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2024.04.24

「ご助力」とは?意味や正しい使い方、類語表現を紹介

 

「ご助力を賜りますと幸いです」

もらう」の謙譲語である「賜る」を使い、「ありがたい」という意味の「幸いです」と表現することで「~してもらえると、ありがたいです」という謙虚な姿勢で、協力や支援をお願いすることができます。

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類語にはどのようなものがある?

「ご助力」の意味や使い方については、おわかりいただけたかと思います。次に、ビジネスシーンで「ご助力」に換えて、使うことができる表現をご紹介します。

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「ご支援(ごしえん)」

し‐えん〔‐ヱン〕【支援】の解説
[名](スル)力を貸して助けること。「独立運動を—する」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

力を貸して助けること」を意味する「支援」に、丁寧さを表現する「ご」をつけることによって、ビジネスシーンにおいて、支援に対するお礼やお願いに、使うことのできる敬語表現になります。

(例)
・日頃よりご支援いただき、誠にありがとうございます。
・何卒、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

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「ご協力(ごきょうりょく)」

きょう‐りょく〔ケフ‐〕【協力】の解説
[名](スル)力を合わせて事にあたること。「—を仰ぐ」「事業に—する」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

力を合わせて事にあたること」を意味する「協力」に丁寧な接頭語「ご」をつけて、相手の協力を敬っていう表現。この「ご協力」の場合は、共に力を出し合う関係性のときに使うことができます。

(例)
・この度は、ご協力を賜り誠にありがとうございました。
・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

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「お力添え(おちからぞえ)」

ちから‐ぞえ〔‐ぞへ〕【力添え】の解説
[名](スル)他人の仕事を手助けすること。力を貸すこと。助力。援助。「よろこんでお—します」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

力添え」は「他人の仕事を手助けすること」「力を貸すこと」に、丁寧な接頭語の「お」をつけて、相手からの手助けを表現する謙譲語となります。

(例)
・お力添えいただきますよう、お願い申し上げます。
・○○様のお力添えがあったからと、誠に感謝しております。

ご援助(ごえんじょ)

えん‐じょ〔ヱン‐〕【援助】の解説
[名](スル)困っている人に力を貸すこと。「資金を—する」「国際—」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

ご援助」は、「困っている人を力を貸すこと」に「ご」をつけて、相手からの助けを表す敬語表現です。

(例)
・当イベントの成功は、ほかならぬ皆様のご援助のおかげです。
・このたびのご援助、感謝申し上げます。

ご尽力(ごじんりょく)

じん‐りょく【尽力】 の解説
[名](スル)ある目的の実現のために、力を尽くすこと。「町の復興に—する」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

精一杯努力する」「最大限の力で取り組む」という意味がある「尽力」に尊敬を表す「ご」をつけることで、上司や取引先など目上の人に対して使える丁寧な言い回しです。

(例)
・これもひとえに〇〇さんのご尽力の賜物です。
・〇〇さんのご尽力のおかげと厚く御礼申し上げます。

ご助勢(ごじょせい)

じょ‐せい【助勢】 の解説
[名](スル)力を添えて援助すること。また、その人。加勢。「弱いほうに—する」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「ご助勢」は、「援助する」「加勢する」という意味の「助勢」に接頭語の「ご」をつけた敬語表現です。「ご助力」に比べあまり使われない表現ですので、堅苦しい印象になりすぎないようにしたい時には「ご助力」や「お力添え」などほかの言い換え表現を使用すると良いでしょう。

(例)
・ご助勢いただき、ありがとうございます。
・このたびの成功は、○○さまのご助勢によるものです。

ご協力(ごきょうりょく)

きょう‐りょく〔ケフ‐〕【協力】 の解説
[名](スル)力を合わせて事にあたること。「—を仰ぐ」「事業に—する」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「ご協力」は「同じ目的のために力を合わせること」「心を合わせて働くこと」を表す「協力」に尊敬の意を表す接頭語「ご(御)」をつけた敬語表現です。書き言葉としては公文書やメールで「御協力」として使用されることもあります。「ご協力」と「御協力」、どちらもビジネスシーンでは使用されます。

(例)
・新製品のローンチに際して、ご協力をいただきありがとうございます。
・本事業の運営では、多大なご協力を賜りありがとうございます。

お骨折り(おほねおり)

ほね‐おり〔‐をり〕【骨折り】 の解説
苦労すること。精を出して働くこと。努力。「お—に感謝します」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「お骨折り」は「苦労すること」や「精を出して働くこと」を意味する「骨折り」に「お」をつけた敬語表現です。ビジネスシーンでは、相手の働きに感謝する時によく使われるフレーズです。

(例)
・関係者各位のお骨折りに感謝いたします。
・プロジェクト成功のために、部長にお骨折りをいただけないでしょうか。

ご指導(ごしどう)

し‐どう〔‐ダウ〕【指導】 の解説
ある目的・方向に向かって教え導くこと。「演技の—にあたる」「—を受ける」「人を—する立場」「行政—」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「ご指導」は、「決まっている目的や方向に向けて、教え導く」という意味の「指導」に「ご」をつけた敬語表現です。

・今後ともご指導いただけますと、幸いです。
・ご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

英語表現は?

英語で「ご助力」をどう表現したらいいでしょう? 今回はビジネスでよく使われる「協力」や「協調」といった意味の「cooperation」を使ってご紹介します。

・I’d really appreciate your cooperation. 「あなたに協力していただけると、とても助かります」
・Thank you for your kind cooperation.  「ご協力ありがとうございます」

最後に

ビジネスシーンで、誰かに支援や協力をお願いすることは、思った以上によくあることです。「何と言ってお願いしようか… 」と悩まれた時には「ご助力」を使って表現してみてください。

丁寧にお願いしたりお礼をすることで、お相手とより良い関係性を築いていけるのではないでしょうか。そんな時に頼りになる一言、「ご助力」のご紹介でした。

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