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「透明感」の有無、その差ってなに?
くすみのないツヤ肌
透明感がある肌は、くすみがなくツヤがあります。それでいて厚塗り感がないのが特徴。
くすみをカバーしようと下地やファンデーションを厚塗りしたり、ツヤを出そうとハイライトを足しすぎてテカリになったりするのは△です。
程よい血色感
血色感は肌のくすみを払拭するのに不可欠。でも、顔から浮いて見えるくらいの濃い色は、透明感を出したいなら避けるのが賢明です。
大人におすすめなのはベージュみを帯びたさりげない血色カラー。肌に溶け込みながらもふわっとした明るさが出るような血色感です。
リップはお疲れ感が出ないよう、ツヤのあるタイプをセレクトすると元気に見えます。
肌なじみのいいカラーメイク
似合わない色をメイクに無理に取り入れるより、その人に似合う色を取り入れたほうが、肌がきれいに見えたり透明感が増したりすると言われています。
例えばパーソナルカラーを参考にしてみるとよいかもしれません。
パーソナルカラーとは、その人の肌や目の色など生まれ持ったボディカラーを元に、それをより美しく見せることが可能な似合う色を診断する方法です。
好みの色、きれいだと思う色とは違い、その人の肌をくすませない色、痩せて見える色など、見た目の欠点をカバーしてくれる色です。
なじみいい色のアイテムを使い、自分の肌色を生かした透明感メイクを目指しましょう。
【ベースメイク】スキンケアも重要! 透明感はツヤで仕込む
うるおいをキープするスキンケアで土台を作る
透明うるおい肌を作るベースメイク前のスキンケア方法について、ヘア&メイクアップアーティストの佐伯エミーさんに伺いました。
\How to/
STEP1:オイルを仕込む
「洗顔後、スキンケアの最初に美容オイルをつけることで次に使う化粧水が深く浸透しやすくなり、潤いの持続力もアップします。メイク前なのでスクワランなどのサラッと軽いオイルを使うのがおすすめです。オイリー肌や混合肌の場合は乾燥しやすい部分のみでOKで、Tゾーンや鼻下、あごは避けましょう」(佐伯さん)
STEP2:化粧水でコットンパックする
「化粧水を深く浸透させるためにはコットンパックが最適。頰、額、鼻、あごはもちろん、こめかみや鼻下など、できるだけ隙間なくパックします。化粧水の量が足りないとしっかり補水できないので、コットンにたっぷり含ませましょう。顔全体にコットンをのせたら2分程度パックします。この間にプロセス3と4のマッサージをします」(佐伯さん)
STEP3:耳まわりをマッサージする
「こめかみや耳まわりは血管やリンパが集まっている部分で、ここをマッサージすると血行がよくなり、老廃物が流れやすくなります。手のひらの下側の厚みのある部分をこめかみにあて、肌に垂直に圧をかけながら小さく円を描くようにマッサージします。こめかみを15秒ほどマッサージしたら、耳上→耳後ろ→耳下も同様に行います」(佐伯さん)
STEP4:目のまわりをマッサージする
「繊細な目まわりはツボ押しでめぐりを高めます。ひとさし指、中指、薬指の3本を眉にあて、やさしくプッシュします。プッシュ→指を離す→プッシュを20秒ほど繰り返したら目尻側、目の下も同様にプッシュします。眼窩と呼ばれる目まわりの骨に沿って、眼球を押さないように気をつけましょう」(佐伯さん)
STEP5:美容液・乳液・クリームをつける
「コットンパックのあとは、いつも通りのスキンケアを行います。アイテムのパッケージなどに記載されている使用量の通りにつけるのがおすすめです。肌全体につけたら、ハンドプレスでしっかりなじませます。ハンドプレスは美容液、乳液、クリームのそれぞれをつけるたびに行います。手の甲で肌に触れてヌルつきや水っぽさがなければ、なじんだサインです」(佐伯さん)
