母の日のメッセージで何を伝える?
母の日のプレゼントには、ひと手間かけてメッセージを添えればより気持ちが伝わりやすくなるはず。どのようなことを書くと喜んでもらえるのでしょうか?母の日のメッセージにおすすめの内容をご紹介します。
感謝の気持ち
母の日のメッセージに日頃の感謝の気持ちを書くと、喜んでもらえるでしょう。
同居していたり、家事や子どものお世話を手伝ってもらっていたりするなら、そのことへの感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。具体的な内容を書くことで、より気持ちが届きます。
離れて暮らしているケースでも、電話で気遣ってくれたり物を送ってもらったりしているなら、日頃の感謝を伝えるコメントを書くのがおすすめです。親元を離れている人は、親のありがたさを伝えると喜ばれるはず。一緒に住んでいた頃にしてもらっていたことに対し、感謝を伝えるのも良い方法です。
健康を願う気持ち
どれだけ年齢を重ねても、母親にはいつまでも元気でいてもらいたいと思うもの。メッセージに体調を気遣う言葉を書くと、健康を願う気持ちを伝えられます。
「いつまでも元気でいてね」「これからも体を大事にしてね」などの言葉は、結びの言葉としても使えるフレーズです。文章の終わらせ方で迷う場合にも、それまでの文脈とは関係なく使えます。母親の健康を気遣いつつ未来にもつなげられる表現を覚えておけば、メッセージを締める際に悩まずにすみます。
母の日のメッセージを書くポイント
より素敵なメッセージに仕上げたいなら、具体的な思い出を盛り込んだり、手書きや手作りにこだわったりしてみるのもおすすめです。義母にメッセージを贈る場合のポイントも解説します。
具体的な思い出を添えて
母親との思い出を盛り込むと、懐かしい出来事を思い出しながら喜んでもらえます。できるだけ具体的なエピソードを添えるのがポイントです。「去年一緒に行った旅行は楽しかったね」「この前はおいしい料理をありがとう」など情景を思い出しやすいように書くと、よりうれしさが増すのではないでしょうか。
離れて暮らしている母親には、近況を交えた内容にするのもおすすめです。「なかなか帰れないけど、元気にしています。来年は会おうね」というように書けば、自分の状況も伝えられます。
手書きや手作りカードもおすすめ
気持ちを込めたメッセージを伝えやすくするには、手書きで書くのがポイント。メッセージカードにこだわるのもおすすめです。母親に喜んでもらえるような素敵なデザインにすれば、飾ってもらえるかもしれません。
母を思う気持ちをより強く伝えられるのが、手書きや手作りでメッセージを作る大きな効果です。メッセージを受け取った側も、温かみを感じて幸せな気持ちになれます。
義母に贈る場合
義母に母の日のメッセージを贈るときは、改まった文章で書くのが基本です。敬語を使いながら、丁寧な表現を意識する必要があります。
義母の息子である夫のことを書く際は、「旦那」や普段呼んでいるあだ名などは使わず、「○○さん」と書きましょう。「プレゼントはふたりで選びました」と夫婦仲のよさを盛り込んだり、夫婦連名にしてもいいですね。
義母に感謝や気遣う気持ちを伝えることも重要です。自分は謙遜しつつ義母を立てる内容を盛り込むと、喜んでもらえます。「お義母さん」と書くと他人行儀な印象を与えるため、あえて「お母さん」とするのがおすすめです。
メッセージの例文を紹介
メッセージを考える際の参考になる例文を、実母と義母のパターンに分けて紹介します。小さめのメッセージカードには、シンプルなメッセージを添えましょう。
実母へのメッセージ
自分の母親へ贈る場合は、カジュアルな表現で気持ちを伝えるのがおすすめです。普段なかなか言えない言葉を添えると、感激もひとしおでしょう。
お母さんへ。
日頃の感謝の気持ちを込めてプレゼントを贈ります。
いつも私たちのために頑張ってくれてありがとう。
いつまでもきれいで元気なお母さんでいてください。
これからもよろしくね。
お母さん、いつもありがとう。
遠く離れていると寂しくなることもあるけど、
そんな時はお母さんの顔を思い浮かべながら、日々頑張っています。
今度の里帰りでは、旅行や温泉に行けるといいね。
これからも応援していてください。
義母へのメッセージ
義母へメッセージを書く際は、気を遣って堅い敬語を使い過ぎないようにしましょう。手書きで丁寧に書く、誤字・脱字がないよう気を付けるのもポイントです。
お母さん、いつも何かとお心遣いをいただき、ありがとうございます。
感謝の気持ちを込めて、みんなでプレゼントを選びました。
これからもお元気で素敵なお母さんでいてください。
お母さんへ。
いつもお世話になっており、ありがとうございます。
日頃の感謝の気持ちを贈ります。
休みの日が来るたび、子どもたちに「おばあちゃんの家に行きたい」とせがまれています。
今後とも私たち家族をよろしくお願いします。
短めのシンプルなメッセージ
長文は苦手という人には、短くシンプルなメッセージがおすすめです。長々と書かなくても、感謝や気遣いの言葉を入れればきっと真心が伝わります。
お母さんへ。
いつも本当にありがとう。日ごろの感謝を込めて。
早めの母の日のプレゼントです。いつも支えてくれてありがとう。今度また旅行に行きましょう。
母の日に心を込めて。お母さんの大好きなお花を贈ります。お父さんと仲良くね。
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監修/和文化研究家
三浦康子
古を紐解きながら今の暮らしを楽しむ方法をテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、Web、講演などで提案しており、「行事育」提唱者としても注目されている。連載、レギュラー多数。All About「暮らしの歳時記」、私の根っこプロジェクト「暮らし歳時記」などを立ち上げ、大学で教鞭もとっている。著書『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)ほか多数。
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