「度胸がある」の意味は?
「度胸」の意味を知りましょう。まずは言葉の意味を辞書で調べてみます。
ど‐きょう【度胸】
物事を恐れない心。気おくれしない精神力。きもったま。「―をつける」「―の据わった人」
(<小学館 デジタル大辞泉>より)
「度胸」は「胸」という漢字が使われていますね。胸のあたり、「心」を表しているのでしょう。
「度胸がある」とは
「度胸がある」とは、「何事にも動じない様子」です。「度胸がある」という評価を受けるとき、褒め言葉として使われていることがほとんどでしょう。精神力を鍛えて、「度胸がある」と言われる人を目指してみるものよいですね。
類義語と対義語
「度胸がある」の類義語や対義語には、どのような言葉があるのでしょうか。
類義語:「胆力(たんりょく)がある」
「度胸がある」を言い換えるには、「胆力」が相当するでしょう。「胆」には、「心」や「度胸」といった意味があります。
「胆力のある男」というような使い方をしますよ。
対義語:「臆病である」
「度胸がある」と逆のことを表すには、「臆病である」を使用します。「臆病」はちょっとしたことでも、怖がったり、尻込みしたりする人を表す言葉ですね。
「臆病な人」の様に使います。
「度胸がある」の英語表現とは?
「度胸がある」を英語で表現すると、どうなるでしょうか。「度胸」の反対の意味を表す英語は「chicken」だと感覚で分かるのですが、「度胸」となると、なかなかすぐには出てこないですね。
英語表現:「He is brave to save the cat from being run over by a car.」(車にひかれそうな猫を助けるなんて、彼はとても勇敢だ)
「勇敢」という意味の「brave」を使っています。「勇気」という意味の「courage」も「度胸」と似たニュアンスで使用しています。
「度胸がある」をポジティブな意味で日本では捉えますが、英語ではネガティブな意味で使うこともあります。
「She has a lot of nerve to come to school late every morning.」(毎朝遅刻してくるなんて、彼女は図太い)
この「nerve」は良い意味で使うこともありますが、このようにマイナスの表現に使うこともありますよ。
「度胸がある」男性の特徴とは?
「度胸がある」男性とは、どのような人なのでしょうか。
「勝負師」
「勝負」をするには、かなりの「度胸」が必要ですね。「勝負」というとギャンブルをイメージしがちですが、日常生活にも沢山の「勝負」が隠れています。
例えば、今日雨が降るか降らないか、傘を持って出るか出ないかも、雲の動きを読みながら「天候」との勝負かもしれません。「勝負」するときには、周りの色々な条件を精査しないといけませんから、相手が「天気」といえども「真剣勝負」ですね。