承認欲求が強すぎる
「自分自身の満足への気持ちが強すぎるあまり、人の話に興味や関心を持ちません。むしろ人の話をさえぎってでも、自分の話を聞いてもらおうとします。」(Aさん)
自分で自身を認めたいと欲する「自己承認欲求」は、誰もが持ち得る自然な欲求です。「今の自分で満足できるのか」という、自分が基準になって自分を認めたいという欲求は、最終的には「自分はこれでいい」という自己尊重にもつながります。
しかしメンヘラの男性は、自己承認欲求の意識が強すぎる性質があるようです。自分は自分にとって大切な存在だということを自覚するため、ということが考えられます。
交際相手からの愛情を感じ取ろうとする言動も、自己承認欲求が強すぎる人の特徴です。自らの一部として捉えている人から認められれば、自分を認めることになり気持ちが落ち着くのです。
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SNSやLINEにも特徴がある
メンヘラ男性の特徴が、LINEのやり取りやSNSのアイコン画像に反映されるという声もありました。どのような傾向があるのか、見てみましょう。
連絡がマメで長文
「行動を監視しているかのごとくマメに連絡が来ます。LINEで返事を送れば、数秒後に既読になることも少なくありません。自動返信かと思わせるようなタイミングや、スクロールしなければ読めないほどの長文で返事が送られてくることもあります。」(Nさん)
メンヘラ男性は、好きな人と四六時中つながっていたいと考える特徴があるようです。マメな連絡は、極度の寂しがり屋であることが影響しているのでしょう。
長文でLINEを送ってくるのは、交際相手からの返事が遅い場合にまとめて気持ちを伝えたい意味が込められていると考えられます。
長文のメッセージを受け取ると短文での返信は送りにくくなるものですが、メンヘラ男性は、そのような相手の気持ちを察せないのかもしれません。
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LINEの連投
「忙しくて既読スルーの状態になっていても、お構いなしにメッセージが連投されます。連投されたメッセージには、返事を催促する内容が書かれていることもあります。」(Eさん)
LINEでのやり取りでまだ相手から返事が来ていないにもかかわらず、何度もメッセージを送ることから、相手の状況を考えらない特徴がうかがえます。
早く返事がほしい自分の気持ちしか考えていない、身勝手な性格とも取れます。
LINEの連投を受けた側は、メンヘラ男性の機嫌を損ねたくないと焦っても状況によっては全くメッセージを返せないこともあるでしょう。そうした場合は悪循環に陥ってしまいます。
アイコン画像を頻繁に変える
「SNSのプロフィールに掲載しているアイコン画像を頻繁に変更します。『もっと自分に注目してほしい』という気持ちから来るようです。」(Mさん)
アイコン画像を頻繁に変える心理は、メンヘラ男性の現実世界と理想の世界が隔たっていることの表れとも捉えられます。
メンヘラ男性は、SNSでは自分を思いきり表現できても、現実では地味であることが多い傾向にあります。SNSと現実でキャラクターの違いが顕著な男性は、メンヘラである可能性が高いかもしれません。
仕事に影響が出てしまうことも
メンヘラ男性の言動は、仕事や職場の雰囲気に悪い影響を及ぼす恐れもあります。職場にメンヘラ男性がいる場合は、影響されてしまわないよう注意しましょう。
ネガティブな思考が伝染する
メンヘラ男性の特徴であるネガティブ思考が表に出ると、周囲に伝染して悪影響を及ぼしやすくなります。
うまくいくかどうか予測不可能な仕事を任された場合、メンヘラ男性はマイナスな方向に考えがちです。「できないかも」「自信がない」などと捉えてしまいます。
「疲れた」「帰りたい」「辞めようかな」のような言葉を簡単に口に出すことも、職場のメンヘラ男性に見られる特徴です。
ネガティブな発言や態度は、周囲のモチベーションを下げてしまう原因にもなりかねません。
周りとのコミュニケーションがとれない
自己中心的な性格のメンヘラ男性は、自分にとって都合のよい状況ばかり求めるため、周囲とうまくコミュニケーションが取れずに1人だけ浮いた状態になることも。
プライドが高く相手の立場に立って物事を考えられない性格から、気に入らないことがあると誰とも話さなくなる場合もあります。
自分勝手な人は、報告・連絡・相談ができないこともデメリットです。業務で必要なコミュニケーションが取れなければ、仕事の進行に大きな支障をきたしてしまいかねません。
責任転嫁や言い訳が多くなる
自己承認欲求が強すぎるメンヘラ男性は、「自分は仕事がもっとできるはず」と思い込む傾向にあります。そうなると、ミスをしてもなかなか認めようとしません。
自分にも責任がある可能性は全く考えずに、他人へ責任転嫁することも。反省しないため改善点も分からず、同じミスを繰り返す可能性も高まります。職場としてもメリットがありません。
言い訳の多さも、自己承認欲求が強い人に見られる特徴の一つです。自分を正当化しようとするため、上司や同僚から敬遠される可能性が高まります。
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職場にメンヘラ男性がいるときの対処法
メンヘラ男性が職場にいる場合、面倒な関係にならないよう注意が必要です。職場のメンヘラ男性との上手な付き合い方を紹介します。
相手を否定しない
メンヘラの男性は、自分の考え方や価値観が否定されるのを嫌います。たとえ間違ったことを話していたとしても、否定してはいけません。相手の承認欲求が適度に満たされるよう、肯定的な言葉で対応しながら話を聞くのが無難です。
メンヘラ男性へのアドバイスも、否定的な言葉として捉えられる可能性があります。親切心からのアドバイスだとしても、相手を落ち込ませて予想外の反応になることもあり得るのです。
場合によっては敵意を抱かれ、関係が悪化してしまう恐れもあります。余計なストレスを抱えないためにも、相手を否定しない言動を意識するのがポイントです。
相手のペースに乗らない
メンヘラ男性と仲良くなり好意を持たれてしまうと、コミュニケーションが過剰になる可能性があります。昼夜問わずLINEが来たり、頻繁に食事に誘われたりしかねません。
相手のペースに飲まれてしまうと、こちらの仕事やプライベートに悪影響を及ぼす恐れもあります。悩みを打ち明けられ本気で話を聞いた後などは、特に注意が必要です。
メンヘラ男性に一度親身に接すると、その後も同じ態度で接してくれると思われがちです。自分のペースが乱されるのを防ぐためには、相手のペースに乗らないことを意識するのが大切です。
適度な距離を保つ
職場のメンヘラ男性とは、適度な距離感で接するのがおすすめです。近すぎると自分にストレスがたまりやすくなり、距離を置けば相手を傷付けてしまいます。
本音では接したくない相手でも、同じ職場でどうしても関わりを持たなければならないなら、仕事と割り切ることも大切です。事務的な連絡だけなら、ストレスもたまりにくくなります。
時には話を聞いてあげることも重要です。相手の話に深入りしないよう注意しながら接すれば、職場内で良好な関係を保てます。
好意を抱いてしまうような魅力を感じる男性であっても、入れ込みすぎるのは危険です。今後の生活のペースを乱されないためにも、適度に距離を保ちつつ相手をしっかりと見極める必要があります。
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