社外の人は産休に入る1カ月前
社外の人に向けた挨拶も、約1カ月前には済ませておきましょう。お世話になった機会が多く、今後も引き続き関わりのある相手であれば、事前にアポイントを取り後任者とともに直接挨拶に伺います。
会社と社外の人との関わりは、自身が産休に入った後も続きます。お互いの関係が今後も良好に続き、信頼を損なわないためにも、丁寧に心を込めて感謝の気持ちを伝えるのが礼儀です。
「スケジュールが合わない」「体調によって直接挨拶に行くのがむずかしい」といった場合には、相手の忙しくない時間帯を見計らって電話をしたり、メールや手紙を送ったりして気持ちを伝えましょう。
具体的な挨拶内容と押さえるべきポイント
挨拶の例文と、その際に押さえておきたいポイントを解説します。感謝の気持ちを伝えるとともに、相手が知りたい情報を明確にしておくことが大切です。
メールでの挨拶例
メールでの挨拶では、必要事項を簡潔に分かりやすく述べましょう。件名で何についての挨拶なのかを明確にしておくと、読み手も理解しやすくなります。ここでは社内の人向けの挨拶の例を紹介します。
メールでの挨拶例(社内の人向け)
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件名:【○○部署 ○○(氏名)】産休のご挨拶
お疲れさまです。○○部署の○○(氏名)です。
私事になりますが、この度〇月〇日より産休に入らせていただくことになりました。
休暇中の業務につきましては、○○さんに引き継いでいただきます。
最終出社日は、〇月〇日を予定しております。
不在の間、皆さまにはご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございません。
現時点では、〇年〇月に復帰させていただく予定となっております。
その際は、再び一緒にお仕事をさせていただけましたら幸いです。
在職中は皆様に大変お世話になり、本当にありがとうございました。
メールでの挨拶となってしまい大変恐縮ですが、
皆さまとまた一緒に働ける日を楽しみにしております。
株式会社○○
○○部署 ○○(氏名)
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メールには、「産休に入る日付」と「後任者の名前」、「復帰予定の時期」を忘れずに明記しましょう。これまでのお礼とともに復帰後への意気込みを書いておくと、より丁寧です。
口頭での挨拶例
口頭での挨拶は、相手が聞き取りやすいよう、はっきりとした口調で述べましょう。
時節柄マスクをして人前で話す機会も増えています。マスクをしていると声がこもりにくいため、自身が思っているよりも大きな声で伝えるのがコツです。
口頭での挨拶例(社内の人向け)
「この度、出産のため〇月○日より産休に入らせていただくことになりました。皆さまにはご迷惑をおかけすることとなりますが、復帰した際にはこれまで以上に頑張りますので、よろしくお願いいたします。
今後の私の業務に関しましては、○○さんに引き継いでいただきます。皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。」
時間が限られているため、長くなり過ぎない程度に、感謝の気持ちと必要事項を明確に伝えましょう。