夫婦でスポーツデートするメリット
「最近は家にいても、夫婦の会話がほとんどない…」子どもが生まれると、なかなか夫婦で話す時間も取れないものです。しかし、夫婦円満の秘訣は、コミュニケーションにあります。たまには子ども抜きで、夫婦2人きりの時間を持ってみましょう。
「今さらデートなんてどうしたらいいかな?」と思う人もいるかもしれませんが、そんな2人にはスポーツデートがおすすめです。スポーツデートには、さまざまなメリットがあります。
自然と会話が増える
「2人の話題といえば、最近は子どものことしかない…」というのは、さびしさを感じることもあるでしょう。パートナーとして、お互いのことをより深く知り合うことも大切です。
共通の話題や興味ができることで、夫婦で一緒に過ごす時間はもちろん、普段の会話量がグッと増えます。「次はどこへ行く?」「駅前の〇〇店で、スポーツシューズがセールになっていたよ」など、直接の会話でもLINEでも自然とやりとりがはずむでしょう。スポーツデートで、そのきっかけ作りをしてみましょう。
トキメキを取り戻せる
子どもがいつも一緒だと、ついつい「ママとパパ」モードになってしまい、トキメキも忘れがちです。長く一緒に暮らすうちに、相手のことを空気のように感じている人もいるかもしれません。しかし、夫婦2人の時間を持ち、一緒に出かけることで、普段の生活では見られない、付き合っていた当時の相手の魅力を思い出せます。
例えば、電車・バスの時間をきちんと調べてくれたり、重い荷物を持ってくれたりするなど、相手の頼もしい様子を見て惚れ直すこともありそうです。
普段は仕事や育児向きのファッションが多かったならば、おしゃれ重視のスタイルでお出かけしてみましょう。いつもと違う姿に、相手もドキドキするかもしれません。
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運動不足を解消できる
仕事に家事に育児にと、毎日忙しいとどうしても運動不足になりがちです。「最近お腹回りが気になる」「いつの間にか体重が5kgも増えた…」なんてこともあるかもしれません。そんなときはスポーツデートで、夫婦のコミュニケーションと共に、メリハリボディを目指しましょう。
1人だとつい三日坊主で終わってしまいがちな運動でも、夫婦で励まし合いながら行えば、長く続けられそうです。体重1kg減、ウエスト2cm減などそれぞれが目標を決め、どちらが先に達成できるかゲーム感覚で競争するのも楽しいかもしれません。
天気の良い日は屋外でスポーツデート
スポーツデートの種目は、2人がポジティブに取り組めるものなら何でもOKです。学生時代に部活動でやっていたもの、彼が興味を持っているものなど、2人で話し合って決めることも楽しみの一つでしょう。
「特にこだわりがない」「何をしたらよいか思い浮かばない」というカップルのために、おすすめのスポーツ種目をピックアップ。まずはアウトドアのスポーツ3種を紹介します。
ゴルフ
どちらかがゴルフ初心者という場合には、まずは打ちっぱなしがおすすめです。ゴルフクラブやシューズはレンタル可能なところが多いので、手ぶらで気軽に通えます。
パートナーがゴルフが得意なら、クラブの握り方や打ち方のコツなどをしっかり教えてもらいましょう。2人の会話はもちろん、さりげないスキンシップも増やせそうです。上達したとき、あるいは2人とも経験者という場合は、コースを一緒に回ります。
ウエアや小物をおそろいにしたり、旅行気分で遠出して温泉や食事をセットにしたりと、やや豪華なデートコースでムードを盛り上げるのもよいアイデアです。
サイクリング
サイクリングも2人で気軽に楽しめるスポーツです。広い公園で豊かな自然を楽しんだり、お目当てのレストランやお店を目指したりしながら、2人の思い出を増やせます。
「自転車を新しく買うのはちょっと…」という場合は、レンタサイクルがおすすめです。手ぶらで出かけられるうえ、レンタル料も数百円からとリーズナブルに始められます。利用できる自転車の種類は、場所によってさまざまです。通常のタイプ以外に、電動アシスト付き自転車や2人乗り用のタンデム車などが選べると、より幅広い楽しみ方ができるでしょう。
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アスレチック
「アスレチックは子ども向けの施設」というイメージを持つ人もいるかもしれません。最近は、大人でも楽しめる設備もたくさんあります。
地面から数10mの高さにある空中アスレチックや、ターザン気分で山肌を滑り降りるジップラインなどは、スリル満点です。手をつないでつり橋を渡ったり、体を下から支えてもらったりと、スキンシップのチャンスを増やせます。チームワークで難しいコースを乗り切れば、2人の絆がもっと深まるはずです。
雨の日でも楽しめる屋内スポーツデート
屋内スポーツは、天気・天候に左右されずプレイができる点が魅力です。日焼けや花粉症などが気になる人も利用しやすいでしょう。
次に紹介する3つのスポーツは、ほとんどの場所で道具のレンタルが可能です。一から道具をそろえる必要がなく、思い立ったときに手軽に参加できます。加えてルールも比較的シンプルで、誰でもパッと始められる点も魅力です。一つの種類にこだわらず、日替わりでいろいろなスポーツに挑戦してもよいかもしれません。
