よく考えずに行動してしまう
よく考えずに行動してしまう人は危機管理能力が低いといえるかもしれません。行動の早さはよいことのように思えますが、危機管理能力という面では仇になる場合もあります。危機管理能力が欠如している人は、トラブルが起きた状況や原因・解決策を深く考えず、やみくもに行動してしまうタイプが多いです。
とくに過去の成功体験を過信して何も考えずに同じ方法をとってしまうと、正確な状況判断ができず事態が悪化する場合も。危機に直面したとき「とにかくこの状況をどうにかしなければ!」と焦って動いてしまう傾向がある人は気を付けましょう。
知識と経験の不足
危機管理能力が足りない人は、その分野に対しての知識やスキルが不足しているパターンもあります。新入社員や若手社員によく見られる状況で、単純に経験値が足りない場合に起こってしまいがちです。
そもそも経験値が少ないと、起きた事象をトラブルとして認識できていない場合も。経験豊かなベテラン社員がサポートしながら、トラブルを回避する必要があります。ただしサポートしてもらえることに胡坐をかかず、その事例を自分が学習する努力を怠らないようにしましょう。
計画性の欠如
計画性のなさも危機管理能力が低い人の特徴です。スケジュール管理がうまくできない人や、物事を楽観視しすぎてしまう人は注意しましょう。「何とかなる」という考えで計画もろくに立てずに物事を進めると、ちょっとしたトラブルで窮地に追い込まれてしまう場合もありえます。
身近な出来事だと「待ち合わせ時間は決まっているのに出発時間を決めずにいたら、意外と準備に時間がかかって遅れてしまった」という例が挙げられます。行き当たりばったりのスケジュールではトラブルに対応する余裕もなくなりますので、計画性は大切です。
時間管理が苦手
時間を上手に使えない人も要注意です。先ほどご紹介した計画性の欠如にも関連してきますが、いつも遅刻をしてしまう人や納期を守れない人は危機管理能力が低い傾向にあります。
時間にルーズな人はそれだけで相手の信用を失ってしまうだけでなく、時間のなさ、つまり行動のゆとりがない点も問題です。トラブルに見舞われたときに対応しきれなくなり、さらに問題を拡大させてしまう恐れがあります。
自分のキャパを理解していない
自分が持つ能力や対応できる時間を考えずに物事を引き受けてしまうと、トラブルが起きやすくなります。頼まれたら断れない人や、つい安請け合いしてしまう人も注意する必要があるでしょう。
そもそも自分のキャパシティを理解していない人は「問題なくこなせる!」と思っているので、トラブルが起きる可能性すら考慮していない可能性もあります。
キャパオーバーのまま進めてしまうと、頼まれた仕事を達成できなかったり、ミスが多かったりなど別の問題が発生してしまうので注意しましょう。
【目次】
危機管理能力が高い人の特徴
危機に直面したときスムーズに物事を解決できる人は、多くの人にとって憧れの的です。危機管理能力の高い人には、いったいどんな習慣が身についているのでしょうか? ここでは3つの特徴をご紹介していきます。「自分は危機管理能力が低いかも…」と心配な人は、真似をしてみるとよいでしょう。
先まで予測を立てている
危機管理能力が高い人は、目先のことだけでなく常に物事の先を見据えています。自分の行動や言動によってどんな事象が起こりえるか事前に予測を立てているので、物事に対して動じずに対処できるのです。どんな状況でも落ち着いて行動できれば、トラブルが起きたときにも最善の一手を選ぶことができます。
リスクを想定済
先ほど「危機管理能力の高い人は先読みしている」と解説しましたが、決してポジティブな面だけでなくネガティブな面もしっかり想定しているのが特徴です。常に「もしも」の事態に備えているので、いざトラブルに見舞われたときにも焦らず行動ができます。