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LIFESTYLE 挨拶・マナー

2023.05.03

「お含みおきください」は敬語として正しい? ビジネスでの使い方を解説

 

「お含みおきください」を関係性で使い分けよう

相手との関係性によって、「お含みおきください」は以下のような言葉に置き換えられます。関係性やシーンに合わせ、上手に使い分けていきましょう。

「お含みおきください」を関係性で使い分けるポイント
  1. 親しい間柄の相手なら
  2. 目上の方にかしこまった表現をするなら

お含みおきください

(C)Shutterstock.com

親しい間柄の相手なら

同僚や部下など、親しい間柄の相手にお願いしたい場合、「お含みおきください」は堅苦しい印象もありますよね。かといって不躾にならないためには、次のように言葉を置き換えてみましょう。注意してもらいたい点と合わせ、ひとこと「申し訳ない」という言葉を添えるのがポイントです。

<例文>
・勝手を言って申し訳ないけれど、その点だけ注意しておいてもらえるとありがたいです。
・こちらの事情ですみません。ご理解いただけると助かります。
・忙しいところごめんなさい。事情を理解してもらえるとうれしいです。

目上の方にかしこまった表現をするなら

大切な取引先や上司など、よりかしこまった表現をしたいときには「お含みおきください」では物足りない場合もあるかもしれません。より丁寧な言い回しを知っておけば、いざというときにも役立ちます。

<例文>
・大変ご不便おかけいたしますが、どうか事情ご理解賜りますようお願い申し上げます。
・在庫不足のためお届けまでお時間頂戴いたしますが、どうぞあしからずご了承ください。
・皆様にはご迷惑おかけしますが、ご賢察の上、ご理解いただきますようお願い申し上げます。

「ご理解賜りますようお願い申し上げます」は、事情を察し、理解してほしいことをより丁寧に表す言葉になります。「あしからず」は「悪しからず」とも表記され、「どうか悪く取らないでほしい」とお願いしたいときの表現。

また、「ご賢察(ごけんさつ)」は、口語ではなく、ビジネスメールや文書での使用に適しています。相手の推測を敬った上で、理解してほしい気持ちをかしこまった表現で伝えることができます。

英語で伝える「お含みおきください」

遠回しな日本語表現は、英語で伝えようとすると戸惑うことも多いのではないでしょうか。

お含みおきください

(C)Shutterstock.com

ビジネスなどのフォーマルなシーンでの「お含みおきください」は、

Please note that…

と英語で表現できます。「note」は「…を覚えておく」という動詞であり、「Please」と組み合わせることで「覚えおいてください」「ご承知おきください」という意味合いが生まれます。

また、「理解する」という意味の「understand」を使用し、

We hope you understand that…

と伝えるのも良いでしょう。日常的に親しい間柄であれば、「Give a thought.(ちょっと考えておいて)」と伝えることも可能です。

使える!ビジネス英語参考書

「お含みおきください」以外にもビジネス英語を学びたい! というときには、参考書を使用するのがおすすめです。以下の3冊のように実例が記載されていれば、すぐに実践に活かすことができますね。

1:「英文ビジネスEメール 実例・表現1200 [改訂版]」

具体的なビジネスシーンを想定した例文が満載。Z会通信講座の添削をもとに、間違いやすい箇所にはアドバイスが記載されています。件名から結びまで、英語でメールを作成したいときにも役立ちます。

2:「ビジネス現場で即効で使える非ネイティブエリート最強英語フレーズ550」

ネイティブとの英語会話に役立つ、ビジネス英語の入門書です。仕事のシチュエーションに合わせ、さまざまなフレーズを学ぶことができます。「差し支えなければ…」のように、ビジネスを円滑に進めるためのフレーズが記載されているのもうれしいですね。

3:「ビジネスEメール・チャットツールの英語表現 社内・取引先とのやり取りで今すぐ使いたいビジネス文例と入れ替えフレーズ」

ビジネスで必要なEメールだけでなく、チャットのフレーズにも対応した参考書です。ビジネス場面で飛び交うリアルなフレーズが紹介されています。リモートワークに必須のビデオ会議の依頼や、連絡のない相手へのフォローアップに使える文例も満載ですよ。

正しい敬語で自分の思いを伝えよう

「相手を尊重する気持ち」や「敬う気持ち」は、どんなときにも丁寧な言葉で届けたいですよね。「お含みおきください」は、「心にとめておいてほしい」という願望を、目上の方にも失礼なく伝えられる言葉です。さまざまな応用編を学び、どのようなシチュエーションでも自分本位にならない姿勢を身につけていきたいですね。

お含みおきください

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