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2024.06.05

「策士」の正しい意味とは? 策士と呼ばれる人の特徴や注意点を解説

相手を惹きつけるカリスマ性がある

策士の人は頭の回転が人より早いので、いざという時に頼り甲斐のある存在に見えます。ただ、策士の人は自分の気持ちを優先して相手を強引に引っ張ることはしません。 相手の気持ちを尊重しながら引っ張ってくれるので、一緒に過ごすと居心地の良さを感じられます。

その結果、「何かあってもこの人となら大丈夫!」という安心感も得られるので、策士に魅了される人はとても多いようです。 ただ、相手の気持ちを尊重しながら引っ張っていくことはそう簡単にできることではありません。相手の気持ちに配慮できる心の余裕があってこそのバランス感覚だといえるでしょう。

「策士」の人が注意すべきこと

仕事も恋愛も思い通りに物事を進める策士の人ですが、状況によっては自分の策に溺れて失敗してしまうこともあるようです。そこで、策士の人が注意すべきことをご紹介します。

働く女性の横顔

(C)AdobeStock

利害関係で付き合い方に優劣をつけてしまう

自分の利益を優先する策士の人は、損得勘定で人付き合いをする傾向があります。人間関係に損得勘定を持ち込まれるのは、周りの人からみて気分の良いものではありません。 また、利害関係を気にして人と接する姿は、自然と周囲に気付かれるものです。そんな姿を見て「この人は信用できない」と思われて周りから人が離れていくこともあります。

目的達成のためには利害関係のある人に擦り寄ることが必要な時もありますが、誰にでも平等に接するようにしましょう。利害関係を気にせず平等に接することができれば、自分をサポートしてくれる良い人間関係を築けるはずです。

自分に悪意はないが悪口や噂話に聞こえてしまう

策士の人は向上心が高く、目的を達成するためには手段を選ばない人も少なくありません。その強引さゆえに、悪意を持ってライバルの悪口や悪い噂を流していると誤解を受けることもあります。 例えば、上司と仲良くなるために、会話の話題にライバルや部下のミスや噂を挙げてしまうなどです。自分の立場を上げるために他人を利用するやり方は周りの人には決して好まれることはありません。

また悪口や噂の元を辿る犯人探しが始まれば、「わざと相手を貶めた」と周りからの攻撃を受けかねないでしょう。 そんな悪口や噂を流す相手を快く受け入れてくれる人は少なく、結果自然と人が離れてしまうのです。回り回って自分の立場を悪くすることになるので自分の言動には十分に注意しましょう。

謙虚さを忘れて傲慢になってしまう

策士の人は、自分の目的を達成することを最優先に行動することも少なくありません。自分が望んだ通りに進んだときには、その陰には誰かが嫌な思いをしていることもあるのです。 その結果、「あの人に騙された」「あいつが仕組んだんだ」など恨みを買うこともあります。

自分の目的を果たすために戦略を練ることも大事ですが、周りの人を巻き込むのはよくありません。 策士の人は知らないうちに恨みを買うことも多いので、人と接するときは謙虚な姿勢を忘れないようにしましょう。謙虚な姿勢を忘れなければ、周囲の人との関係も悪化することはありません。

自己中心的な考え方で動いてしまう

自分の目的を達成するなら、「自分さえ良ければいい」と考えていませんか?自分の利益ばかりを優先して行動すると、周りもそれに気づき始め不信感を抱くようになります。 その結果、周りから人が離れていくのです。場合によっては、今まで積み上げてきたものが一気に崩れることもあるでしょう。

せっかく練った戦略を無駄にしたくないなら、自己中心的な考えを捨てることが望ましいです。 一度自己中心的な人だとレッテルを貼られると、信頼を取り戻すまでに時間がかかります。これがきっかけで昇進や昇給が見送りになることもあるので、十分に注意しましょう。

良く思われる「策士」になる方法はあるの? 

仕事ができ、異性にモテるなど、何でも器用にこなせる策士に憧れる人もいるでしょう。そこで、ここからは策士になる方法を紹介します。

策士

目標や目的を明確にする

まずは、自分が実現したい目標や目的を明確にしましょう。例えば「仕事で昇進したい」「好きな人と交際したい」など、実現することで自分が幸せなれる目標や目的を考えるのです。 目標や目的がないと何となく毎日を過ごすことになるので、目的意識を持って意欲的に行動することができません。

目標や目的が明確になれば、これから自分が向かうべきゴールを設定できます。 目指すべき方向が定まれば、あとはそのゴールまで最短距離で到達する戦略を立てるだけです。意外と目標や目的がなく毎日を送っている人も多いでしょう。目標や目的が見つからないなら、自分と向き合う時間を作るのがいいかもしれません。

優先順位をつけて行動する

目標や目的が定まり有効な戦略を立てたら、実際に行動する必要があります。ただし、思いついた策をひとつずつ闇雲に実行しても物事がうまく行く可能性はかなり低いです。 策士の人は、今自分が何をすべきかを感覚的に察知して行動を起こします。常に物事に優先順位をつけて戦略的に行動できているのです。策士になりたいなら、普段から行動に優先順位をつけるようにしましょう。

また、事前にしっかり計画を立てることも策士になるうえで重要なポイントです。時には計画通りに物事が進まないこともありますが、事前に計画を立てておくことで心に余裕も生まれます。その場の感情だけで行動しなくなるので、物事もうまく進みやすくなるでしょう。

周りを注意深く観察する

綿密に計画を立ててもその通りに物事が進まないときもあります。そんなときは、その場の状況に合わせて柔軟に対応しなければいけません。そこで必要になるスキルが、観察力と洞察力です。 策士の人は観察力と洞察力に優れているので、その場の状況を察知して最適な行動を起こすことができます。ただ、観察力も洞察力も簡単に身につくものではありません。

そのため、普段の生活から周りを観察する癖をつけるようにしましょう。周囲を観察して、相手が何を望んでいるのか見極める練習をするのです。観察力と洞察力が身につけば、自然とその場の空気も読めるようになるので自分の思い描いたストーリー通りに物事を進められるでしょう。

真摯に勉強する習慣を身につける

社会人になってから、勉強に時間を割く人は意外に少ないのではないでしょうか。策士の人は、日々勉強することを怠りません。上司と対等にコミュニケーションを取るには、知識や情報を得ることがとても重要だと考えているからです。 その結果、プライベートな時間は本をじっくり読み、資格を取って少しでも知識や情報を集めようとします。

また、仕事や恋愛において協力者の存在が重要だと考えているので、積極的に飲み会などに参加して人脈を広げようとすることも。 人脈が広がると今まで関わりのなかった分野の人とも交流を持てるようになるので、さらに知識や情報を得られます。それらの知識や情報を活用すれば、より効果的な戦略を立てられるでしょう。

良い「策士」でいられるように心がけて

ネガティブな印象が先行する「策士」ですが、仕事も恋愛も自分の思い通りに動かせる能力を備えた優れた存在です。ただし、自分の利益を追求しすぎると周りから敬遠されて孤立することも。

状況によっては自分の策に溺れて失敗してしまうこともあるので、その時は仕事や恋愛で危うい立場に立たされることもあります。人を惹きつける策士になりたいなら、配慮や謙虚な気持ちを忘れずいることが大切です。

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