STEP6:ミストをしてティッシュオフする
「最後は、肌表面に残っている余分な油分などをオフするため、ミスト化粧水を顔全体にふきかけます。顔に直接かけるのではなく、顔の少し上にふきかけて落ちてくるミストを浴びます。そのあと、すぐにティッシュをやさしく肌にあて、ミストとともに余分な油分をオフ。こうすると下地やファンデーションの密着力が高まります」(佐伯さん)
軽さとツヤのファンデーションで内側から輝くような透明感を演出
大人のベースメイクのトレンドは、やっぱり透明肌。クリアで艶のある肌はなんといっても若々しく見えるし、抜け感カラーのアイメイクやセミマットなリップなど今どきのポイントが映える顔に! とは言え、大人だからある程度カバー力も欲しい。そのあたりのさじ加減が絶妙なベースメイクが、今季の注目です。
絶大な信頼を集める「クレポ」ことクレ・ド・ポー ボーテの下地+クッションファンデーションのダブル使いで、見違えるような透明艶肌に。“塗りました”という作り込み感がなく、かと言って心もとなさやこすれてすぐに落ちてしまうということもない優れモノ。大人から支持されるのがうなずけるベースコスメです。
【クレポの下地+クッションファンデのダブル使いがおすすめ】
\How to/
STEP1:下地をなじませる
紫外線や乾燥などのダメージから肌を守り、明るく澄んだ肌に仕上げる、大人にこそ使ってほしい美白化粧下地。美容液のようなみずみずしい感触で、肌を柔らかくなめらかに整える。クレ・ド・ポー ボーテ ヴォワールルミヌ [医薬部外品] SPF38・PA+++ 30ml ¥7,150
下地は、フェイスラインを避けて中央部分にのみ薄く広げる。「白くなりすぎ?」と思っても大丈夫!
STEP2:クッションファンデーションを押し込む
ダイヤモンドの輝きに着目して開発された、新機構メッシュネット採用のクッションファンデーション。内側から輝くようなツヤをもたらすことで、透明感もアップ。肌に潤いを与えるのにベタつかない使い心地。クレ・ド・ポー ボーテ タンクッションエクラ ナチュラル SPF25・PA+++ 全6色 ¥11,000
スポンジで押し込むようにクッションファンデーションを重ねる。下地で明るくなった肌も、これで自然なトーンに。
こちらもおすすめ! 透明肌ファンデーション
▲ツヤとカバー力を両立したリキッドファンデーション。ブルーのピグメントの効果で、肌にくすみのない透明感を引き出し健康的なみずみずしさを演出。アルマーニビューティ デザイナー リフト ファンデーション SPF20・PA+++ 全9色 30ml ¥9,790
フェイスパウダーを部分使いする
ファンデーションの重ね塗りはメリハリのない顔になってしまうので、ベースメイクの仕上げはフェイスパウダーを使って。ただしパウダーは顔全体にのせてしまうと、せっかくのツヤが台無しに。上手な使い方は「サラッと部分使いのみ」。小鼻やTゾーンに軽くのせて、透明感をキープして。
イプサ フェイスパウダー アルティメイト SPF15・PA++ ¥9,900
パウダーに美容水を取り入れた製法のフェイスパウダー。肌と一体化したような透明感のある仕上がりに。サラッと軽やかな使用感。
ハイライトはほのかなラベンダーカラーを
セザンヌ パールグロウニュアンサー N2 ¥660
ハイライトでツヤ感を足す場合は、ほのかなラベンダーカラーがおすすめ。輝きをまとうことで、ツヤと透明感がアップ。
\How to/
小さなブラシにハイライトをとったら、手の甲で一度トントンとなじませる。そのブラシを目尻を囲うように「く」の字で入れる。もう一度ハイライトをブラシにとったら、今度は黒目のやや下に小さな逆三角形を描くようにのせる。