感謝と復帰予定を入れることがポイント
産休の挨拶で必要なのは、在職中にお世話になった人たちへ「感謝の気持ち」と「今後のスケジュール」「後任者の紹介」「復帰に対する意気込み」です。
出産というおめでたい出来事ですが、今後も職場に残る人たちに仕事の負担がかかってしまうのは避けることができません。今後の業務が少しでも円滑に進むよう、感謝の気持ちとともに、把握できている限りのスケジュールも伝えておくと丁寧です。復帰予定を入れると、産休が明けたときにスムーズに復帰することに期待できます。
今回は自身が出産という立場になりますが、今後は支える立場になることも十分に考えられます。自身が支える立場になったときに、どんな情報が分かっていると安心できるのかを考えると、挨拶の内容も自然とまとまるでしょう。
挨拶時にギフトを配るならお菓子がおすすめ
挨拶とともに何かギフトを配りたいと考えている人も多いのではないでしょうか。ギフトを配るなら、休憩時間などに職場の人も手に取りやすいお菓子がおすすめです。
個包装のものを選ぼう
お菓子を選ぶ際は、それぞれに手を伸ばしやすく量の把握もしやすい個包装のものがおすすめです。個包装であれば手を汚すことなく口にでき、仕事の合間でも気軽に食べることができます。
また、大人数に配るお菓子を用意するとなると、個数を数える必要も出てきます。個包装になっていれば数も数えやすく、配りやすいというメリットもあります。
その場で切り分ける必要があるお菓子は、その場で食べてしまわなくてはなりません。中には今すぐ食べない人もいるでしょう。個包装のお菓子は、その場で渡せない人の分も衛生的に取っておくことができます。
生ものや冷蔵・冷凍が必要なものは避ける
受け取ったお菓子をどんなタイミングで食べるかは、人それぞれです。仕事の都合ですぐにお菓子を受け取れない人もいるでしょう。そのため、生ものや冷蔵・冷凍保存が必要なお菓子は避けるのがベターです。
また、室温によって状態が変化しやすいチョコレートが使われているようなお菓子も注意が必要です。チョコレートが溶けて食べにくいだけでなく、味にも変化が生じてしまう場合があります。
そのため、渡す時季の気候なども踏まえ、なるべく常温で保存でき日持ちがする焼き菓子・羊羹・おせんべいなどがおすすめです。
挨拶と一緒に手渡しがベスト
お菓子などのギフトは、挨拶と一緒に一人一人手渡しをするのが丁寧です。しかし、やるべき仕事が残っていたり配る人数が多過ぎたりすると、そんな時間もなかなか取れない場合が多いでしょう。
特にお世話になった人には、丁寧な挨拶とともに直接手渡しましょう。人数が多い場合はその場の責任者に託し、一言メッセージを添えてお菓子を渡します。各々仕事がある中での対応になるため、作業の妨げになるような行動は避け、迷った場合は上司に相談してみるとよいでしょう。
出産を控え、ただでさえ不安な時期です。早めに準備をすることで、職場の人の負担も自身の負担も軽くすることができます。これまでの感謝の気持ちをしっかりと伝え、万全の態勢で赤ちゃんを迎えましょう。
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