食べ物で体の中から肌をサポートする
タンパク質やビタミンが◎
「体は、毎日の食事でできている」といわれるほど、日々口にするものも重要です。栄養たっぷりの食事を心がけることで、内側からも美しい体を目指しましょう。
特に大切なのは、たんぱく質やビタミンです。赤みのお肉はたんぱく質が含まれているだけではなく、しみ対策に有効な鉄分も豊富に含まれています。また、レモンやグレープフルーツには、ビタミンCやクエン酸がたっぷり含まれています。これらは、肌にはうれしい栄養素です。毎日バランスよく摂取するのが難しい場合には、サプリメントを併用するのもアリでしょう。たんぱく質を摂取できるプロテインや、マルチビタミンなどのサプリメントは手軽に栄養を摂取できます。
シミ予防におすすめの栄養素
美容皮膚科タカミクリニックの副院長・山屋雅美先生に伺うと…
シミの原因になる活性酸素を抑える抗酸化作用のあるビタミンCやリコピン(トマト、スイカなど)の摂取を。ビタミンCが多く含まれているグレープフルーツなど柑橘系の果物には高毒性物質ソラレンも含有しているため紫外線を吸収しやすいという反面も。柑橘系のフルーツを食べる際は朝は避けるか、その他の野菜(赤ピーマン、ブロッコリー、カリフラワー)やサプリメントでの摂取を。
また、肌の新陳代謝をよくしてシミの排出を促したり、バリア機能と維持したりするために役立つたんぱく質も摂取しましょう。
サプリメントで栄養素を補うのもGOOD
多忙を極める働くママでも簡単に栄養を補えるのがサプリメント。毎日飲むものなので、原材料にこだわったアイテムを選ぶのがおすすめです。Domani読者から支持が高かったのは、水に溶かすだけでOKのパウダータイプ。
エッセンシャルビタミンC
▲125g ¥15,600
とても身近な栄養素のひとつですが、思っている以上に食事からの摂取が難しいビタミンC。茹でたり焼いたり加熱することで溶け出してしまったり、本来の栄養価が減少してしまうのも悩みの種ですよね。そんな心配なく、ダイレクトに、手軽に摂れるのがこの高濃度ビタミンCパウダー。
農薬、合成薬品、化学肥料不使用のアセロラベリーやカムカムフルーツ、カカドゥプラム、柑橘など、大自然オーストラリアで育った果実の粉末のみが使われていて、スプーン1杯(小さじ1弱)で1000mgのビタミンが摂取できてしまう優れものです。レモンを思わせる酸味のある味で、水に溶かすだけでもおいしく続けやすいフレーバーが人気。
透明感の邪魔をするくすみに効果的な成分
ビタミンC誘導体
ビタミンCやビタミンC誘導体には、メラニンの生成を抑えるだけでなく、黒くなってしまったメラニンを薄く還元するという効果も。つまり、今あるシミやくすみにも一撃!
それだけでなく過剰な皮脂分泌を抑え毛穴を目立たなくしたり、ニキビをできにくくしたり。ハリや弾力アップへも貢献するマルチ度の高い成分だと言われています。
肌のターンオーバーをアシストする力もあるので、キメが整ったなめらか肌へ近づくメリットも。
美白有効成分
肌の透明感を妨げるシミやくすみには、美白有効成分が効果的だと言われています。美白有効成分とは、「メラニンの生成を抑え、シミやソバカスを防ぐ」効能を表示することが認められた成分のこと。
例えば…
アルブチン
安定型ビタミンC誘導体
エナジーシグナルAMP エラグ酸
カモミラET
グラブリジン
コウジ酸
トラネキサム酸
ニコチン酸アミド
ビタミンC
ビタミンCエチル
ビタミンC誘導体
美白有効成分
マグノリグナン
4MSK
リノール酸S
ルシノール
など
これらは厚生労働省に認められた美白有効成分ですが、「ハイドロキノン」のように美白有効成分として認められていないものでも効果的な成分はあります。
それぞれ効くメカニズムが異なるため、さまざまな成分でアプローチするのがベスト。肌を白くしたい、透明感を高めたい、という方はできるだけさまざまな美白コスメを試してみて。
セラミドやヒアルロン酸
乾燥は肌の透明感を下げてしまう原因のひとつ。
肌の乾燥を招かないよう保湿重視のスキンケアが大切ですが、せっかくなら保湿力の高い成分配合のコスメを使って、効率的に保湿したいですよね。
保湿力が高い成分として注目されているのが「セラミド」。セラミドは一般的に「ヒト型セラミド」「植物性セラミド」「擬似セラミド」「動物性セラミド」の4種類ありますが、中でも保湿力が高いのが「ヒト型セラミド」です。
他にも
・ヒアルロン酸
・コラーゲン
・スクワラン
・グリセリン
なども保湿効果が高いことで知られています。
化粧水や美容液、クリームなど保湿重視でコスメを選ぶ際は、こうした成分が配合されているかどうかをぜひチェックしてみましょう。
透明感あふれる肌を作るメイク方法
光と血色感でくすみを払拭!
