透明感のある肌ってどんな肌?
くすみのない、潤いのある明るい肌
潤いのある肌は、透明感ある人の大きな要素です。弾けるようなみずみずしさも透明感の特徴です。透明感を手に入れるためには、スキンケアを丁寧に行うのが近道。保湿力の高い化粧水やクリームをたっぷりと肌に入れてあげましょう。ぷりっとしたハリのある肌は、透明感の代名詞ともいえます。
また、産毛があると顔がくすんで見えてしまうため、小さめのシェイバーやかみそりを使用して、丁寧に処理しておきましょう。おでこや頬などは産毛が多いので、拡大鏡を使用して剃るのがおすすめです。
透明感のある肌を作るポイント【4つ】
入念なスキンケアが大切
透明な美しい肌には、入念なスキンケアがとても大切です。保湿力を高めることを目指したスキンケアで、しっかりと肌に潤いを与えましょう。また、UVケアも重要です。紫外線は夏だけでなく、春や冬にもたっぷりと降り注いでいます。日焼け止めクリームはもちろん、飲む日焼け止めや日傘なども活用してしっかりとケアを行いましょう。
また、洗顔時のクレンジングも美肌の維持に欠かせません。優しく丁寧に、肌をつつみこむように化粧を落としましょう。毎日のスキンケアを入念にしておけば、ぷりっとした潤いある肌に近づけます。
【1】洗顔でしっかり汚れを落とす
たっぷりの泡でTゾーンから洗う
医師の友利新先生によると、洗顔の9割は泡で決まるんだとか。おすすめは泡立てネットを使って空気がたっぷり含まれたキメの細かい泡を作ることです。皮脂分泌が活発な場所Tゾーンから泡をのせ、重点的に洗っていくとよいそう。正しい洗顔の方法は以下。
- 泡立てネットで洗顔料をしっかりと泡立てる
- Tゾーンにたっぷりと泡をのせ、頬から全体に広げていく
- 全体に広げたらこすらずに泡を10秒ほど軽く押す
- 優しく手短に洗い流す
また、せっかくふわふわの泡を作っても、肌の摩擦につながるような洗顔はNG!
「泡をのせた瞬間から洗浄剤が汚れを吸着してくれるので、こすらずに顔にのった泡を10秒ほど軽く押す。これだけです。究極論、泡をのせればそれだけでも汚れは落ちます。ただ、気になるようなら小鼻のところだけは手で細かく押してあげてもかまいません」(友利さん)
「すすぎについても、お水だけで洗っていても大切な保湿成分は逃げていきますから、きちんと洗い残しがない程度に、でも短時間で洗うようにしてください。ただし、生え際や小鼻、フェイスラインは泡が残りやすいので、そこだけ気をつけてください。ちなみに、私はいつも、洗顔の際には首まで洗っています。 流し終わったら、清潔なタオルで上からポンポンと優しく押さえるようにして水分を拭き取ります。洗顔直後は、汚れと同時に大切な皮脂も取り除かれていますから、この後すぐに保湿のケアをしてください」(友利さん)
【2】スキンケア効果を上げる「つけ方」
意外かもしれませんが、美容家の水井真理子さんいわく「スキンケアはつけ方がとても大切」なんだそうです。
\肌が音で知らせる“浸透のサイン”/
「スキンケアはひとつひとつ浸透させて使うことが大切で、それができれば潤いやツヤはもちろんのこと、透明感や肌のやわらかさまで高まります。最近のスキンケアは昔に比べて浸透がよくなっていますが、それでも手のひらの圧を使ってグッグッと入れ込むプッシングが大切です。浸透したことを見極めるポイントは“肌の音”です。浸透しきってないときはぴちゃぴちゃと水っぽい音がしますが、浸透するとシュワッシュワッと少し乾いた音に変わります。この音を確認してから次のスキンケアをつけましょう。化粧水は浸透までに少し時間がかかるので、軽くプッシングしたら浸透までの合間に家事をしても構いません。ただし、化粧水の湿り気が完全に乾く前にスキンケアに戻りましょう。次のスキンケアをつける前にもう一度プッシングして、肌表面に残っている化粧水を余さず入れ込むことも重要です」(水井さん)
プッシングは“頰の内側→頰の外側→額の順”に
化粧水を顔全体になじませたら、手のひらを頰の内側にあて、少し圧をかけるようにして5秒間キープ。
続いて、頰の外側へ手のひらを移動。ここも同様に手のひらで圧をかけます。頰の内側→外側の順でつけると巡りがよくって浸透しやすくなったり、むくみ対策にもなります。
頰の次は額へ、何回かに分けて額全体をプッシングします。そのあと、鼻やあごも。小鼻の脇は指先を使って凹凸にもまんべんなくプッシング。
手に残ったもので首もケアします。顔をしっかり保湿しても、首が乾いてると潤いが吸いとられていきます。首まで潤いを与えましょう。最後に、顔全体をもう一度プッシングして“浸透のサインの音”を確認してから美容液、乳液やクリームも同様につけていきます。
【3】UVケアで紫外線から肌を守る
メークをしなくても日焼け止めは必ず塗って紫外線ダメージを防ぎましょう。紫外線はシミだけでなく肌の乾燥も招きます。塗り方が不十分だとダメージを防ぎきれないので、しっかり塗れる時短テクを紹介。
1:頰に大胆にナルト塗り
2:円を描きながら広げていく
3:フェースラインなどに広げる。手に残った日焼け止めで額やあごも余さず塗る。
4:鼻の先や小鼻、目尻や口角の細かいパーツも忘れずに
【4】入浴やマッサージで血行をよくする
毎日の入浴で身体のめぐりをよくする
血のめぐりが悪くなると、肌がくすむだけではなくむくみの原因にもなります。血流を活発にさせるためには、運動やストレッチはもちろん毎日の入浴も重要です。シャワーだけで済ませるのではなく、しっかりとバスタブにつかって日々の疲れを取りましょう。血流が活性化する入浴方法に「反復入浴」があります。長時間つかり続けるのではなく、出たり入ったりすることでぽかぽかと体を温めることができるのです。入浴中には足や腕を優しくマッサージしてあげましょう。体をしっかりと温めることで血流が良くなり、健康的な透明感のある肌へと近づけます。
◆入浴中はタオルを活用。顔ケアは湯船の中で済ませるタオルクレンジング
湯船で温まる10分の間にクレンジング&洗顔すれば、その分時短に。乾いたタオルで顔や手の水気を拭いてからクレンジングを。その後お湯を含ませたタオルで押さえて汚れをオフ。洗顔後、さらにお湯タオルを顔にのせてしばらく過ごせば、毛穴までスッキリ。
◆美ボディづくりに!足元の冷えにもおすすめの血管トレーニング
足先が冷える人は、湯船で温める→冷たいシャワーで冷やす→再び温める、を繰り返すと血管が刺激されて冷え性改善に。