【目次】
「どんくさい」とはどんな意味?
はじめに、「どんくさい」という言葉の意味について紹介します。
まだるい。まがぬけている。 (小学館刊・デジタル大辞泉)
「どんくさい」とは、手際の悪さやのろさなど、行動のにぶい様を指す言葉です。
どこか抜けた印象がある言葉の「どんくさい」。今回は、ワーママの皆さんに身近にいるどんくさい人についてアンケートで調査しました。
あなたの周りにどんくさい人はいる?
※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
ゆっくりした行動や要領が悪い様子を「どんくさい」と表しますが、その実態について調査しました。
今回ワーママ100名に回答いただいたアンケートでは、「あなたの周りにどんくさい人はいますか?」の質問に対して、45%の人が「はい」と回答しました。
約半数ほどの人が「どんくさい」と感じた人にはどのような特徴があるのでしょうか。代表的な回答をご紹介します。
どんくさい人にみられる特徴とは?
行動が遅い
「とにかく何をするにも遅い 」(40代・千葉県・子ども2人)
「やることが遅い。人の話をよく聞かない。反省しない。やる気が見えない」 (40代・静岡県・子ども2人)
「行動が遅い、理解するのも遅い。気が利かない」 (40代・埼玉県・子ども2人)
「視野が狭い。行動が遅い 」(40代・千葉県・子ども2人)
「初動が遅くて危機感があまりない 」(40代・広島県・子ども2人)
要領が悪い
「物事の覚えが悪い。なんでもすぐに謝って下手に出てしまう」(30代・岐阜県・子ども2人)
「無駄な動きが多い 大したことのない出来事を大事にしてしまう 」(30代・島根県・子ども2人)
「効率がわるい」(30代・滋賀県・子ども3人)
自分の頭で考えない
「何でも人に聞き、自分で考えて行動できない」(40代・千葉県・子ども2人)
「次の事を考えていない」 (30代・長崎県・子ども3人)
「先を見通して行動ができないため、その都度その都度、なにかにつまづいている」(30代・茨城県・子ども1人)
ミスが多い
「何回言っても同じミスをする 動きが遅い」(30代・茨城県・子ども2人)
「いつも失敗し怒られている」(40代・岡山県・子ども3人)
理解しない
「人の話を理解できないのか、理解力が乏しいため、必要とされている仕事ができない。または必要とされていることではないことをしていまう」(40代・富山県・子ども2人)
「相手の要件を理解できなかったり、説明された操作がスムーズに出来ない人がいました」(30代・大分県・子ども2人)
人の話を聞かない
「人の話を聞かない」(40代・大阪府・子ども3人)
「言われたことをチャンと聞いてない」(30代・広島県・子ども1人)
忘れっぽい
「タスクをすぐに忘れる」(30代・神奈川県・子ども1人)
「自分。よく忘れ物をするし、すぐ躓いてしまうし、鈍臭いなぁと思う」(30代・兵庫県・子ども2人)
判断に時間がかかる
「自分がどんくさいです。判断まで時間がかかるせいだと思いますが、逆にいえばじっくり考える力があることでもあるので、どんくさくても気にしません」(30代・新潟県・子ども2人)
「段取りができない、断ることができない、優柔不断」(40代・静岡県・子ども1人)
暴走する
「お好み焼きを食べに行った時、会話がヒートアップして、熱々の鉄板の上に拳を振るった時」(30代・東京都・子ども1人)
ゆっくり話す
「口調がゆっくり」(40代・鹿児島県・子ども2人)
空回り
「何をやっても空回り」(30代・山梨県・子ども4人)
周りを見ていない
「周りが見えていない 気を配れない」(40代・静岡県・子ども4人)
キャパが狭い
「大した仕事もしていないのにいっぱいいっぱいになっている人」(30代・徳島県・子ども3人)
「キャパシティーが小さく、すぐにその人の容量オーバーとなり、人の話をよく聞かず、仕事のミスをする」(30代・岡山県・子ども2人)
天然
「天然な人が多い」(30代・京都府・子ども3人)
どんくさい人の特徴についてのアンケートでは、「行動が遅い」「要領が悪い」など行動に時間がかかる点に関する回答が多く集まりました。
どんくさい人と上手に付き合うための対策とは?体験談を元にご紹介
続いて、どんくさい人とはどのような付き合い方をしているのか、アンケートの回答を紹介します。
個性だと思う
「イライラせずに個性だと受け止める」(40代・埼玉県・子ども2人)
「この人らしいなって思いながら流す」(30代・京都府・子ども3人)
