劣等感が強くネガティブ
自分に自信がなく劣等感が強い人は、思考全般がネガティブになりがち。何かにつけて不安を感じやすく、嫉妬心も強くなりやすいでしょう。
結果的に自己嫌悪が激しくなり、ますます自信が持てなくなって「嫉妬から自己嫌悪」という悪循環にハマりやすくなってしまいます。
(C)Shutterstock.com
▼あわせて読みたい
嫉妬深い性格を直すにはどうしたらいい?
嫉妬深い性格を直すにはどのような方法があるでしょうか?具体的な方法を見ていきましょう。
嫉妬している「今」を自覚すること
心理カウンセラーの大嶋先生によると、何より大切なのは〝今、嫉妬の発作が起きている〟と自覚することだそう。
「本当は嫉妬している自分を認めたくないものですが、そこを、ちゃんと認めてあげる。そして、そんな自分を責めないことが重要です。
嫉妬しているときは、脳の中に過剰な電流が流れている状態なのです。だから〝発作〟と名付けているのですが、嫉妬は人間ならだれでも起こる当たり前のこと。誰かに対して〝批判的、否定的、そして怒りが止まらない〟という状態になっていたら、〝これが嫉妬の発作なのかもしれない〟と思うようにすることが、発作を止めるステップになります。
また嫉妬が起きているときは、能面のような顔になっていることも。そんなときも、あ、私、今、嫉妬の発作を起こしてるのかもと考えると、おさまりやすくなります。」(大嶋先生)
また、もっともやってはいけないのは「自分を責めること」だそう。
「一番いけないのは、嫉妬してる自分も許せない、と自分を責めてしまうこと。そうなると、ますます嫉妬の沼から抜け出せなくなり、こんな私にしたのも、あいつのせいだ、などと、より相手への嫉妬の気持ちが止まらなくなります。嫉妬するのは、人として当たり前と、嫉妬を自覚して、何もしないことが、最適な対処法です。」(大嶋先生)
SNSを減らす
SNSにはさまざまな人がいます。充実した日々を投稿する人も多く、気づけば自分との格差や嫉妬に心を腐らせてしまっていた…という人も多いのでは?
もし嫉妬する対象がSNSを通した先の相手なら、SNSを見るのを減らしたり、SNS自体やめてしまうことを考えてもいいかもしれません。
「モデルさんやインスタグラマーとかは別と考えられたのですが、ママ友の充実した生活をインスタで見ると心がザワザワし始めたんです。最初はそのインスタを見て会話が弾んだのですが、だんだんと家との格差に気づき始め嫉妬に変わっていったんです。インスタさえ見なければママ友との関係は良好に保てると思い、フォロワーをやめると角が立つので、インスタ自体をやめる宣言をしました」(Kさん・子ども7歳)
人と比較するクセをやめる
他人と比べると、他人の優れているところばかり目につき、自分が劣っているように感じてしまうものです。
「隣の芝生は青く見える」という言葉があるように、その人にもその人の悩みがあり、全てに優れているということなどありません。
人と比べたところで自分が息苦しくなるだけ。
人と比べそうになったら、「自分はどう生きたいか」「何をしたいか」を意識して、自分自身にフォーカスすることを思い出してみて。
(C)Shutterstock.com
▼あわせて読みたい
自分の魅力を再確認する
他人に嫉妬してしまったら、自分が持っているものを思い出してみてください。
自分の魅力や環境、置かれた立場などを振り返ってみるのです。
これによって、他人にはないものを持っていたり、恵まれたりしていることに気づくはず。自分にも良いところがあると自覚できれば、感謝の気持ちが湧いてきて誰かを羨ましいなんて感じにくくなります。
自分を客観的に見ることで「そんなに悪くない」と思えるはずです。
(C)Shutterstock.com