ボルダリング
ボルダリングは、「ホールド」と呼ばれる人工の突起物をたどって壁を登る、ロッククライミングの一種です。ただやみくもに壁を登るだけでなく、難易度ごとに決められた色・形のホールドを順番通りに登らなければいけません。全身運動であると同時に、頭脳トレーニングとしても効果的です。
2人でトライするメリットは、課題をクリアするために意見を出し合ったり励まし合ったりできることです。「次は右上だよ」「もう少しで手が届きそう。頑張れ」などお互いを応援しながら、一緒にスキルアップを目指せます。
バッティングセンター
最近は「バリバリの体育会系」ではなく、ゲーム感覚で気軽にプレイできる施設が多いようです。バーチャル映像のプロ野球選手とバッティング対決ができたり、投球も硬式・軟式など種類や速度が選べたりします。ピッチング体験ができるところだと、バラエティに富んだアクティビティが楽しめます。
野球が得意なパートナーなら、バットの握り方やスイングなどのアドバイスをもらうと、お互いの心もより近づくでしょう。
ボウリング
ボウリングも、デートでの定番コースといえます。シンプルなルールで誰でも楽しめるうえ、費用が数百~数千円とリーズナブルなことも魅力です。
実力や経験が互角であれば、夫婦でスコアを競うのも楽しいでしょう。「負けた方が、デザートを1品おごる」などちょっとした賭けをしてみると、お互い本気になって盛り上がれそうです。
相手がストライクやスペアを出したら、ハイタッチやハグをしながら一緒に喜び合いましょう。2人の一体感がグッと高まります。
スポーツが苦手な夫婦の場合は?
いくら体によいとわかっていても、スポーツを好きになれない人や苦手意識を持つ人もいます。そんなカップルは、もっと気軽なアクティビティを探してみましょう。
大切なことは、2人が同じ時間を共有して楽しむことです。ガッツリ体を動かすのではなく、お気楽モードでできるスポーツデートを2つ紹介します。
スポーツ観戦を楽しむ
プロのプレイを一緒に観戦することも、立派なスポーツデートです。野球・サッカーはもちろん、フィギュアスケート・格闘技・モータースポーツまで、実にさまざまな選択肢があります。2人が楽しめるものを、話し合いながら探してみましょう。
ただし、それぞれが別々のチーム・選手を応援するとなると、ケンカになることもあり得ます。できれば2人とも同じ対象を応援する方が、お互いに共感しやすいでしょう。
2人でゆったり散歩する
「お互いに忙しくて、休みが合わない」「休日にわざわざ遠くまで出かける体力・気力がない」「子どもを預けられる時間が限られている…」そんな2人には、ゆったり散歩デートすることをおすすめします。
スポーツデートは、長時間かけて遠出するなど無理をする必要はありません。ほんの数10分程度、ゆっくりと2人で近所や大きめの公園を散歩するだけでも、大切な夫婦のコミュニケーションタイムとなり得ます。ゆったりリラックスしながら、他愛ないおしゃべりを楽しみましょう。
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子どもの預け先も事前に確認しておく
スポーツデートを計画する際に、「子どもをどうするか」が懸念点となる場合があります。
週末や祝日などで保育園・幼稚園が休みの場合は、事前に他の預け先を確保しておくことも大切です。預け先の候補として、次の3つをチェックしておきましょう。
両親に預ける
両親や義両親が「預かってもいいよ」と言ってくれるのであれば、甘えるのもよいでしょう。子どもにとっても、祖父母との触れ合いはかけがえのない時間となります。
ただし、頼りっぱなしや、「孫の世話をさせてあげている」という態度はNGです。相手の都合も考えず頻繁に預けたり、いろいろ要求ばかりしたりしないよう注意しましょう。いくらかわいい孫といえども、高齢者にとって子どもの世話はやはり大変です。お迎えに行くときにちょっとしたお土産を渡すなどすれば、両親や義両親と長く良好な関係を維持できるでしょう。
ベビーシッターを利用する
ベビーシッターは、原則として自宅で子どもの世話をしてくれます。慣れ親しんだ環境なので子どもが安心できるうえ、両親は送り迎えの手間がありません。子どもの食事・入浴・寝かしつけまでお願いすることも可能なので、帰宅が遅くなりそうなときにも重宝します。夫婦でディナーを楽しんだりナイターゲームを見たり、アクティビティの選択肢が広がるのがポイントです。
しかしひとくちに「ベビーシッター」といっても、企業・個人などでサービス内容・料金体系などはバラバラです。資格の有無や身元確認の状況なども、特に基準があるわけではありません。きちんとした情報収集が必須といえます。
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ファミリーサポートを利用する
市町村など自治体が運営していることも多く、一般的にはベビーシッターよりも低料金で子どもを預けられます。自治体や時間帯・曜日などで異なるものの、1時間あたり1000円以下で利用できる場合が多いようです。
ただしこちらは事前登録制なので、利用を開始する前に書類の提出・説明会参加・面談などが必要になります。手続きに時間と手間がかかることは心得ておきましょう。