顔の筋肉が衰えるとどうなる?
しわやたるみの原因になりやすい
年齢を重ねるとしわやたるみが気になってくるものですが、無表情気味で顔の筋肉を使わないこともまた、しわやたるみができてしまう原因に。
顔の筋肉は使っているようで実はあまり使われていない筋肉。意識的に使わないと徐々に筋肉が衰え、顔がたるみやすくなってしまったり、しわにつながってしまたりするのだそうです。
カギは〝表情筋〟
表情筋を日常的に動かしていると、顔の血行がよくなり、たるみやむくみが起こりにくくなります。
一方で表情が硬く表情筋が上手に使えていないと、しわやたるみを引き起こし、老け顔の原因になってしまうのだそう。
無表情は暗く落ち込んで見え、どんよりとした印象を与えてしまう上、口角が下がって不機嫌にも見えてしまいます。
顔のたるみにつながる筋肉とは
表情筋の中でもこの5つの筋肉が重要!
表情筋の中でも、特に重要な筋肉は5つあるといわれています。
前頭筋(ぜんとうきん)
おでこにある筋肉。眉を上げたりおでこに横じわを作ったりするときに使われるよう。前頭筋の筋力が不足し下がってくると、顔全体が下がる一因になるともいわれています。しっかり鍛えておきたい大事な筋肉です。
眼輪筋(がんりんきん)
目のまわりを輪のように囲んでいる筋肉。まぶたの開け閉めに使われるそう。眼輪筋が衰えることで、上まぶたのくぼみ、下まぶたのたるみなどにつながってしまうといわれているのだとか。若々しい目元を保つために大切な筋肉だといわれています。
大頬骨筋(だいきょうこつきん)
頬骨から口角の皮膚についている筋肉。口角を上外側に引き上げる動きをするのだそう。大頬骨筋がしっかりしていると頬の形を保つことができ、若々しくメリハリのある笑顔を作ることができるといわれています。
口角挙筋(こうかくきょきん)
涙袋の下のくぼみから口角の皮膚についている筋肉。口角を引き上げる動きをするのだとか。若々しい口角を保つためにも鍛えておきたい筋肉です。
口輪筋(こうりんきん)
口のまわりを輪のように囲んでいる筋肉。口の開け閉めをするときに使われるよう。口輪筋が衰えると、口元のしわやたるみの原因になったり、上唇の上にできる梅干しのようなしわができる原因になったりしてしまうようです。
顔の筋肉を鍛えるエクササイズ
口まわり・フェイスラインに効果的【ぴよぴよぷーエクササイズ】
顔のたるみやほうれい線が気になる場合に効果的なエクササイズ。フェイスラインをすっきりさせたり、むくみの防止、唇の老化防止、唾液量を増加させたりする効果が期待できます。
唇をすぼませながら「ぴよぴよ」
頬の肉を思い切り吸い込み、くちばしを真似るようにして唇をすぼめます。そのまま小鳥が「ぴよぴよ」とさえずるように上下開け閉めを10回繰り返します。
「ぷー!」と勢いをつけて膨らませる
大きく深呼吸し、唇をすぼませたまま両頬を「ぷー」と勢いをつけて膨らませます。頬を思い切り膨らませることで、口輪筋をのばしてほぐしましょう。
あご・首の筋肉に効果的【下唇ふーエクササイズ】
二重あごが気になったり、下あごがたるんできたりしたときに効果的なエクササイズ。リラックス効果も期待できます。
背筋を伸ばしながら顔を上に向ける
姿勢を整えたら、胸を張りながら背筋を伸ばし、顔をゆっくりと上に向け首を伸ばします。下唇を思い切り突き出すようにするのがポイント。
下唇を上に突き上げて「ふー」
深呼吸をし、下唇を上に向かって引き上げたら、5秒かけて「ふー」と息を吐き、首まわりの筋肉に刺激を与えましょう。これを5秒×3セット行います。