「精進」を使ったその他の表現を紹介
精進を使ったその他の表現も紹介します。
「精進料理」
精進料理とは、「肉・魚などを用いず、野菜・豆腐など植物性の材料で作る料理」のことです。精進は、仏教用語で「肉食をやめて菜食にすること」を意味しています。そのため、精進料理と呼ばれるようになりました。
例文
・身も心も清めるために精進料理を食べましょう。
「精進落とし」
精進落としは、「葬儀の後に遺族が会葬者や僧侶をねぎらう目的で用意される食事」のこと。また、「喪に服す期間が明けて普段の生活に戻る際に肉食・飲酒などをすること」の意味です。精進落としは地域によって、「精進明け」「精進上げ」などの異なる呼び方でも呼ばれています。
例文
・本日はお世話になり、誠にありがとうございました。皆様のおかけで〇〇の通夜・告別式を無事におこなえました。慰労と感謝の意を込めまして、精進落としとしてお食事をご用意いたしました。
英語表記を紹介
精進は英語にすると「devotion」や「diligence」になります。「devotion」は「精進」の他に、「献身」「真心」の意味合いもありますね。また、精進の意味合いが含まれる英語表現としては、以下の例文が挙げられます。
・「I will do my best !」:精進します
・「I will continue to devote myself」:これからも精進します
最後に
ビジネスシーンでは、「そのことだけに心を集中して努力すること」として、「精進」がよく使われます。類語の「一生懸命」「ひたむき」「誠心誠意」なども適切に使い分けてみてくださいね。また、「精進料理」や「精進落とし」などの言葉も、日常生活で使う機会があるため、意味と使い方を覚えておくと役立つでしょう。
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