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【目次】
トースター機能付き電子レンジの特徴
トースター機能付き電子レンジの特徴は、1台でさまざまな役割を持っていることです。温めだけではなく、焼く機能もあるため調理の幅が広がるでしょう。ここでは、トースター機能付き電子レンジの特徴や似た機能を持つ製品との違いを紹介します。
「温め」「焼く」を1台で対応
トースター機能付き電子レンジには「オーブン」「グリル」「レンジ」の3つの機能が備わっています。オーブンは、熱風を利用し食材をじっくり加熱していく調理方法です。幅広く温度調節ができるため、作りたい料理に合わせて使用できます。
グリルは食材に直接熱を加えるため、焦げ目がしっかりと付く加熱方法です。短時間で焼き上げることができるのも、グリルの特徴といえるでしょう。
レンジの主な機能は、食材を温めることです。料理の下ごしらえや調理済みのものを再度温めたいときなどに使用します。レンジを使用しても、グリルのような焦げ目が付くことはないので注意が必要です。
オーブンとグリルはヒーターを、レンジはマイクロ波を熱源としており、加熱方法が異なります。
オーブンレンジと電子レンジの違い
電子レンジとは、温め機能に特化した「単機能レンジ」のことを指すのが一般的です。オーブンレンジと比較すると価格がリーズナブルで、シンプルな設計が多いでしょう。機能がシンプルだからこそ、コンパクトな商品も数多く販売されています。しかし、加熱方法は限られているため、調理の幅が狭くなるかもしれません。
オーブンレンジはレンジ機能が付いていることから、電子レンジの一種といえます。
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オーブントースターとの違い
オーブントースターとオーブンレンジのトースター機能は、焼き時間や焼き上がりに違いがあります。オーブントースターは香ばしく焼き上げることに特化しているため、短時間できれいにおいしく焼き上がるのが魅力です。
一方オーブンレンジのトースター機能は、焼き上がるまでに時間がかかるほか、片面焼きの場合は裏返す手間も増えます。しかし近年のトースター機能は性能がアップしており、外はこんがり、中はふんわりと焼き上げることも可能です。
ただし、トースター機能を使用して庫内が高温になってしまうと、冷めるまでレンジ機能を使用することはできません。ほかの調理と平行しながら使用したい場合は、不便に感じることもあるでしょう。
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オーブンレンジの選び方
オーブンレンジを選ぶ際は、「設置場所や容量」「トーストできる量」「扉の開き方や庫内構造」「付属している機能」に注目しましょう。どんなに機能的なオーブンレンジであっても、設置場所に適していなければ有効活用できません。
機能だけではなく設置場所や容量など、さまざまな面を考慮しながら最適なオーブンレンジを見つけましょう。
設置場所に合うサイズや容量で選ぶ
オーブンレンジを購入する際は、設置場所に合ったサイズや容量で選びましょう。サイズはオーブンレンジの大きさに合わせて確保するのではなく、放熱や吸排気を行うことも考慮して余裕を持たせることが大切です。
容量は、家族の人数に合わせて選びます。3~4人の家族だと25~30Lぐらいの容量が一般的です。一度に複数枚のトーストが焼けたり、大皿料理にも対応できたりと活用の幅が広がります。またファミリータイプであれば、庫内が2段になっている製品も便利です。複数の料理を同時進行で調理できるため、時短につながります。
ただし容量が大きくなるほど本体サイズも大きくなるため、設置場所と照らし合わせて最適なオーブンレンジを選ばなければいけません。
トーストできる量で選ぶ
家庭の状況に合わせて、トーストできる量を考慮しましょう。例えば4人家族の場合、一度に1~2枚しかトーストできなければ、何度も焼かなければいけません。家族全員で食事をとるようであれば、最初にトーストした分は冷めてしまいます。
そのためオーブンレンジを購入する際は、一度に何枚トーストできるかを確認することが大切です。また一度に3~4枚トーストできた場合でも、片面焼きであればひっくり返す手間が生じます。子どもの世話や家事で忙しい朝だと、少しでも手間を減らしたいと考えるママもいるでしょう。
そのような場合は、ひっくり返す必要のない両面焼きかどうかも確認しておくと安心です。調理の手間を省きながら、家族で焼きたてのおいしいトーストを食べられます。
扉の開き方や庫内構造で選ぶ
