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2021.03.25

使い方間違ってない!? 「ご依頼いただきました」の正しい意味や使い方を解説

「ご依頼いただきました」の使い方は間違ってませんか? 正しい意味から使い方までを解説します。

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【目次】
「ご依頼いただきました」の意味とは?
「ご依頼いただきました」の使い方は? 例文でチェック
「ご依頼くださる」との違いは?
「ご依頼いただきました」の英語表現とは?
最後に

「ご依頼いただきました」の意味とは?

◆意味

「依頼」の意味は、「あるものによりかかって、それを頼みにすること」「他人をあてにすること」です。

ご依頼いただきました

(C)Shutterstock.com

「ご依頼いただきました」は、接頭辞「ご」を「依頼」の前に付けて相手を敬い、さらに「してもらいました」の謙譲語「いただきました」を加えた、丁寧な表現です。ビジネスの場では、会話でもメールのやりとりでも頻繁に登場するフレーズです。

◆依頼とお願いの違いは?

「依頼」と「お願い」はよく似た意味合いですが、「お願い」は「こうしてほしいと人に頼むこと」で、人に助力や配慮を求める時に使用します。どちらかというと依頼よりも柔らかいニュアンスの意味を持ちます。

◆「ご依頼いただきました」は正しい敬語?

日常よく使われる「ご依頼いただきました」は、正しい敬語なのでしょうか? 「ご依頼いただきました」を「ご依頼」と「いただきました」に分けて考えてみるとよくわかります。

先に解説したとおり、「ご依頼」は「依頼」に接頭辞「ご」が付いたもの。単語の前に「お」や「ご」のような接頭辞をつけることによって、その単語を尊敬語や謙譲語、丁寧語などの敬語として使うことができます。このことから、「ご依頼いただきました」は正しい敬語と言えます。

ここで注意したいのが「ご依頼させていただく」という表現。自分が相手に依頼する時にうっかり使っている人もいるかもしれませんね。

「ご依頼させていただく」は、「依頼をする」という言葉に接頭辞の「ご」を付けて謙譲語にしていますが、「させていただく」も「させてもらう」の謙譲語なので、謙譲語が二重に使われていることになります。一見丁寧な表現のように見えますが、これは二重敬語なので使わないように注意しましょう。

「ご依頼いただきました」の使い方は? 例文でチェック

「ご依頼いただきました」の基本をしっかりと確認できたら、具体的に例文を見ていきましょう。

ご依頼 ご依頼いただきました

(C)Shutterstock.com

1:「ご依頼いただきましたデータを、添付ファイルにてお送りします」

相手から依頼されていたデータを、メールで送る際に使います。

2:「ご依頼いただきました通りに、処理を進めています」

相手から頼まれていた通りに処理が進んでいるということを、伝えています。

3:「ご依頼いただいておりました件、下記のとおりご回答申し上げます」

「ご依頼いただきました」ではなく、「ご依頼いただいておりました」という表現方法が使われていますが、こちらも基本的な意味は「ご依頼いただきました」と同様です。

ご依頼いただいておりました」のほうが「ご依頼いただきました」よりも丁寧な印象を与えますので、ビジネスシーンでは頻繁に使われます。状況に応じて使い分けるといいでしょう。

この場合の「おりました」は「いる」の丁寧語「おります」を過去形にしたもので、動作の継続を表す補助動詞です。

「ご依頼くださる」との違いは?

ビジネスの場では「ご依頼くださる」という表現も使われます。「ご依頼いただく」と「ご依頼くださる」にはどのような違いがあるのか理解しておくといいでしょう。

ご依頼 ご依頼いただきました

(C)Shutterstock.com

「ご依頼いただく」も「ご依頼くださる」も、意味は「依頼してもらう」「依頼してくれる」とあまり変わりはないように思えますが、「ご依頼」と「いただく」「くださる」に分けて考えると、その違いがよく理解できるでしょう。

「ご依頼いただく」は、「ご依頼」に「いただく」を付けた謙譲語です。一方、「ご依頼くださる」は、「ご依頼」に「くださる」を付けた尊敬語です。どちらも敬語に変わりはありませんが、厳密には謙譲語と尊敬語という違いがあるのです。

主語を考えると、さらに理解しやすいかもしれません。「ご依頼いただく(依頼してもらう)」は「(私が)依頼してもらう」、「ご依頼くださる(依頼してくれる)」は「(相手が)依頼してくれる」ということになります。

「ご依頼いただく」と「ご依頼くださる」は、主語が自分自身である謙譲語と、主語が相手である尊敬語の違いなのです。ただ、どちらも意味はほとんど変わりありませんので、あまり深く考えすぎないほうがいいでしょう。

「ご依頼いただきました」の英語表現とは?

「ご依頼いただきました」は、英語ではどのような表現が使えるかも知っておくといいでしょう。

ご依頼 ご依頼いただきました

(C)Shutterstock.com

「依頼」は英語では「request」という単語に相当しますが、状況に応じてさまざまな表現を使うことができます。いくつか覚えておくと便利です。

「I am sending you the documents that you requested.」
 (ご依頼頂いていた資料をお送りします。)

「I will send the data that was requested.」
 (ご依頼のデータをお送りします。)

「We have a favor to ask of you.」
 (あなたに依頼したいことがあるのですが。)

最後に

ビジネスシーンでは避けては通れない、「ご依頼いただきました」というフレーズ。自分で使う場合、相手から使われる場合、どちらの機会も多くあると思います。

「ご依頼いただきました」を正しく理解して使いこなせるようになると、礼儀正しい言い回しや、違和感のないスムーズな文面で相手とやりとりできるようになるでしょう。普段の会話やメールなどで積極的に使って、自分の言葉として馴染むようにしておきましょう。

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

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