太ももが太い原因って?
脂肪やむくみ、筋肉
太ももが太くなってしまう原因として、一般的に3つの原因が考えられます。
脂肪
ひとつは食べ過ぎによる「脂肪」。運動不足による筋肉量の低下も、脂肪がつきやすくなってしまう原因かもしれません。
むくみ
体の余分な水分は、重力の影響で下半身にたまりやすくなると言われています。そのためむくみが原因で太く見えてしまっている可能性も。
筋肉
歩くときにお尻の筋肉を使えていなかったり、足の裏の重心が傾いていたりすると、本来あまり使わない無駄な筋肉がついてしまう可能性も。
骨盤の歪みや悪姿勢
カイロプラクター 姿勢教育指導士、碓田紗由里さんによると、骨盤の歪みや悪姿勢は、下半身太りやO脚X脚、冷え性に垂れ尻の原因にもなりうると言います。
\これらの悪姿勢はNG!/
猫背
仙骨座り
横座り
割り座
「姿勢をよくすることによって、全身の筋肉がうまく使われ、代謝が上がります。それだけでダイエットをしているのと同じなんです。逆のことをいうと、姿勢が悪いとやせにくい体質になってしまいます。私が考えるよい姿勢とは、『体にもっとも負担の少ない姿勢』です。姿勢が崩れるのは主に座っているとき。立っているときよりも圧倒的に崩れやすくなります。つまり、座っている姿勢を正すことが、よい姿勢への近道。24時間ずっと姿勢よくいる必要はありません。『姿勢が悪いな…』と気づいたら、姿勢をリセットする、ストレッチをする、くらいの感覚でいいのです。よい姿勢のまま30分座っていることができれば、”姿勢がよい人”といっていいでしょう」(碓田さん)」
太い太ももを細くする効果的な方法とは
カロリーコントロールする
脂肪で足が太い場合、まず食生活を見直すことが重要。
そもそも人間は、消費カロリーよりも摂取カロリーが多いと、脂肪として体内に蓄積されます。
1日に必要なカロリーは人によって異なりますが、「身長(m)×身長(m)×22」に25~30をかけると、その人に必要な摂取可能カロリーをより正確に導き出すことが可能です。
カロリーコントロールをしっかり行い、消費カロリーをオーバーしないように気をつけましょう。
バランスのいい食事を心がける
管理栄養士・健康運動指導士の小島美和子さんによると、炭水化物を抜いて野菜ばかり食べたり、食事自体を抜いたりするのはNGだと言います。
「それでは、筋肉量も代謝も落ちる一方です。きちんと栄養をとって代謝を上げ、カロリーの摂取&消費量を高い水準に保ちながら体重をキープしましょう。体調が格段によくなりますし、精神的にも安定します」(小島さん)
また糖質を極端に減らすと、リバウンドの原因にもなるそう。
「確かに炭水化物を抜いて糖質を減らすと、一時的にはお腹がへこんで体重も落ちます。ただし、糖質は生きるのに必須のエネルギー源なので、不足すると筋肉を糖に変え、エネルギーとして使うことに。代謝が落ちて体脂肪が増えやすい体になり、リバウンドもしやすくなります」(小島さん)
脂肪を減らすためにはカロリーコントロールが重要ですが、それだけではダメだということですね。バランスのいい食事でしっかり栄養を摂ることを心がけるのを、忘れてはいけないようです。