扉の開け方は「縦開き」と「横開き」の2種類があります。縦開きは利き手がどちらであっても開きやすく、左右の空間を気にすることなく設置できます。しかし、高さのある場所に設置する場合は、中の食材を出し入れしにくくなるため注意が必要です。
一方、横開きは高さに関係なく設置でき、食材の出し入れも行いやすくなっています。ただし、利き手によっては扉の開閉に不便さを感じたり、左右の空間が狭ければ扱いにくかったりするのが難点です。いずれにしても、設置場所に合わせて選ぶことが大切です。
また庫内構造は「ターンテーブル式」と「フラットテーブル式」の2種類があります。ターンテーブル式は庫内に回転する耐熱皿が付属しており、比較的リーズナブルな価格で販売されています。一方、フラットテーブル式は庫内に耐熱皿がないため、お手入れがしやすいのが特徴です。ただしターンテーブル式と比較すると、価格は高めとなっています。
求める機能があるか
オーブンレンジは、製品によってさまざまな便利機能が搭載されています。例えば食材に応じて適切な調理を行うセンサー機能があれば、手間を省きながらおいしい料理を味わえます。
油を使用せずに揚げ物を作りたい人は、ノンフライ機能が搭載されているものを選択しましょう。カロリーが気になっている人でも安心です。
付属している角皿を使用する2段調理機能は、上下で別の調理を行えるため時短につながります。一度に多くの調理を行えるため、パーティーなどでも活躍するはずです。
ほかにも解凍機能や脱臭機能、自動お手入れ機能なども、あると便利な機能です。とはいえあれもこれもと欲張ってしまうと、どんどん価格が上がってしまいます。予算に合わせて、自分が欲しい機能の優先度を決めて選ぶのがポイントです。
縦開き・庫内フラットタイプのおすすめオーブンレンジ
縦開きのオーブンレンジは、利き手に関係なく開け閉めやすいのが特徴です。フラットテーブル式であれば、庫内の掃除も簡単に行えます。ここでは、縦開きかつフラットテーブル式のオーブンレンジを紹介します。
パナソニック「スチームオーブンレンジ ビストロ NE-BS658」
パナソニックのスチームオーブンレンジは、時短調理を行える機能が豊富に搭載されています。例えば中華10分機能を使用すれば、2~3人分の中華の定番料理6メニューを10分で調理できます。ほかにも揚げ物メニューや煮物も10分で調理できるため、忙しいワーママにぴったりです。
和食定番メニュー50種類を自動で調理する機能も搭載されており、忙しい人だけではなく料理が苦手な人でも楽に食事の準備を行えます。ロック機能が付いているため、子どもが誤って操作してしまう心配もないでしょう。
コンパクト設計のため、狭いスペースでも設置できるのもおすすめポイントです。
商品名:パナソニック スチームオーブンレンジ ビストロ NE-BS658
日立「ヘルシーシェフ MRO-W1Z」
日立のヘルシーシェフは、食品の表面温度と重さを計って、加熱の度合いや時間を自動で調整できる「Wスキャン機能」が付いています。大火力で一気に調理することができるため、野菜から水分が出ないうちに調理し、シャキシャキの食感を出せる点も特徴です。
パンに関するオートメニューは、トーストやバターロールなどの基本4パターン、応用を含めると10パターンあります。またオート機能を使えば、レシピサイトで人気のメニューや、食品メーカーとコラボした料理を手軽に作れます。忙しい人や料理が苦手な人でも、簡単に手の込んだ料理に挑戦できるでしょう。
スマートフォンと連動させれば、毎日おすすめのレシピを提案してくれるため、献立に悩む手間を省けます。シンプルなデザインは、どんなインテリアにもなじむでしょう。
商品名:日立 ヘルシーシェフ MRO-W1Z
東芝「過熱水蒸気オーブンレンジ ER-WD3000」
東芝の過熱水蒸気オーブンレンジは、「石窯おまかせ焼き」を活用すれば本格的なオーブン料理を自宅で手軽に楽しめます。好きな食材を選んでスタートするだけと、難しい操作を行う必要もありません。食材に合わせて自動で温度も時間も設定できます。
庫内はラウンド石窯ドーム構造となっており、ムラを抑えた焼き上がりを実現しています。中までじっくり火を通すため、ジューシーな仕上がりに。冷凍した食パンもトーストできるのがうれしいポイントです。
焼き色もきれいに仕上がるため、「子どもと一緒にパン作りを始めたい!」など、オーブンレンジを初めて利用するママもチャレンジしやすいでしょう。奥行きが39.9cmとコンパクト設計のため、省スペースでも設置できます。
商品名:東芝 過熱水蒸気オーブンレンジ ER-WD3000
横開き・庫内フラットタイプのおすすめオーブンレンジ