「慎重な人だとおもって、つきあう」(40代・山形県・子ども1人)
「どんくさいと思わずに、その人にはその人のペースがあることを理解する事」(40代・千葉県・子ども1人)
「人は人ととらえ、大きな心を持つ」(40代・東京都・子ども1人)
「相手のありのままを受け入れる」(30代・栃木県・子ども2人)
「チャームポイントの一つして捉える」(30代・東京都・子ども1人)
きちんと伝える
「注意点、やってほしいことを伝えておく」(30代・茨城県・子ども2人)
「先に必要なことを提示しておく」(30代・東京都・子ども2人)
「分からないことをかみ砕いて説明し、お願いすることをわかりやすく具体的にする。また見本をつけるなど、見てわかるようにする」(40代・富山県・子ども2人)
「前もって伝えてあげる」(40代・大阪府・子ども3人)
広い心を持つ
「イラッとしたときにユーモアで返せる人間的な器があるかどうかが大事」(30代・新潟県・子ども2人)
「寛容に待つ」(40代・大阪府・子ども2人)
「自分だったらこうするのに、もっとこうすれば効率がいいのに、と思っても口に出さない」(30代・青森県・子ども1人)
「余裕をもって接する」(30代・広島県・子ども3人)
フォローする
「サポートに徹する。助言をする」(30代・茨城県・子ども1人)
「何に困っているのか、どこで詰まっているのかを聞いたり、一緒に順序だてて追っていく」(30代・大分県・子ども2人)
「手伝えることは手を差し伸べてあげる」(30代・山梨県・子ども4人)
「手を貸す」(30代・愛知県・子ども3人)
期待しない
「期待しないで怒らない」(30代・山梨県・子ども1人)
「相手に期待しすぎない」(30代・島根県・子ども2人)
距離を置く
「イライラしないために少し距離を置く」(30代・三重県・子ども3人)
「相手のペースにのらない」(30代・熊本県・子ども3人)
「距離を取る、あまり深くは付き合わない、その人の容量に見合う仕事を依頼する」(30代・岡山県・子ども2人)
気にしない
「どんくさいことをわかった上で、話しかける」(30代・広島県・子ども1人)
「普通に付き合う」(30代・富山県・子ども5人)
アドバイス
「ある程度目を目をつぶる。気になってしまうことはきちんと教えるか自分でやる」(40代・千葉県・子ども2人)
「やり方を細かく教える」(30代・千葉県・子ども1人)
見守る
「気を長くする」(40代・神奈川県・子ども1人)
「気長に見守る。困ってる時は助言する」(30代・北海道・子ども1人)
相手のペースに合わせる
「こちらも極限まで人としてのレベルを落とし、亀のようにゆったり構え、相手との速度差をなくせば丁度良くなる」(30代・東京都・子ども3人)
「こっちも、ゆっくり話す」(40代・鹿児島県・子ども2人)
自分がやる
「やれることは自分でやる」(30代・愛知県・子ども2人)
「頼まない」(30代・埼玉県・子ども1人)
「先回りして物事を進める」(40代・大阪府・子ども2人)
周りを見る
「周りの状況をよく見る」(30代・北海道・子ども2人)
褒める
「褒めて自尊心を高めるようにする」(30代・岐阜県・子ども2人)
「どんくさい人との付き合い方」で最も多かった回答は、「個性だと思う」でした。「どんくさい人にはどのような特徴がありますか?」の設問に対しては「要領が悪い」「ミスが多い」など一見ネガティブな回答が多かったですが、どんくささは愛嬌として捉えられる面もあるようです。
また、「きちんと伝える」「フォローする」「アドバイスをする」「褒める」など、相手に寄り添った関わり方をする人も多いこともわかりました。大事なことや仕事に関しては、あまり相手に期待しすぎず、自分で進めたり「見守る」という回答もありました。
「どんくさい」ことは愛嬌としても捉えられる
「失敗が多い」「行動が遅い」などネガティブな回答もありましたが、全体的に回答をまとめると「どんくさい」ことはチャームポイントとして捉えられることもあり、実はそれほど嫌われるタイプではないこともわかりました。
相手に合わせてゆっくり丁寧に説明をしたり、困っているときはフォローしたりアドバイスをするなど、相手の特徴に沿ってコミュニケーションを取っている方が多くいます。関わり方に迷ったらぜひ参考にしてみてくださいね。
画像 /(C)Shutterstock.com
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