【目次】
・観葉植物【パキラ】とは?
・パキラの正しい育て方
・パキラを育てる上での注意点
観葉植物【パキラ】とは?
初心者でも育てやすい植物
一般的にパキラとは、メキシコや中南米が原産地の観葉植物のことを言います。
パキラは卓上サイズのものから2メートル程の大きさのものまであるのだそう。太い幹からはさまざまな方向に伸びる枝がついていて、その枝には5〜7枚の葉がつき、それぞれ傘を差しているように見えるのが特徴的です。
またパキラは生命力が強いため、日光が当たる場所はもちろん、日陰でも育つよう。乾燥や病害虫にも強いと言われているので、こまめに世話ができない場合や、観葉植物のお手入れに慣れていない人でも育てやすいのだとか。
ただし気温が5℃以下になると枯れやすくなるため、寒さ対策はしっかり行う必要があるようです。
花言葉は「快活」「勝利」
パキラには「快活」と「勝利」の2つの花言葉があるそうです。
そのため、自宅のインテリアとして飾るだけでなく、お店の開店や開業のお祝い時に贈ったり、受験やプロジェクトを控えた人への験担ぎとしてプレゼントしたりと、今後の発展を願うタイミングで使われることも多いようです。
風水としても人気がある
パキラは「発財樹」や「マネーツリー」とも呼ばれ、金運アップに効果があるとされている観葉植物です。下向きの葉で、悪い気を鎮め金運を高めてくれると言われているよう。
他にもパキラは細長い葉を持っているため、風水では強い気を発する効果がある観葉植物だと言われているのだそう。そのため、エネルギーが必要な場所に置くのがよいとされています。
仕事運を上げるため職場のデスクの側などに置き、風水効果を得ようとする人も多いのだそうです。
パキラの正しい育て方
1. 風通しをよくする
観葉植物にとって「風通し」は大切なポイントだと言われています。パキラも同様、風通しの良い場所へ置いてあげるのが推奨されているよう。
植物は光合成で二酸化炭素を吸って酸素を排出します。光合成に必要な二酸化炭素を与えるには、風通しをよくする必要があります。
また、風通しが悪いと湿った土がなかなか乾かず、土が湿った状態が続くと根腐れしてしまうこともあるそう。
とくに夏場は気温と湿度が高くなるので、毎日20分ほど窓を開け換気するのが理想的なのだとか。ただし、エアコンやヒーターの風が直接当たる場所はストレスになるため、避けることをおすすめします。
2. 水やりのタイミングに注意する
パキラが元気に育つためには「水やり」も大切なポイントです。
基本的には「土が乾いたら水を与える」のがベストだと言われています。日当たりのいい場所で育てているパキラの場合はたっぷりと、日陰で育てているパキラの場合は少々乾燥気味に水やりするのが推奨されているそう。
また、冬は水の量を減らし乾燥気味にするのが良いのだとか。ただし、冬でも気温が15度以上になる地域の場合は、通常の水やりと同じように行うのがおすすめされています。
水が不足していると、葉は重力に負けて下を向いてくるそうなので、「葉に元気がないと感じたら水やりのタイミング」というように、土だけでなく葉の状態も見て水やりの時期を見極めるといいかもしれません。
3. 生育期に肥料を与える
パキラなどの鉢植えの観葉植物に使われている土には、あらかじめ元肥(もとごえ)と呼ばれる肥料が混ぜ込んであります。元肥だけでは元気が出ない場合に、追加で肥料を与えるのが一般的なようです。
パキラは肥料がなくても育つ植物だと言われていますが、もし肥料を与えるのなら生育期(4〜10月)がおすすめだそう。与えるタイミングは10日〜2週間に一回程度と言われており、種類は「液体肥料」が適しているのだとか。
ただし、土の中の肥料濃度が高くなると根が必要な栄養素を吸収できなくなってしまうため、肥料の与え過ぎには気をつけましょう。
パキラを育てる上での注意点
与える水のバランスで枯れる可能性も!
一般的に観葉植物が枯れる原因は2つあると言われています。
①水切れ(水が不足している状態)
②根腐れ(水の与え過ぎで根が痛んでしまう状態)
枯れてしまうのは、このどちらかがほとんどだそうです。
重要なのはどのような鉢を選び、どのくらいの頻度でどのくらいの水を与えるか。とくに見落とされやすいポイントは、鉢の底に穴があるかないか。この穴の有無によって水やりの方法が変わるのだそうです。
穴のある鉢
鉢の底に穴が空いている場合は、土が乾いたら穴から水が出てくるまでたっぷりとあげます。少し多めにあげてしまったとしても、余分な水が穴から出るので、比較的管理しやすいのが特徴です。
しかし水を溜めることができない分、こまめな水やりを忘れてしまうと枯れる可能性もあるので注意が必要です。
水やりの頻度は、土の中に割り箸を刺し、割り箸に土がつかなかったら水を与えるというのを目安にします。土がついている場合は、まだ土の中が湿っている証拠になります。
穴がない鉢
穴がない鉢のよいところは、穴から水が流れていかない分、水を鉢の中に溜めることができ、水やりの頻度を比較的少なくできることです。水やりが面倒な人におすすめと言われていますが、必要以上に水が溜まってしまうと、根っこが呼吸できなくなり根腐れを起こす原因になります。
水やりの頻度は穴ありの鉢と同じく、割り箸を土の中に刺して土がつくかを見る方法がおすすめです。土の中が乾いていることを確認したら、鉢の1/3程まで水を与えましょう。
1週間くらい様子を見ることで、大体の水やりのペースが掴めてくるはずです。
葉に霧吹きをして害虫予防も
葉にホコリや汚れなどが付いたままでは、植物は呼吸がしにくくなってしまいます。さらには虫がつきやすくなってしまう可能性も。
葉に霧吹きをすることを日々のルーティンにし、ホコリを落としながら害虫の対策もしていきましょう。