信頼を得やすい
責任感が人一倍強く、妥協せずにクオリティの高い成果を出せるので、職場では高い信頼を得られます。特に失敗やミスが許されないような業務では、責任者として頼られることも少なくありません。
目標達成ためのタスクを考え、きちんと計画通りに取り組む能力に長けています。細部にまで気を配りながらクオリティの高い成果を出せるため、大事なプロジェクトのリーダーなどに抜擢されることもあるでしょう。また、努力を惜しまず取り組む姿は、部下の信頼や尊敬を得やすいというメリットもあります。
強みが活きる場面とは?
完璧主義者ならではの強みが活きる場面は多々ありますが、その中でも重宝されやすいシーンを紹介します。チャンスが来たときに積極的にかかわるよう努めると、活躍の場が広がるでしょう。
綿密な戦略が必要なシーン
完璧主義の強みが活きる場面の一つは、綿密な戦略が必要なとき。ライバル企業が多い中で生き残っていくためには、より高度な戦略が求められるシーンが多々あります。戦略を立てるには、まず分析や情報収集が大切です。細かい部分まで気になる性格がゆえに、高い分析力や洞察力を持っていることが活かされます。しっかりと基盤を固めてから戦略を練るので、うまく進まず一から戦略を練り直すというミスも起こりにくいでしょう。
スキル・ブラッシュアップが求められる場面
完璧主義な人は、地道な努力を惜しまずストイックに努力し続けられるため、スキルアップやブラッシュアップが求められるときも強みを活かすことができます。日々の仕事をこなしながらスキルアップを目指すにはモチベーションを維持することが必要ですが、なかなか簡単なことではありません。しかし、完璧主義者はモチベーションにかかわらず、常にベストを尽くすことが当たり前になっているため、日頃からスキルアップするための努力を惜しまないのです。
吸収したスキルや知識を必要なときに活用することができるため、期待以上のクオリティを出すことにもつながります。スキルアップが必須である変化の激しいエンジニアやIT業界など、専門的な分野で活躍できる人も多いでしょう。
頑張り過ぎないことも大切
どのような場面でもベストを尽くす姿勢でいるため、気付かないうちにストレスがたまってしまうこともあります。心身ともに健康な状態を保つためにも、頑張り過ぎないことも大切なポイントです。どのようなことを心掛ければよいのか、具体的に紹介します。
結果にこだわり過ぎない
ビジネスにおいて結果を出すことがしばしば求められますが、結果にこだわり過ぎないことも大切です。結果ばかりに目を向けてしまうと、思うような結果が出なかったときに、必要以上にネガティブになってしまうことも珍しくないためです。
人によっては、自分を責め続けてしまったり、落ち込んで仕事が手につかなかったり、日常生活に悪影響を及ぼしてしまうこともあります。思い通りの結果が出せなくても、「うまくいかないときもある」と割り切ることが大切です。頑張った過程を重視して、自分を認めてあげるようにしましょう。
自分に対して客観的な視野を持つ
自分を変えるためには、まず自分自身を客観的に見つめ直すことも大切。完璧主義者が思う「普通」は、一般的な基準よりも設定が高くなりがちです。例えば、プレゼンに使うための資料が完成し、内容にミスがないか5回確認している場合、それが他の人にとっても「普通」なのか冷静に考えてみましょう。
自分には当たり前なことが他の人にとって当たり前ではなかったと知ったとき、過度に周囲に厳しくなったり、ストレスをためこんだりすることもなくなります。そうすることで、周囲との人間関係も良好になり、仕事もスムーズに進みやすくなります。
周りの人に仕事を任せる
まずは小さなことでもよいので、少しずつ周囲に仕事を任せるように意識することが大切です。完璧主義者は、「自分で全てをこなした方が確実だ」と思う傾向にあり、周囲の協力が必要なときでも、なかなか任せることができません。しかし背負える仕事量や時間には限度があり、ストレスやプレッシャーも増える一方です。仕事の効率を上げるためにも、周囲をよく見て仕事を割り振るようにしましょう。自身の負担が減るだけでなく、職場の雰囲気もよくなるというメリットがあります。