横開きのオーブンレンジは、高い場所に設置したとき食材の出し入れを行いやすいのが特徴です。左右の空間に余裕があれば、スムーズに開閉できるでしょう。ここでは、横開きかつフラットテーブル式のオーブンレンジを紹介します。
シャープ「オーブンレンジ RE-F161」
シャープのオーブンレンジは、頻繁に使用するボタンが大きめに設計されているため、使いやすさを重視したい人におすすめです。トーストも自動で調理できるため、忙しい朝でもスムーズに調理を行えるでしょう。
庫内はフラットテーブル式となっており、大きめのお弁当を温める際も便利です。「らくチン!センサー機能」の搭載で、加熱時間を設定しなくても食材に応じて自動で温めてくれます。
商品名:シャープ オーブンレンジ RE-F161
東芝「オーブンレンジ ER-W16」
東芝のオーブンレンジは、庫内に撥水・撥油コーティングが施されており、汚れが付きにくくお手入れしやすいのが特徴です。フラットテーブル式なので、簡単に掃除できます。
トーストは自動で調理できるため、時間や温度設定の必要はありません。ただし片面焼きなので、ブザーが鳴ったら裏返しましょう。トーストが終了した後に、グリル機能を活用すれば、焼き加減の調整も行えます。
商品名:東芝 オーブンレンジ ER-W16
横開き・庫内ターンテーブルのおすすめオーブンレンジ
ターンテーブル式は回転する耐熱皿が付属しており、リーズナブルな価格で購入できます。フラットテーブル式のオーブンレンジよりも費用を抑えられるものの、機能が豊富に搭載されている製品もあり、調理の幅を広げられるでしょう。
ここでは、横開きかつターンテーブル式のオーブンレンジを紹介します。
アイリスオーヤマ「オーブンレンジ16L MO-TJ2」
アイリスオーヤマのオーブンレンジは、12種類の自動メニューが搭載されています。シンプルな設計にもかかわらず、必要な機能が揃っており、初めてオーブンレンジを購入する人でも使いやすいでしょう。
オーブン機能は100~200℃に温度調整を行えるため、お菓子作りはもちろん、本格的な料理も作れます。上下に付いたヒーターが庫内を温めるため、中はふっくらと、外はかりっとした食感に仕上がるのも人気の理由です。幅28×奥行28.6×高さ16.8cmと広めの庫内で、トーストを一度に2枚焼くことができます。
高火力で焼き上げるグリル機能を活用すると、こんがりと香ばしい料理が完成します。レンジは3段階の出力切り替えを活用することで、食材に応じた温めが可能です。
商品名:アイリスオーヤマ オーブンレンジ16L MO-TJ2
パナソニック「オーブンレンジ NE-T15A4」
パナソニックのオーブンレンジは、1280wの出力でトーストをこんがり焼き上げます。レンジは最大950wまで出力を調整でき、強加熱で素早く温められます。
フライ温めや全解凍、半解凍などの自動メニューも搭載されており、調理の手間を省きたい人にもおすすめです。ロック機能を利用すると、子どもが誤って操作するのを防げます。
商品名:パナソニック オーブンレンジ NE-T15A4
オーブンレンジの正しい使い方
オーブンレンジを使用する際は正しく設置を行い、使用方法を守ることが大切です。間違った使い方を行ってしまうと、故障や火災の原因ともなるため、事前に確認しておきましょう。ここでは、オーブンレンジの正しい使い方を紹介します。
上に物を重ねない、壁から離す
オーブンレンジを設置する際は、壁から離し、上に物を置かないようにしましょう。オーブンレンジで調理をすると本体が高温となるため、周辺に物があると焦げたり変形したりする恐れがあります。
また庫内の換気を行うためにの吸気口と排気口を塞ぐと、うまく換気ができなくなってしまい故障の原因となります。周辺から離す距離は製品によって異なるため、問題なく設置できるか事前に確認を行いましょう。
参考:安全/正しい使い方|オーブンレンジ・電子レンジ│家電機器│製品分野別情報│JEMA 一般社団法人日本電機工業会
アルミホイルは「オーブン機能」で使用
オーブンレンジの「レンジ機能」を利用する際、アルミホイルを使用するのはNGです。火花が散り、故障や火災の原因となってしまいます。しかし、「オーブン機能」を活用する場合は、火花が飛び散ることがないため、問題なく使用できます。
アルミホイルを使用することで、焦げ目を調整したり、包み焼きに活用したりと調理の幅が広がります。ただしオーブンレンジの種類によって異なる場合もあるため、事前に取扱説明書をよく読んで、利用できることを確認してから使用しましょう。
参考:電子レンジでアルミホイルは使えますか? | よくあるご質問 | 株式会社ノジマ サポートサイト
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