思いやり攻撃をしてみる
一度、これでもかというくらい、相手に「思いやり」のある行動をしてみましょう。あなた自身のストレスにならないように、短期集中で。上手くいけば、相手が「思いやり」を学習して、変化が見られる場合があります。全く変わらない場合は、その人の個性として諦めて、付き合いを続けるかどうかを考えましょう。
ドライな付き合いをする
こちらがいくら親切に対応しても、相手から冷たく返されると気持ちが落ち込んでしまいますよね。このような人との付き合い方で消耗してしまう… という方は、本当にその人と仲良くしたり仲を深める必要があるのかどうか、一度点検してみましょう。
思いやりのない人に必要以上に接するのは避けて、適度な距離感を持って接すれば、相手の「思いやり」のなさも気にならなくなるかもしれません。
素直に自分の気持ちを伝える
もし、自分のパートナーや友人が思いやりのない言動をする場合、すぐに別れる… というわけにはいきませんよね。相手に冷たいところがあったとして、それでもまだ関係を続けたいと思う場合には、自分の本音を伝えてみるのも一案です。先述したように、思いやりの強さは人それぞれなので、人によっては「自分が思いやりがない」と思われている自覚がない人も多いもの。
「ありがとうという感謝の言葉は伝えてほしい」「口調がきつくて傷つくことがある」など、感じていることを話すことで、相手が態度を見直すきっかけになるかもしれません。
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「思いやりがある人」になる方法とは?
ここまで読んでみて、「もしかしたら、私も思いやりが足りていないかも?」と思った人もいるかもしれません。果たして「思いやりがある人」になるには、どのような方法があるのでしょうか。
相手の立場になって考えてみる
「思いやり」は、相手の気持ちや置かれている立場を思いやること。つまり、相手の立場になって考えることが、「思いやりがある」行動につながるのではないでしょうか? 「最近、転職したから週末も忙しいかな?」「育児があって、自分の時間が取れていないかもしれない」などと、相手の生活をイメージしてみることで、「思いやり」を養うことができるでしょう。
相手の話を聞く
相手の話に耳を傾けることも、「思いやり」を持つことにつながります。普段、相手の話を途中で遮ったり、「忙しいから後にして」と言って、後回しにしていませんか?
忙しい日々でも、パートナーや家族と「夜ご飯は一緒に食べて、1日の出来事を話し合う」「休日に一緒に散歩をして会話をする」など、対話をする習慣を作ってみてはいかがでしょうか。コミュニケーションをとる機会が増えて、関係も良好になるかもしれません。
「思いやりのある人」の真似をする
家庭環境によっては、「思いやりを持つと言われても、何をしたらいいのかわからない」と思う人もいるでしょう。そんな方は、まずは身近にいる「思いやりのある人」の真似から始めてみてください。
例えば、職場にいる気遣いができる人や、いつも周りに人が集まり後輩から慕われている人は、「思いやりがある人」である可能性が高いです。真似るうちに、だんだんと「思いやり」がどういうものなのか、人間関係にどのような影響をもたらすのかが、理解できるようになるでしょう。
相手が喜ぶことをする
つい相手よりも自分の都合を優先してしまったり、自分勝手だと言われたことがある人は、相手のことを優先する習慣をつけてみるといいでしょう。席に座る時も相手に良い席を譲ったり、忙しそうな人がいれば「何か手伝えることはない?」と声をかけるのも優しさです。自分がしてもらったら嬉しいことを、まずは相手にしてあげてみてはいかがでしょうか?
最後に
仕事でも家庭でも、誰かと関わって生きていく上で、思いやりを持つことは大切です。もし、身の回りに「思いやりがない」人がいる場合には、「仕事が忙しくて気持ちに余裕がないのかな」などと相手の背景を想像してみることで、少し許せるようになれるかもしれません。思いやりの気持ちを養うことで、人間関係がよくなっていくといいですね。
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