車
・車にお金をかけること。エンジンを積み替えたり、ホイールを変えたりお金を湯水のように使っていく (30代・愛知県・子ども2人)
・車を勝手に買った (40代・兵庫県・子ども2人)
衣類
・私が洋服を購入した時、夫がありえないといった反応を示した時 (30代・神奈川県・子ども1人)
・夫は高額なブランド品に全く興味がないようで、買いたいと言いづらい (30代・千葉県・子ども1人)
値段を見ない
・値段を見ないで買い物をする夫 (30代・神奈川県・子ども2人)
・欲しい物だとプライスレスになってしまう夫 (40代・北海道・子ども2人)
あるだけ使う
・夫はあったらあっただけ使う。お金に計画性がない (40代・福岡県・子ども1人)
【体験談】金銭感覚の違いを解消するためにみんなはどうした?
金銭感覚の違いを解消するための方法を調査したところ、「更生させる派」と「放置派」に別れることがわかりました。それぞれどんな形で更生と放置をしているのか見ていきましょう。
更生させる派
まずは更生させる派の解消方法を見ていきましょう。
話し合う
お金の使い道、使い方などお互いの意見を伝え合うという回答が多く見られました。やはりお互いの相違は話し合いが大切のよう。中には通帳を引っ張り出して話し合いをするという人もいました。
言うべきことは伝える
「高すぎる買い物だよ」とか「本当に必要かな」など、自分の意見はきちんと伝える。しかし「それが受け入れてくれるかどうかは別として…」という声もありました。
提案する
ネットでもっと安いものを検索するよう提案したり、夫も趣味の物を買うなら私も買って良いよねとギブアンドテイクを提案したりと、皆さんあの手この手で歩み寄っているよう。
お金をたくさん持たせない
お金を多く持たせないと言う意見もありましたが、キャッシュレス化が進んでいる今、なかなかこれだけでは更生は難しいかもしれません。
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放置派
次に放置派の方法を見てみましょう。
諦める
「解決しようとしたけど折り合いがつかないので諦めた」「自分が正しいと引かない夫で諦めた」など、話し合いはしたんだけど、妻側が根負けし諦めるしかない状態に陥っている人も。
干渉しない
価値観の違いを感じつつも干渉しないと言う意見が。自分のお小遣いの範囲であれば許せますが、家計の負担になるくらいだとこうはいかないかもしれませんね。
どちらかが折れる
納得して折れるというよりは、話し合いの結果、歩み寄りがみられないので、相手の思い通りにさせるという意見が。
そして残念ながらこの両者どちらにも入らなかった回答が「離婚」でした。金の切れ目が縁の切れ目なんて言葉もありますが、実際に離婚を選んだ人もいるのが現状です。
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弁護士が「価値観の違う夫婦」にアドバイス
「金銭感覚や価値観が近しいことが望ましいというものの、現実には価値観が一致する方が稀です。浪費ももちろんですが、お金に対する価値観、感覚の違いが夫婦関係の悪化につながります。また、一方が価値観を押しつける場合も、両者がお互いの価値観を押しつけ合う場合も、関係悪化につながってしまった夫婦をたくさん見てきました。加えて、子どもの年齢など状況によって、お金の使い方は変化してきます。定期的に、夫婦間で落ち着いて話し合う機会をもうけ、価値観の擦り合わせをするのがベター。
また、共通の目的をもって貯金をする、お小遣いなど一定の許可された範囲での支出は口を出さないなど、夫婦がお互いに気持ちよくすごせるようなルール作りを設けるのも夫婦関係を良好にするひとつの手段ではないでしょうか」(正木さん)
まずは家計の収支の情報を共有することは必須のよう。その上で、お互いがお金をかけたいところ、節約したいところをそれぞれ明確にするとトラブルになりにくいかもしれません。特に、子どもにかけるお金は、夫婦が育ってきた環境により大きな差が出やすいところ。ここは子どもの将来を見据え、親として最良の判断をしてあげたいですね。
取材・文/福島孝代
写真/(C)Shutterstock.com
弁護士
正木裕美
アディーレ法律事務所所属。男女トラブルをはじめ、ストーカー被害や薬物問題、労働トラブルなどを得意分野として多く扱う。過去『ザ・世界仰天ニュース』(日本テレビ)に出演のほか、『ゴゴスマ -GO GO!Smile!-』(TBS系)等のコメンテーターをはじめ、多数メディアに出演中。
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