テレビを見ながら涙を流す夫
「夫は動物系や子どもが病に倒れる系のテレビを観ると、必ず涙が出ます。涙もろいのもそうですが、感情移入もしやすいようで、感受性が強いなぁと思います」 (30代・青森県・子ども2人)
喜怒哀楽の激しい同僚に疲れる…
「会社の同僚はよく笑いよく泣き、よく怒ります。遠くから見ている分には面白いのですが、自分が深く関わるとなったら話は別で、ちょっと厄介だなぁっと感じそう。この間も仕事の不安を理由に、ランチ中ずっと泣き止まない後輩を見て救ってあげたいと思ってしまいました」 (40代・愛知県・子ども2人)
感情が安定しないママ友
「ママ友が人の目や意見を気にしすぎて、すぐに取り乱すので困っています。周りは全然悪い意味での発言はしていないのですが、ネガティブに捉えたり、周囲の動きに敏感に反応して、いつも感情の安定がないように思います」 (30代・愛知県・子ども1人)
感受性の高さが日常生活に支障をきたしてしまうエピソードもみられましたが、特徴の中には「細かいことに気が付く」といった、敏感な人ならではの長所を挙げる人もいました。
感受性の強い人との接し方で意識すべき3つのポイントとは
吉野さんに、心理学的に感受性の強い人との接し方で注意する点をお聞きしました。
1.共感をする
「感受性の強い人は基本、感情の揺れ動きがとても大きい。なのでしっかり共感をしてあげることで、相手の心が安定しやすくなります」(吉野さん)
2.相手の感情のツボを見極める
「『この言動を取ったら、相手はどう感じるか』という事について、相手の普段の言動などを細かく観察し、予測をした上で言葉を発したり態度を取る様にしましょう。人より少し過敏に反応をするため、丁寧な接し方がとても大切になります」(吉野さん)
3.強くインパクトのあるワードを使わない
「感受性の強い人にインパクトのある言葉を使ってしまうと、その単語が心に強く残り、その後に何を続けて伝えても響かなくなります。ですので『あなたのここが悪い』ではなく『ここをこうすると、もっとこんな風によくなるかもね』など、強い言葉を避けた会話ができると良いですね」(吉野さん)。
感受性の強い人にはひと呼吸置いて対応を
大多数の人には引っかからない言動も、感受性の強い人には引っかかってしまう場合も。吉野さんのお話を聞くと、感受性が強いとわかっている相手には、こちら側も工夫をした方が良さそうです。会話をする時は、まずは相手の話を聞いて共感してからスタート。相手に何か伝えたい場合は、こちらがひと呼吸置いて、心が動揺しない言葉選びをしてあげるとスムーズにいきそう。そして、感受性の強い人は「共感力」に優れているので、こちらが困っていたり、悲しい時など気持ちを理解してくれる優しい一面にも注目できるといいのではないでしょうか。
取材・文/福島孝代
写真/(C)Shutterstock.com
心理カウンセラー
吉野麻衣子
「SMART BRIDAL」代表/MBA婚活心理カウンセラー/モデル「MBA(経営学)・心理学・AI・オンライン」を融合させた、科学的根拠(エビデンス)に基づいた、戦略的婚活が可能な結婚相談所を経営。43歳で14歳年下3高男子と再婚。MBAと心理カウンセラーの資格をもち、さまざまな企業で経営側に立って部下を指導した経験と、多くの婚活&キャリア指導の経験を活かし、多くの独身男女の婚活を支援中。
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