40代になると会社では責任のある立場となり、決断をくださなければならないシーンが大小さまざま出てくることでしょう。そうなると頻繁に「度胸」が求められる瞬間が増えてくるものです。キャリアのステップアップ、夫婦関係や子供の進路、友人との関係など、どれも一歩を踏み出す勇気が必要なものばかり。そうした時に必要なのは、「度胸」ではないでしょうか?
今回は、そんな「度胸」に着目し、度胸のある人の特徴や、度胸があるかどうかのチェック方法を紹介します。
「度胸がある」の意味は?
まずは、「度胸」の意味を辞書で確認しましょう。
ど‐きょう【度胸】
物事を恐れない心。気おくれしない精神力。きもったま。「―をつける」「―の据わった人」
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用
つまり、「度胸がある」とは、「どんなことが起きても、動じない心を持っている」ことだと分かりましたね。
類義語と対義語
「度胸がある」の類義語や対義語も確認しましょう。
類義語:「胆力(たんりょく)がある」
「胆力」の意味は以下の通りです。
たん‐りょく【胆力】
事にあたって、恐れたり、尻ごみしたりしない精神力。ものに動じない気力。きもったま。「―を練る」
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用
「度胸」とほぼ同じ意味を持つことがわかりました。したがって、「胆力がある」は類義語になりますね。ちなみに「胆」は、からだの中で“勇気や度胸の生じるもと”だと思われています。
対義語:「尻込みをする」
「尻込み」の意味は、以下の通りです
しり‐ごみ【尻込み/▽後込み】
[名](スル)
1 おじけて、あとじさりすること。「滝口をのぞこうとして思わず―した」
2 気後れしてためらうこと。ぐずぐずすること。「危険な仕事と聞いて―する」
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用
気おくれしない「度胸」に比べて、気おくれする「尻込み」はまさに対義語といえますね。
「度胸がある」の英語表現は?
「度胸がある」を英語で表現するときは、「brave」、「plucky」、「daring」が使えますよ。「brave」は勇気のある、「plucky」は勇敢な、「daring」は大胆なというニュアンスが含まれます。以下に、例文を紹介しましょう。
【例文】She is a brave(plucky/daringでもOK) woman.(彼女は、度胸がある)
「度胸がある」人の特徴とは?
「度胸がある」人に、共通点はあるのでしょうか? 8個の特徴を紹介します。
勝負を楽しむ心がある
勝負は必ずリスクを伴いますが、度胸のある人は失敗を恐れずに楽しむことができます。このとき、「勝負」というとギャンブルを思い浮かべるかもしれませんが、日常生活にもさまざまな「勝負ごと」は潜んでいるものです。
例えば、天気もその一つでしょう。「天気予報では雨だといっているが、雲の流れを考えると雨は降らないだろう。だから、傘は持って行かない!」というのは、天候との勝負かもしれません。相手が「天気」といえども「真剣勝負」ですね。
このように、度胸のある人はちょっとした決断も「勝負」として捉え、楽しみながら決断します。