して意見を言える雰囲気づくりを
繊細な人が周りにいる場合、「優しく見守り、安心して何かを発することのできる雰囲気づくりを心がける」ことが肝心だと吉野さんは言います。
「『自分を出してもいい』「自分を認めてくれている』という安心感を持たせることにより、本音を出してくれるようになります。相手が安心してリラックスできる環境作りをしてあげることで、相手も神経を使いすぎないようになってくるでしょう」(吉野さん)
繊細な人と接するときは「じっくり話を聞く」、「否定的な言葉は避ける」ことがポイントだと紹介しました。そういったことを1つ1つ心がけていくことで、繊細な人でも話をしやすい環境を作っていけるのではないでしょうか。
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自分は繊細なのかもと思う人は
周りに不機嫌な人がいたり、常に自分の意見を主張したがる人がいたりすると、心が疲れてしまうことはありませんか?他人の気持ちを察しやすい繊細さを持つ人が、社会のなかで少しでも気持ちを楽にして生きるためのポイントを3つご紹介します。
リラックスできる独自の方法を見つける
吉野さんによると、まずは自分がどんなことでリラックスできるのかを知っておくことが大事だということです。
「完全に気持ちが楽になるというのは、繊細な人でなくても難しいものです。特に繊細な方は、ちょっとしたことが大きなショックにつながりやすいので、独自のリラックス方法 (散歩、書写、読書、瞑想、マッサージなどなど) を見つけておくことが大切です」(吉野さん)
自分の好きなことや趣味に取り組むことで、気持ちを落ち着けたり、リフレッシュしている人は多いはず。落ち込んだり悩んだりしたときに気分が変えられるよう、自分なりのリラックス方法を探してみるのがおすすめです。
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様々な考えの人がいると割り切ってとらえる
完全に自分と同じように感じて、同じように考える人は存在しませんよね。繊細で人の言動に落ち込みやすい人は、特にこのことを意識するのが大切だと言います。
「近しい考えの人や、部分的に共感することはあっても、自分とまったく同じように考える人はいません。だから、その人の言葉はあなたが思うような感覚で発していないと考えてください。『人は人、自分は自分。つまりこの人は自分とは違う感性で話している』と思うようにしましょう」(吉野さん)
人の気持ちを完全に理解することはできないもの。ちょっとしたひと言に悩んで悪い方向に考えてしまったときは、自分と相手は同じ感覚とは限らないということを思い出してみてください。
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自分が1番疲れる要因を避ける
繊細で傷つきやすい人は、そもそも自分はどんなことに特に疲れやすいのかを見つけることで、悩みの種を減らすことができるかもしれません。
「自分が傷つかないためには、自分に悪影響を及ぼすもの、その中でも外的要因を避けるのが大切。自分にストレスを与える余計な要素は遠ざけるのが1番です。例えばそれがSNSなのであればしばらく開かないなど、試してみてください」(吉野さん)
気分が沈んだり落ち込む原因は、人によって様々だと思います。その1つが例えばSNSにあるのだとしたら、見る機会を減らしたり、休みの日は開かないといった対策をしてみてはいかがでしょうか。自分にとって不安や悩みの原因になっていることを知って、なるべくそれから離れるようにしてみてください。
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まとめ
他人の気持ちを細かに感じ取れるのは、繊細な人のとても良いところ。一方、それゆえ落ち込んだり疲れてしまう瞬間も多いかもしれません。そんなときには「自分と相手は違う」ということを意識したり、リラックスできる方法を試したりしてみてください。また、繊細な人が自分の周りにいる場合は、リラックスして話しやすい雰囲気を作ることを心がけてみてくださいね。
心理カウンセラー
吉野麻衣子(よしの まいこ)
「SMART BRIDAL」代表/婚活心理カウンセラー、モデル/「MBA(経営学)・心理学・AI・オンライン」を融合させた戦略的婚活の可能な結婚相談所を経営。
43歳で14歳年下男子と再婚。MBAと心理カウンセラーの資格をもち、さまざまな企業で経営側に立って部下を指導するかたわら、多くの婚活&キャリア指導の経験を活かし、女性の婚活を支援中。
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