【円やか】正しく読めますか?
お金の単位としてなじみのある【円】ですが、「えん」以外の読み方を知っていますか?
形で考えてみると分かりやすいかもしれません。
四角や三角は角がとがっているのに対し、円は角がなく丸い形状です。丸みのあるものを表す時、どんな言葉を使うでしょうか…?
さらにヒントを言いますと、「味が円やかになった」とも言います。
なんと読むか分かりましたでしょうか?
正解は…
【まろやか】
でした!
【円やか:まろ‐やか】
1.形がまるいさま。まるまるとしているさま。
2.口あたりが柔らかいさま。味が穏やかなさま。
冒頭で形の話をしましたが、【円】は「まるい」という読み方もあります。確認してみましょう!
【円】
[音読み]
エン
[訓読み]
まるい まどか つぶら
「えん」と読む場合
〈エン〉
1.まるい。まる。
「円周・円錐(えんすい)・円卓・円盤/全円・楕円(だえん)・団円・長円・半円・方円」
2.欠けたところがない。角がない。
「円滑・円熟・円満」
3.ある場所を中心として、その一帯。
「関東一円」
4.貨幣の単位。
「円貨/新円」
「まる」と読む場合
〈まる〉
「円顔・円鏡・円窓・円天井」
(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
【円】は「えん」や「まろやか」の他にも、「まどか」や「つぶら」という読み方も。ファンなら気づいた人もいるかもしれませんが、とある少年漫画の主人公のお友達に「円谷(つぶらや)くん」という少年もいますね。【円】は形やお金の単位だけでなく、名前など幅広く使われる漢字なので、読み間違えてしまわないよう要チェックです!
あわせて読みたい
▶【抑】この漢字なんと読む?「よく」以外にも意外な読み方が…
▶【一入】ってなんと読む?「いちにゅう」ではありません!
写真・イラスト/(C)Shutterstock.com