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2021.03.25

「自分を変えたい」と思ったときにやること・実際にやっていること

「自分を変えたい」と思ったときに、人はどんな行動に出ているのでしょうか。また、どんなところを変えたいと思っているのか、自分を変えるためにまずやってみるべきことを解説します。

働く女性はどのくらいの割合で「自分を変えたい」と思っているのか、また変えたいという人はどんな部分を変えたいと思っているのかアンケート調査を行ってみました。

「自分を変えたい」と思いますか?

「よく当てはまる」…27.5%
「当てはまる」…36.7%
「ほとんど当てはまらない」…21.7%
「当てはまらない」…14.1%

※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。

「よく当てはまる」と「当てはまる」を合わせると、全体の約6割もの人が「自分を変えたい」と思っているようです。自分の変えたい部分とは、一体どのようなことなのでしょうか。

自分の変えたいところとは

ネガティブ思考

・色々と後ろ向きに考えすぎてしまうところ (30代・栃木県・子ども4人)
・まだ起こってもいないことに対して不安を感じやすいので、気にしすぎないようになりたい (30代・東京都・子ども2人)

ダントツで回答の多かった「ネガティブ思考」。何でも駄目な方、駄目な方に考えたり、不安が募って眠れなくなったり、失敗することばかり考えてしまうなど、いつも暗い気持ちになってしまう自分を変えたいと願っているよう。

行動にうつさない

・やらなければいけないことを、つい後回しにしてしまうところ (40代・広島県・子ども2人)
・腰が重いところ (40代・埼玉県・子ども3人)

今やらなくてはと頭では理解しているのに、様々な理由をつけて後回しにしたり、見て見ぬ振りをしてしまう。逃げていることを自分でわかっているからこそ、これでは駄目だと感じるのですよね。

だらしないところ

・洋服をちゃんと畳まずしまったり、食器もすぐ使うからと出しっぱなし…もっと丁寧な暮らしをしていきたい (40代・栃木県・子ども1人)
・適当に仕事してもお給料がもらえるので、今の楽な職場から離れられない (40代・神奈川県・子ども3人)

家事が適当になっていたり、仕事をやり過ごしていたりと、精神的に怠けている状態の自分から脱したいという声もたくさんありました。

「逃げ癖」がある人に見られる特徴とは?100人のエピソードを交えて解説【心理カウンセラー監修】

自分の意見が言えない

・思っていることをなかなか口にできないので、はっきり意見が言えるようになりたい (30代・三重県・子ども2人)
・優柔不断で、自分の意見がまとまらず、いつも発言できない (30代・北海道・子ども1人)

自分が何を伝えたいのかわからないという人や、自分の意見はあるけれどどう伝えていいのかわからないという人も。

人との関わり方

・大人な対応をしたいと思うが、常識のない人がいると塩対応になってしまう (40代・兵庫県・子ども2人)
・周りの人達とうまく付き合えないところ。気を遣い過ぎて疲れてしまう。もっとフランクにいろんな人と仲良くなれたら楽だなと思う (30代・千葉県・子ども3人)
・人見知りだし、見て見ぬふりが多い (30代・愛知県・子ども2人)

人とどのように接していいのかわからない人、気を遣いすぎてしまう人、冷たい態度をとってしまう人など、人間関係で自分の欠点を見つける人は多いかもしれません。

ミスが多い

・同じ失敗を繰り返したとき (30代・愛知県・子ども1人)
・失敗などしたとき。うっかりが多いのでもっと丁寧に物事ができるようになりたい (40代・広島県・子ども2人)

失敗を繰り返してしまう〝おっちょこちょいさん〟 は、もっと落ち着いた行動ができる自分になりたいと思っているようです。

人の目を気にする

・人の様子を伺ってしまうこと (30代・茨城県・子ども1人)
・他人の目を気にしすぎてしまう (40代・神奈川県・子ども2人)

自分の言動に自信が持てなかったり、周りに何か言われているんじゃないかと疑心暗鬼になったりと、つい考え込んでしまうという声が。

意志が弱い

・意思が弱く、ダイエットをすぐ挫折する (30代・大阪府・子ども2人)
・周りに流されやすい (40代・新潟県・子ども1人)

自分で決めたことを貫くことができなかったり、周りの意見に流されてしまうなど、意志の弱い自分を変えたいという人が多いよう。

 

ほかにも自分を変えたい所として、「仕事の仕方が非効率」「自主性がない」「言い訳が多い」「時間の使い方が下手」「スキルのなさ」「不器用」などが上がりました。

自分を変える方法とは? みんなが実践していること

読者の皆さんが、自分を変える方法として実践していることを聞いてみたところ、3つのアプローチがあるようです。

1:知識を身につける

・読書
・勉強
・世界を広げる
・自分磨き

料理が不得意であれば料理本を熟読し、仕事で自信をつけるには勉強をして資格を得る。またいろんなことに挑戦し、自分の世界を広げることで、自分に足りなかった部分を補えたりもします。そして内面も外見も自分磨きをすることで、より成長がはかれるのではないでしょうか。

2:考え方、気持ちの持ち方を変える

・前向きに取り組む
・明るく
・後回しにしない
・焦らない
・楽しくやる

苦手だ、足りないと思っているものにこそ、前向きに取り組んだり、笑顔で明るく挑戦する。また、自分が変わりたいと思っているのであれば、後回しにしたりせず、焦らず楽しく取り組もうという心がけが大切です。 

3:心を整える

・やりたいことをやる
・体を動かす

変化を起こすには、まずはやりたいことをやってみたり、周りの目を気にしないで自分らしくいようと考えているよう。そして頑張ろうと気負いすぎると失敗するので、無理のないペースで自分の背中を押す人も。また、自分の足りなさを悶々と考えてしまうタイプはどうしても煮詰まってしまうため、ヨガなど適度な運動でストレスを発散し、心のバランスを保つという人もいました。

自分を変えたいと思ったらまずやってみるべきこと

様々な人間模様を取材してきた、ライター沢木さんにお話をお聞きしました。

「自分を変えたいと感じているということは、何かしら日常生活で不便を感じていたり、生きづらいと感じているのではないでしょうか。まずはその原因がどこからやってきているのか掘り下げてみましょう。紙に書き出してみるのもいいですね。例えば、自分がネガティブ思考と思うのであれば、どのような時にネガティブになり、そのマイナスな考え方はいつ頃から始まったのか、何かきっかけになる出来事があったかなどを書き出してみましょう。言葉に書き出すと明確にもなりますし、自分でも新たな発見があるかもしれません。原因がわかったところで、自分の考えが固執していたことであれば手放せばいいですし、足りない部分は補うために何が必要かさらに書き出してみましょう。この『自分で認識する』という作業をするだけでも、変化を少しづつ感じられるようになると思います」(沢木さん)

日々漫然と「変わりたい」と思っていても前には進みません。書き出すことで自分の意識改革につながり、直したいところ、足りないところなどが少しづつでも改善されていくのかもしれません。

取材・文/福島孝代

写真/(C)Shutterstock.com

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Writter&Editor

沢木 文

1976年東京都足立区生まれ。大学在学中よりファッション雑誌の編集に携わる。お金、恋愛、結婚、出産などをテーマとした記事を担当。著書に『貧困女子のリアル』 『不倫女子のリアル』(ともに小学館新書)がある。

 

 

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