軽やかな肌になるため、「ベースメイク全体を薄く塗る」「BBクリームひとつで済ませる」と考えるのは早計。ただ薄く塗ったり、使うアイテム数を減らしたりすると、大人の肌悩みをカバーできませんし、ベースがくずれやすくなってしまいます。
軽やかに見せつつ、キレイでくずれにくい肌になるポイントはこちら。
- 下地でしっかり肌を整え、ファンデーションは部分的に薄く塗る。
- 肌のアラは光と血色感でカモフラージュする。
ひとさし指・中指・薬指の第2関節に下地を軽く広げたら、両頰・額・あごの4カ所にサッとのばし、すぐに顔の内側→外側へのばし広げます。下地の量の目安は、クリームタイプは7mm程度のパール粒大、リキッドタイプは一円玉大です。顔全体に塗り終えたら手のひら全体を軽く押し当てるハンドプレスで密着させます。
少量の下地をとり足し、薬指で頬に重ねます。この時、円を描くようにクルクルと指を動かして毛穴の中までしっかりと下地を入れ込むことが密着度をアップさせるポイント。強い力でクルクルすると先に塗った部分がはげ落ちてしまうので軽く優しいタッチを意識して。
下地で肌のアラを飛ばしているので、ファンデーションはパール粒(約8mm)1個分でOK。手の甲にパール粒1個分をとったら、下地で使った濡れスポンジでファンデーションを半分程度とり、毛穴やシミの悩みが多い頰の内側からトントンつけ、外側へ向けなじませます。残りのファンデーションをスポンジにとり、反対側の頰も同様に。スポンジに残ったファンデーションで鼻、額、あごの順につけ、フェイスラインや髪の生え際はサッとなじませる程度にします。
おすすめアイテム
(左)毛穴や凹凸をカバーしながら、光の一部を透過・拡散させることでつるんとなめらかなツヤ肌に。カネボウ化粧品 ルナソル フラットスキン プライマー SPF15・PA+ 30ml ¥3,850
(右)ひんやりと肌を引き締める感覚で毛穴や凹凸を瞬時にカバー。テカリなどのくずれを防ぎつつ、肌のうるおいをキープ。クレ・ド・ポー ボーテ ヴォワールマティフィアンリサン SPF25・PA++ 40g ¥7,700
(左)さらりと快適な使用感で自然なツヤ肌に。美容液のようにみずみずしくスキンケア効果が高いので、午後の肌くすみとも無縁。ローラ メルシエ ティンティッド モイスチャライザー ブラーリング SPF20・PA++ 50ml 全3色 ¥7,040
(右)汗くずれやマスクへの色移りが気になる人におすすめ。つけている感がないのに保湿キープできるところも大人にうれしい。クラランス エヴァーラスティング ロングウェア 30ml 全6色 ¥6,600
いつものベースメイクに「ブルー系」アイテムをプラス
ベースメイクに使うアイテムや手順を大きく変えずに、肌の透明感をアップさせる方法があります。それは、いつものベースメイクに「ブルー系」アイテムをプラスすること。
大人は黄ぐすみが出やすくなります。トーンアップ下地もよいですが、この黄ぐすみを打ち消して抜けるような明るさを引き出すのが得意な色が「ブルー」なのです。
先にあまり色がつかないタイプの手持ちの下地を塗ったら、ブルー系の下地を頬、口角の下、眉上とくすみがちな部分に重ねます。ちょんちょんと置いたら手早く広げて。
下地後、手持ちのファンデーションを顔に塗布したら、ラベンダーカラーのパウダーで柔らかな発光感を利かせます。
カバー力のあるコンシーラーをたっぷり使ってしまうと透明感が失われてしまうので、色で塗り隠すより発光感で目立たなくするのがおすすめ。
小さめのブラシにパウダーをとったら、目の下、目尻の下、鼻筋、鼻の下、あご先にサラッとオン。パール系ハイライトのような際立ったツヤは出ませんが、くすみを払い透明感を呼び込むと同時に柔らかな発光感がプラスされ、品のある透明肌に!
※紹介した商品の価格はすべて、総額(税込)価格です。