誠意のある謝罪をする時に使う
その道のプロや知識人に、知ったように知識をひけらかしてしまうことは、相手に失礼になる場合があります。わざとでなくても、相手のことをよく知らないまま会話をしていれば、「釈迦に説法」なことをしてしまうことがあるかもしれません。
もし意図せずそんな状況に陥ってしまったら、「釈迦に説法」を上手く使いこなして謝罪をしてみましょう。
自分に使うと横柄な印象になるので注意
自分に対して使うと、相手に不快な印象を与えてしまう可能性があるため注意しましょう。なぜなら、自分が「知識がある人」「その道の達人」であると言っているのと同じだからです。例文を挙げたような使い方は避けなければいけません。
【釈迦に説法のNG例文】
・私に投資の仕組みを教えるなんて【釈迦に説法】なことだ。
自分に対して使うことで、一気に印象が悪くなってしまいます。いつでも謙虚な姿勢は心掛けたいところです。
ビジネスシーンでも使える「釈迦に説法」例文紹介!
上で紹介した4つのポイントを意識しながら、釈迦に説法を使った例文を確認してみましょう。
・そんな発言をするなんて、【釈迦に説法】の態度を改めなさい。
・【釈迦に説法】ではありますが、この計画は見直す必要があると感じます。
・大変申し訳ございませんでした、【釈迦に説法】な発言をどうかお許しください。
・彼が法学部出身とは知らず、危うく【釈迦に説法】をしでかすところだった。
特にビジネスシーンでも活躍する「釈迦に説法」の使い方をマスターして、表現力をアップさせましょう。
「釈迦に説法」を上手く使って一目置かれる存在に
「釈迦に説法」は、自分より知識のある人に、そうとは知らずに教える愚かさを表現した言葉です。比較的使いやすい言葉ですが、使い方を間違えると相手に不快感を与えてしまう可能性があります。
ビジネスシーンで進言する際や謝罪の際に、「釈迦に説法」を自然と使いこなせれば、相手に与える印象もグッと良くなるはずです。大人のたしなみとして、使い方のポイントを押さえておきましょう。
(引用全て〈小学舘 デジタル大辞泉〉より)
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