【目次】
・ヨーグルトはダイエットにいい?期待できる効果とは
・ダイエットだけじゃない!ヨーグルトの知られざる効果
・朝?昼?夜?ヨーグルトはいつ食べるのがおすすめ?
・ダイエット中におすすめのヨーグルトの食べ方レシピ
【目次】
ヨーグルトはダイエットにいい?期待できる効果とは
便秘や下痢の解消
(C)Shutterstock.com
ヨーグルトはダイエットに大敵な便秘や、下痢などの症状の解消が期待できると言われています。
私たちの体の中には善玉菌と悪玉菌が存在しています。善玉菌は有害な物質を体外に運ぶ役割があることで有名です。この善玉菌をいかにコントロールするかが重要だそうで、善玉菌が減少すると腸内環境が悪化し、便秘や下痢を引き起こす原因になるのだそう。
ヨーグルトにはそんな善玉菌の栄養になる「ビフィズス菌」や「乳酸菌」が豊富に含まれていて、腸内の善玉菌を増やすことに貢献してくれるのだそうです。
善玉菌が増えることで悪玉菌が減少し、腸内環境の働きが復活。結果的に便秘や下痢が解消され、代謝のいい痩せやすい体へと近づくのだそうです。
ヨーグルトは食物繊維と食べることが大切
ダイエットに有効とされるヨーグルトですが、実はヨーグルトを食べるだけでは「腸活」としての意味がないのだそう。ヨーグルトに含まれている乳酸菌の多くは、胃酸に弱く消化の過程でほとんどが消滅してしまうのだそう。
そう話すのは松生クリニック院長、医学博士の松生恒夫先生。
「腸活の主役は善玉菌とされていますが、実はその働きにあるんです。ヨーグルトに含まれている乳酸菌の多くは、胃酸に弱く、消化の過程でほとんど消滅してしまい、腸に届く時はほとんどが『死骸』に。『死骸』となっても善玉菌のエサとなり、増やすことに一役買っていることに間違いはありません。正しい腸活はヨーグルトに加え、発酵に必要なエサも並行して善玉菌に与える必要があります」(松生先生)
では、腸活に必要な食材とは…?
松生先生によれば、善玉菌の有効なエサとなるのは「食物繊維」なのだそう。食物繊維は炭水化物、脂肪、タンパク質、ミネラル、ビタミン、に次ぐ『第六の栄養素』と称されているのだとか。
「手軽に摂れる発酵性の食物繊維は、穀物や根菜類、海藻、フルーツなどにも多く含まれます。全粒小麦、小麦ブラン(ふすま)や玄米のふすま部分に含まれるアラビノキシラン、大麦やオーツ麦に含まれるβグルカン、菊芋や玉ねぎにふくまれるイヌリンなどが該当します」(松生先生)
松本先生がおすすめする食物繊維が豊富な食材
・全粒小麦、小麦ブラン、もち麦、大麦(穀物類)
・こんにゃく、ごぼう、菊芋(根菜類)
・わかめ、昆布(海藻類)
ダイエットに有効と言われるヨーグルト。せっかく食べるなら正しい方法で食べたいですね。
ダイエットで定期的に食べるのなら「低脂肪」や「無脂肪」を
腸内環境を整えダイエットに効果的だとなると、たくさん食べた方が良いのでは?と思う人も多いかもしれませんが、実は乳製品は思いのほか脂肪分が多く高カロリー。
管理栄養士・健康運動指導士の小島美和子さんによれば、食べるヨーグルトの種類には気をつけるべきだと言います。
「悪玉コレステロールを増やす飽和脂肪酸も多いので、低脂肪や無脂肪を選んで」(小島さん)
ダイエットだけじゃない!ヨーグルトの知られざる効果
肌の調子を整える
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ヨーグルトには便秘や下痢の解消だけでなく、肌荒れの原因が腸内環境の悪化の場合、肌の調子を整えてくれるという効果も期待できるそう。
ビフィズス菌や乳酸菌を定期的に摂取できれば、正常な腸内環境を維持しやすくなり、体の中から綺麗になって自然と肌荒れしにくい状態を保つことができるのだとか。
スキンケアによる美肌づくりも大切ですが、体内から美しい肌を育てるというのも重要ですね。
アレルギーの抑制
ヨーグルトには、花粉やウイルスなどのアレルギー症状を抑える効果も期待されているよう。
ヨーグルトにはアレルギー物質による過剰な反応を落ち着かせてくれる働きがあるのだそうで、免疫力アップも期待されているのだとか。ダイエットだけでなく健康維持のためにも、積極的に摂取したい食品として注目されているようです。
二日酔いの緩和
ヨーグルトはタンパク質が多い食品としても知られていますが、このタンパク質は二日酔いに有効だと言われているそう。
タンパク質から作られる「アミノ酸」には、肝臓の働きを高める作用があるそうで、頭痛や吐き気を引き起こす「アセトアルデヒド」の分解を促してくれるのだとか。
ヨーグルトなら二日酔いの状態でもさっぱりしていて食べやすいので、果物が入った食べ切りサイズのヨーグルトを冷蔵庫に常備している人も多いそうです。
朝?昼?夜?ヨーグルトはいつ食べるのがおすすめ?
夜、夕食後に食べるのがベスト
Y’sサイエンスクリニック広尾 統括院長の日比野佐和子先生によると、腸は寝ている間に消化吸収を行うため、ヨーグルトなど乳酸菌の多い食品は、夜、夕食後に食べるのがベストなタイミングだと言います。
「冬場に冷えたヨーグルトを食べるのがつらい場合は、500Wのレンジで約40秒温めると食べやすくなります」(日比野先生)
朝や昼に食べてもOK!ただし〝ヨーグルトだけ〟はNG
朝ごはんや昼ごはんにヨーグルト、という女性も多いかもしれませんが、あくまでも食事のベースがあって補助的に摂ることが理想であり、ヨーグルトだけでお腹をいっぱいにふくらませるのは推奨されていません。
ヨーグルトを食べる際は、食事できちんと栄養を摂った上で、そこにプラスして取り入れるようにすると良いでしょう。
ダイエット中におすすめのヨーグルトの食べ方レシピ
美肌にも効果的な「いちごヨーグルト」
\いちごはビタミンCが豊富!/
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作り方
1. ヨーグルトを温める
2. いちごをスライスし、ベースト状にする
3. 1に2をかけたら完成
ダイエット中の間食におすすめな「ヨーグルトバーク」
\低カロリーなヨーグルトデザート/
作り方
1. 水を切ったヨーグルトにはちみつで甘みをつける
2. バットにシートを敷いてヨーグルトを流し込む。
3. フルーツやグラノーラをトッピングする
4. 冷凍庫で6時間以上冷やしたら切り分けてお皿に盛る