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2021.07.14

【100人に聞いた】周囲に「不幸自慢」が多い人はいる?臨床心理士による上手な接し方のポイントも紹介

みなさんの周りに「不幸自慢が多い」と感じる人はいますか? 100人に聞いたアンケートの結果や、臨床心理士による上手な接し方のポイントをご紹介します。

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そもそも「不幸自慢」の意味とは?

「不幸」=幸福でないこと。また、そのさま。ふしあわせ。(小学館刊・デジタル大辞泉)

「自慢」=自分で、自分に関係の深い物事を褒めて、他人に誇ること。(小学館刊・デジタル大辞泉)

つまり「不幸自慢」とは、「幸福でないことを他人に誇ること」という意味になります。単純に考えれば矛盾した言葉ですが、なぜ不幸であることを「自慢」していると受け取られる場合があるのでしょうか。臨床心理士の吉田美智子さんは、次のように語ります。

「人はそれぞれおかれた環境・事情があり、日常的にちょっとした残念なことは誰にでも起こり得るけれど、『不幸自慢』と感じられてしまうのは、不幸 (アンラッキー) に注意が行く、また、それを言わずにはいられないということだと思います」(吉田さん)

【アンケート】周囲に不幸自慢してくる人はいる?

不幸自慢

周囲に「不幸自慢」をする人はいるか、アンケートを実施。その結果「はい」と回答した人は14.2%となりました。「不幸自慢が多い」と感じられる人は、それほど多くはないようです。

※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。

【アンケート】不幸自慢してくる人ってどんな人?

続いて、不幸自慢が多い人に対してどのような印象を持っているのか質問。回答の中から代表的なものをご紹介します。

身の上話・ネガティブな話が多い

・身の上話ばかりする人 (40代・愛知県・子ども2人)
・寝てない、仕事が忙しい、疲れが取れないと言う (30代・神奈川県・子ども3人)
・常に自分が一番大変だと思っている (30代・大分県・子ども1人)
・いつもネガティブな話ばかりする。楽しい話をしてもネガティブで返してくる (30代・兵庫県・子ども1人)
・愚痴を言うときしか連絡してこない (30代・愛知県・子ども1人)
・勤務先の飲食店に同窓会の方達がいらしたとき、ほとんどの方が自分がいかに苦労したか、不幸であったかを語っていらして、人は不幸自慢が好きなのだな、と思いました (40代・千葉県・子ども1人)

注目されたい

・人の注意が自分に向いていないと嫌な人 (40代・沖縄県・子ども2人)
・自分がそうかもしれない。不幸な話というのはある意味自分の武勇伝でもあるので、聞いてほしいという気持ちがある (30代・石川県・子ども3人)

不幸自慢

【アンケート】不幸自慢してくる人にどう対応している?

それでは、みなさんは「不幸自慢が多いなぁ」と感じる人に対してどのように対応しているのでしょうか。特に多かった傾向の回答の中から、一部ピックアップしてご紹介します。

聞き流す/適度にあしらう

・聞いて済むなら、一通り話半分でも聞く (40代・岡山県・子ども1人)
・感情移入せず、適当に話を流す (30代・千葉県・子ども1人)
・上手く受け流す (30代・山形県・子ども2人)
・あまり反応しない。 そうなんですねー、くらいの相槌にとどめる (40代・兵庫県・子ども1人)
・そうなんだ、で終わる (30代・愛知県・子ども1人)
・大変だねーと聞き流す (30代・茨城県・子ども2人)
・とりあえず相づちを打つ (40代・石川県・子ども2人)

話を聞く

・とりあえず、話しは聞く (40代・広島県・子ども1人)
・相手は自分の話を聞いてほしいだけだと思うので、なるべく傾聴に努める。こちらの話はしない(30代・神奈川県・子ども2人)
・話だけ聞いてあげて、何も言わない (40代・愛知県・子ども2人)
・聞き手に回って、相づちすること (40代・宮崎県・子ども1人)
・不幸自慢する人は嫌いではない。それがその人のアイデンティティだから受け入れ付き合う (30代・山口県・子ども1人)
・ちゃんと聞いてあげる (40代・福島県・子ども1人)

話を合わせる

・とりあえず、大丈夫?と気遣うようにする (30代・神奈川県・子ども3人)
・かわいそうだと思っていることをうまく伝える (40代・大阪府・子ども2人)
・大変ですね。と、慰めてあげる (40代・宮城県・子ども2人)
・同情してほしくて言っていると思うので話を聞いて同情してあげる。可哀想だね、とか手伝うよ、と声をかける (40代・秋田県・子ども2人)
・とりあえず同調する(40代・栃木県・子ども1人)
・共感、同調してあげる。当たり障りのない返事をする (30代・神奈川県・子ども3人)

特に多かったのは、あまり真剣に受け止め過ぎず、聞き流すという回答。ほかにも、聞いてほしいのだろうからとりあえず話を聞くという人や、一言声をかけてあげるという人も多くいました。

【臨床心理士に聞く】不幸自慢をする人にどう接したらいい?

最後に吉田さんに、不幸自慢が多い人にどのように接したらいいか教えていただきました。

「不幸自慢をしてしまうのは (1) 言うことでストレス緩和をしている(2)『大変なのにがんばっているんだな』と思ってもらいたい・理解されたい、という理由が考えられます。

(1) の場合は、聞き流しても大丈夫 (でも、聞いてあげるほうがいい) 。(2) の場合は、気持ちを受けとめてあげる必要があります。『大変でしたね』『今日は無理しないほうがいいかもしれませんね』のように温かい言葉かけをしてあげられるといいですね。

いずれの場合も、聴き手は『真剣に聞いてあげないと』『助けてあげないと』と思いつめないほうがよいですよ」(吉田さん)

不幸自慢

誰かに話を聞いてほしいと思うことは、多くの人があるはず。とはいえ常に「こんな酷いことがあった」という話ばかりだと、聞いている方が疲れてしまう場合も。なかなか難しいことではありますが、無下にし過ぎず、入り込み過ぎず、状況にあわせてほどよい距離感で対応するのがよさそうです。

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臨床心理士

吉田美智子

東京・青山のカウンセリングルーム「はこにわサロン東京」主宰。自分らく生きる、働く、子育てするを応援中。オンラインや電話でのご相談も受け付けております。
HP
Twitter: @hakoniwasalon

イラスト/Shutterstock.com

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